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朝礼ネタ帳(第53回)
ランチタイムの過ごし方がビジネスの成否を分ける
- 公開日
- 2025-12-09

食事をして、ボーッとしたりスマホをいじっていたりすると、あっという間に終わってしまう昼休み。しかし、それだけで終わらせてしまうのはもったいない話です。
昼休みはたった1時間程度しかありませんが、塵も積もれば山となるというように、使い方次第で、5年後、10年後には何か身についているかもしれません。今回は限られた時間でできる、昼休みの活用法を紹介します。
気心の“知れない”人たちとのランチがビジネスを動かす
今まで昼休みをボーッと過ごしていた人にとって、その時間をどのように活用するかはなかなか想像がつきにくいものです。しかし、一部のビジネスパーソンは、昼休みの時間もビジネスに繋がるように利用しています。
たとえば「ランチミーティング」です。部下や同僚とのランチは、チームの連携を強くすることができます。仕事中は話しづらいことも休憩中なら気軽に話すことができます。
ランチミーティングの良い点は、あまり親しくない人とも話ができる点です。同じチームでありながら普段はあまり交流しない人とも会話できるため、意外なところに接点が発見できたりします。
最近では、人脈を作る目的でランチ会を開催している団体もあり、営業マン、経営者、起業家などが参加しているようです。これなら単なるランチも、ビジネスパートナーとの出会いという、より価値のある時間に変えることができます。
いつもの気心の知れた人だけで食事に行くのも良いですが、残念ながらそれではビジネスの人脈の幅が広がる可能性は少ないでしょう。
たった1時間の読書や運動が力になる
ランチミーティングのほかには、読書や勉強をするのも良い手段です。時間はたった1時間しかありませんが、それがかえって集中力を高めることになります。たとえ短時間であっても、続けることができれば大きな力になるでしょう。
また最近では、昼休みにヨガやジョギングを行う人が増えているようです。身体を動かすとストレス解消にもなり、午後の仕事がはかどります。ヨガスタジオのなかには、昼休み専用のレッスンを設けているところもあるようです。汗をかきにくい軽いストレッチなら、着替える必要もなく手軽に始めることができます。また、運動とまではいかなくても、20分程度の散歩をして気分転換をする人も多いようです。
ただし、あまり本気に取り組みすぎると、疲れて午後の仕事に支障をきたすことになるので、運動はほどほどにしておきましょう。
昼休みを「3分割」する人気ブロガーの技術
昼休みの具体的な活動例として、「はまラボ」というブログを運営し、「会社員のための究極のタスク管理」という著書を出版している濱中省吾さんの過ごし方を見てみましょう。濱中さんはサラリーマンとブロガーの二足のわらじを履いていますが、昼休みを3分割し、無駄なく時間を活用しているそうです。以下に時短術を紹介します。
(1)最初の30分間は、会社の同じチームのメンバーと食事をします。仕事の進捗状況や相談事などを話したり、雑談でコミュニケーションをとるようにしているとのこと。
(2)食後20分で、ブログの執筆や、読書、勉強などプライベートなことを行います。短い時間だからこそ、集中することができるといいます。
(3)最後の10分間は、昼寝の時間。頭の疲れをとると、午後も仕事に集中できるのだとか。また、この時にさまざまなアイデアが浮かびやすいそうです。
最初からここまでビシっと時間を区切って過ごせる人は少ないでしょうが、やることを明確にすることは、時間を有効活用するためのはじめの一歩といえるでしょう。
もちろん、昼休みにスマホを操作したりボーッと過ごすことを否定しているわけではありません。しかし、やることがなくて仕方なくそのように過ごしてしまっているのであれば、この機会に考えなおしてみてはいかがでしょうか。
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