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2016.02.01 (Mon)

朝礼ネタ帳(第7回)

桜にまつわるエトセトラ

  別れと出会い、新しいスタートの季節を彩り、日本人にこよなく愛される桜。仕事仲間との花見はコミュニケーションを円滑にしてくれるいい機会でもあります。

 今回は、何故これほどまでに桜が多くの人に親しまれるようになったのか、桜に関する歴史や逸話、うんちくなど、花見の席でも語れる桜にまつわる話をご紹介します。

花見の始まり

 花見の始まりは、奈良時代に中国から伝来した梅を鑑賞する貴族の行事が起源だと言われています。「万葉集」には桜より梅に関する歌のほうが多く詠まれています。それが平安時代以降、梅よりも桜の花見が主流になったようです。

 豊臣秀吉も「醍醐の花見」と呼ばれる大規模な花見を催しました。花見が庶民の行楽として広まっていったのは江戸時代で、八代将軍徳川吉宗は、隅田川堤や飛鳥 山など江戸の各地に桜の植樹を盛んに行い、花見を奨励しました。川沿いに桜を植えるのは、多くの花見客を集め地盤を踏み固める効果を狙ったものだとも言わ れています。

ソメイヨシノはクローン

 今や日本の桜のおよそ8割を占めるソメイヨシノは、江戸時代末期、染井村(現在の東京都豊島区駒込)の植木職人が観賞用として育成した品種とされています。明治時代になると学校や公園、川沿いに植えられ全国に広がりました。

 そのソメイヨシノ、実はクローンだったということをご存じでしょうか。この品種は、種子では増やすことができず、すべて接ぎ木や挿し木など人工的に増やされ たクローンだそうです。そのためそれぞれの木が同じ遺伝的特徴を持ち、同一条件のもとで一斉に開花するということです。

 その開花予想には、統計上の目安として2月1日以降の「最高気温」の積算が600℃を超えると開花する「600℃の法則」というのがあるそうです。これもソメイヨシノのDNAのなせるわざでしょうか。

ワシントンD.C.の桜とその返礼の花

 花見は日本だけのものではありません。今や人気名所となった米国の首都ワシントンD.C.の全米桜祭りには百万人以上の人が訪れるそうです。

 明治 の終わりに友好のあかしとして日本から贈られた桜が始まりというのは有名な話ですね。では、その返礼として1915年、米国から日本に送られた花があるこ とをご存じでしょうか。今では公園や街路樹で多く見受けられるようになった花です。今年でちょうど100年、その花とはハナミズキだそうです。

 研究の成果から桜色の家庭用LED照明も商品化されているように、桜のピンク色にはリラックス効果があるそうです。普段はなかなか率直に話をすることが難しくても、満開の桜の下ではざっくばらんに振る舞えるのも桜の効果なのかもしれません。皆さんも、職場の仲間と花見に出かけ、話に花を咲かせて親睦を深めてみてはいかがでしょう。

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