2016.02.01 (Mon)

朝礼ネタ帳(第21回)

読書の秋。少しの変化で、より実りある読書に!

涼しい秋の読書は楽しいものです。しかし、普段本を読む習慣があまりない人が、やみくもに本を読み進めても、少し経つとどんな話だったかまったく覚えていない…なんてこと、経験ありませんか?これでは、他人から言われたことを覚えていないようなもので、自分の身になりません。せっかくの読書を忘れてムダにしないよう、読んだ内容を記憶する読書方法を実践してみませんか。今回は“記憶する読書”について考えたいと思います。

記憶の2つのパターン

人間の脳が情報を記憶するのは、その情報が重要であると判断した場合です。脳に情報を記憶させるためには2つのパターンがあります。

  • 強く心を動かされた
  • 内容が反復された

本の内容を面白いと感じて、心が動かされれば自然と覚えますが、そうでないときは内容の反復しかありません。反復は、7日から10日以内に3~4回のアウトプットをすると良いそうです。どこかに感想を書くことや、誰かに本の内容を話すなどのアウトプットを行うことで、記憶を定着させましょう。

15分、45分、90分

人の集中力が続く時間は限られています。そのなかでも集中しやすい時間の長さがあり、その時間は15分、45分、90分と言われています。小学校の授業の長さは45分。大学の授業は90分と、集中しやすい時間に設定されています。読書をする時も、このような時間の長さに区切ると集中しやすいかもしれません。

読み方の工夫

本の読み方も、少し工夫をすることが大切です。ここでは簡単にできる読み方の工夫を3つご紹介します。

  • 同じジャンルをまとめる
  • 印をつける
  • 読み方の深さを変える

同じジャンルをまとめるとは、同系統の本をできるだけまとめて読み、記憶を芋づる式にする方法です。これは、何か1つの記憶をきっかけに、次々と内容を連動して思い出すという記憶の特性を活かした読み方です。
印をつけて読むことも効果的です。気になったところなどに線や文字を書きこんで記憶をします。本を汚すことを嫌う方もいますが、最近ではインクが消せるペンも販売されているので、書き込みながら読んでみてはいかがでしょうか。
本によって読み方の深さを変えることも有効な方法です。すべての本を最初から最後まで読むのではなく、内容によって読み方の深さを変え、必要な情報を絞ることで、内容を覚えることが容易になります。例えば文字が太線になっているところや、目次から自分の気になるところだけを拾い読むなど、まずは“浅く”読み始めるのも一つの手です。

このように記憶するための読書の方法は色々あります。大切なことは自分にあった読書法を見つけ、自身が楽しくなるような工夫をすることです。涼しい秋の季節、本を読んでいると眠くもなりますが、少しでも実りある読書を実践してみましょう。

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