製造機器や工作機にセンサを取り付け、製造現場の見える化をサポート置くだけIoT

お客さま環境に応じたセンサーをつかい、「現状の見える化」を提供し、カイゼン活動をサポート
「置くだけIoT」とは
「置くだけIoT」では、工場内の製造機器に後付けでセンサーを取り付けることにより、製造機器の状態を把握するソリューションです。
そのデータをクラウド上に蓄積し、ダッシュボードでグラフとして表示することが可能です。
グラフ化したデータから、製造機器の稼働状態が把握でき、チョコ停※や異常停止等を迅速に把握することで、業務のカイゼン活動のサポートが可能です。
近年では、このような製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を「スマートファクトリー化」とも呼びます。
- ※製造設備のトラブルにより、数分から数十分レベルで生産停止をすること。
クラウドのダッシュボードでは、インターネット接続環境があればどこからでも製造機器の稼働状態が確認できる他チョコ停や、異常停止時にメールでお知らせするアラート通知機能も備わっています。
- ※本ソリューションのご利用には、インターネット接続環境およびAWS(Amazon WorkSpaces)のご契約が必要です(ご契約されているお客さまは、新規での契約は不要です)。
- ※AWSは、米国およびその他の諸国におけるAmazon.com,Inc.またはその関連会社の商標です。
ソリューション概要
製造機器の稼働状況を一元的に把握
- プレス機や裁断機等、工場内で稼働する機器の稼働状況を一元的に把握
見やすいクラウド画面でアラート通知設定も可能
- センサーを設置した機器の稼働状況をクラウド画面で一元把握
- 細かい閾値設定で、柔軟なアラート通知の設定が可能
- インターネット接続環境があればどこからでもクラウドのダッシュボードの閲覧が可能
- ※画像はイメージです。
機器構成イメージ
- ※1お客さま要望のセンサー利用時は検証期間が必要になります。
- ◎本ソリュ―ションはAWSのアプリケーション(ダッシュボード)、IoTゲートウェイ、各種設置設定作業が含まれており、センサーは電流センサー、振動センサーまたは、お客さま要望のセンサーを選ぶことができます。詳しくは、弊社営業担当者にご確認ください。
お客さま環境に応じた「現状の見える化」を提供します。
提供条件
留意事項
- ご利用には、インターネット接続環境が必要です。ただし、ご契約には契約名義と同名義のフレッツ光の回線契約がNTT東日本エリア内に必要です。
- ご利用には、AWS(Amazon WorkSpaces)のご契約が必要です(ご契約されているお客さまは、新規での契約は不要です)。
- 当社対応センサーについては弊社営業担当にお問い合わせください。
- ご利用にかかわる初期費用・月額利用料等はお客さまのお申し込み内容(回線手配の有無、センサーの種類など)によって異なります。詳しくは弊社営業担当にお問い合わせください。
提供機能一覧
本サービスで提供する機能・提供条件は以下の通りです。
- 横にスクロールします
機能 | 種類 | ||
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見える化機能 | データの見える化 | 取得センサーデータ | ①電流値のみ ②振動値のみ ③電流値+振動値 上記データの現在値およびタイムライン |
アラート設定 | さまざまなアラート基準値をお客さま自身で設定可 | ||
死活監視設定 | 業務時間に応じた時間での死活監視ルールの設定 |
別途ダイヤモンドサポートをご契約いただくと以下のサポート機能が付属します。
- 横にスクロールします
機能 | 種類 | ||
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サポート化機能 | 問い合わせ受付 | 問い合わせ受付 | 24時間365日 |
クラウド利用サポート | クラウドの故障診断、クラウド画面の操作方法(別途折り返し連絡) | ||
トラブルシューティング | 故障診断 | ヒアリングによる故障個所の特定 | |
故障機器メーカー手配 | 機器メーカーへの問い合わせ代行 |
業種別の活用イメージ
自動車部品工場で「置くだけIoT」を使用した際の、活用イメージをご紹介いたします。
自動車部品の製造、加工、塗装
- 規模
- 従業員数50~300人
- 課題
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- 設備トラブル時の対応時間を削減したい
- 段取り替え時間※を削減したい
- ※現在の加工が終わった時から、次の加工の最初の良品が出るまでの時間のこと。
- 現状
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- トラブル時、故障個所の特定に時間を要している
- 段取り替え時間が日報では正確に把握できていない
- 取組内容
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- プレス機に電流、振動センサーを設置
- 以下3ステップで実証実験を実施
STEP1 データ収集
- プレス機にセンサーを設置して、データを収集する
STEP2 分析
- プレス機の異常発生時の振動、電流変化を分析する
- 段取り替え時間のセンサデータ値を把握する
STEP3 カイゼン
- 異常発生時のデータにより、異常個所の特定し、初期稼働の迅速化を図る
- 段取り替えに時間を要している作業を具体化し原因を究明する
- 想定される効果
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- 振動データの振れ幅で、段取り替え時間の見える化、製造物ごとの振動値の差異の見える化が可能になる。
業務の効率化には段取り替え時間の短縮は必須であり正確な時間の把握はカイゼンのためにとても有用。 - 故障個所の把握は職人のスキルによるものが多いが、故障個所の把握につながる電流データの傾向などを発見しデータで特定できるようになればスキル面での課題解決が期待できる。
- 節電のためには各設備ごとの対策が必須であるが、設備ごとの電流値を見える化することでカイゼン策の検討材料となる。
- 振動データの振れ幅で、段取り替え時間の見える化、製造物ごとの振動値の差異の見える化が可能になる。
- ◎記載の内容は、自動車部品工場で「置くだけIoT」を導入した場合に想定される効果であり、必ずしも同様の効果があることを保証するものではありません。
センサーを取り付けたプレス機の稼働状況の「見える化」部分の効果を想定しています。