2016.03.30 (Wed)

朝礼ネタ帳(第34回)

有名企業経営者の愛読書

posted by KEISUKE /studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

 読書は知識量を増やし、視野を広げてくれます。多くの経営者は、忙しい時間をやり繰りし、たくさんの本を読んでいるそうです。しかし、自分で選ぶ本は、似たようなタイプのものになりがち。そこで、他の企業経営者がバイブルとしている本を選んでみてはいかがでしょう。新しい知識を得ることができるかもしれません。経営者・上司から、若手社員へのおすすめ本として紹介できるような、有名企業経営者の愛読書を取り上げます。

『竜馬がゆく』司馬遼太郎

 多くの経営者に愛読されており、特にソフトバンク株式会社代表取締役会長の孫正義氏に影響を与えた本としても知られています。坂本龍馬の生涯を壮大なスケールで描いた歴史小説で、人生の一冊として挙げる人が多い名著。司馬遼太郎の作品は経営者に人気が高く、他に『坂の上の雲』『この国のかたち』などもよく読まれているようです。

『ドラッカー 365の金言』P.F.ドラッカー

 P.F.ドラッカーの作品も多くの経営者から支持されています。三井物産代表取締役会長の飯島彰己氏が愛読するこの本は、マネジメントの父といわれるP.F.ドラッカーの入門書としてもおすすめの一冊。P.F.ドラッカーの著書では他に『マネジメント』『プロフェッショナルの条件』も人気があります。

『論語』

 SBIホールディングス代表取締役執行役員CEOの北尾吉孝氏が愛読する一冊。『論語』も多くの経営者が愛読書として挙げることが多い本です。孔子とその門弟たちの言語録で、中国古典の四書のひとつ。プライベートにおいても役に立つ教えが多く、常に持ち歩くという人も多いようです。

『プロフェッショナルマネージャー』ハロルド・ジェニーン

 ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏が経営の教科書にしているという一冊。著者は、巨大コングロマリット米ITTの社長兼CEO として、58四半期(14年半)連続増益を遂げた伝説の経営者です。実体験をもとにした経営論は、社員教育にも役立つ名言が多いとのことです。

『[決定版]菜根譚』守屋洋

 住友生命保険代表取締役会長の佐藤義雄氏が愛読する『[決定版]菜根譚』は、中国古典を読みやすく再構成した一冊です。松下幸之助氏や田中角栄氏なども愛読したとのこと。儒教、道教、仏教をもとに人生の知恵や処世術を説いた内容で、生きる上でのヒントとなる言葉が満載です。

『マキアヴェッリ語録』塩野七海

 エステー取締役会議長兼代表執行役会長、鈴木喬氏やシンフォニアテクノロジー(旧・神鋼電機)相談役の佐伯弘文氏が愛読する一冊。ルネサンス期を代表する思想家マキアヴェッリの言葉をまとめたものです。人間の本質について説かれた時代を超えて読み継がれる名著です。

『トレードオフ』ケビン・メイニー

 アサヒビール代表取締役社長、小路明善氏が愛読する本です。著者はこの本で、企業が成功するには“上質”か“手軽”どちらかを選ぶべきだと説いています。戦略とは捨てることという考え方は、何かにチャレンジする際の心構えとしても捉えることができます。

 興味を引く本はありましたか? 経営者の方々は、ビジネス書やハウツー本だけでなく、ビジネスとは関連の薄いジャンルの本も読んでいるようです。さまざまな分野の本を読むことで柔軟な発想力が生まれ、新しい知識を獲得することにつながるのかもしれません。この機会に、これまで読んだことのないジャンルの本に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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ライター・ウェブディレクター。プロのダンサーから転身。就職サイト、社会人向け情報サイト、エンタメサイトのウェブディレクターの経験を経て、記者、フリーライターとして活動しつつ、某テレビ局のサイト立ち上げ、コンサルなど幅広く活動している。

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