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2017.05.02 (Tue)

朝礼ネタ帳(第87回)

仕事で疲れた時は「コーヒー」よりも「紅茶」!?

 集中して仕事をしていても、その集中をずっと続けることは難しいです。その際は、お菓子や飲み物をとり、少しばかりの休憩を挟んだ方が、仕事もはかどりやすくなります。

 そんな中、休憩時の飲み物に「紅茶」をチョイスすることが、仕事に良い影響を与える、という調査結果が発表されました。

紅茶は「気分転換する時に飲む」90%

 その調査とは、2017年4月、飲料水大手メーカーのキリンビバレッジ株式会社「紅茶と暮らし研究所」が発表した「紅茶と仕事に関する意識調査」というものです。調査対象は、20代から50代の働く男女1,000名です。

 まず「好きな飲料」に関する問いでは、1位がコーヒー(79%)となりました。2位が緑茶(61%)で、紅茶は3位(50%)という結果でした。以下、炭酸飲料(49%)、牛乳などの乳飲料(44%)、ミネラルウォーター(41%)と続いたことから、上位2つと3位以下は、やや数字が開いた結果となりました。

 「紅茶好き」と回答した人に対する「どのようなシチュエーションで紅茶を飲んでいますか」という問いでは、「昼食後のひと息」(40%)が最も多い結果となりました。続いて、「仕事中の合間の気分転換」(37%)、「休みの日の気分転換」(36%)と続いており、気分転換のために飲んでいるという意見が多く見られています。

 「仕事をする上で、紅茶はどういう存在か」という質問でも、「気分転換をしたい時に飲むもの」(90%)、「心を落ち着けたい時に飲むもの」(83%)、「疲れた気持ちを癒やしたい時に飲むもの」(79%)が上位となり、先の質問と同様、気分転換の手段として愛飲されていることがわかりました。

管理職に就いている人は紅茶が好き?

 紅茶の効果は、気分転換以外にもあるようです。

 調査では、「職場で設定された2016年度の目標値を達成したか?」という問いもありました。この結果、アンケート全体では50%が「達成した」と回答しましたが、これを「紅茶を毎日飲む人」に限定すると、「達成した」が62%となりました。一方で、「紅茶を飲む回数が週に1回未満の人」に限定すると46%と、やや低めの数値となりました。

 また、「自身の性格は、どちらかといえば前向き(ポジティブ)か? 後ろ向き(ネガティブ)か?」という設問では、ポジティブと回答したのが、紅茶を毎日飲む人は65%、紅茶を飲む回数が週に1回未満の人は55%でした。

 さらに、「勤務先でどのような立場か?」という質問では、「管理職」と回答したのが、紅茶を毎日飲む人は32%。一方で、紅茶を飲む回数が週に1回未満の人は18%と、毎日飲む人と比較して少ない結果となりました。

 あくまでもこのアンケート結果だけ見れば、紅茶を毎日飲む人は、飲む回数が週に1回未満の人とくらべて、管理職が多く、職場で設定されている目標も達成でき、毎日ポジティブに生きている、という傾向にあることがいえそうです。

紅茶に含まれる「L-テアニン」の効果とは

 もちろん、前述した内容は、あくまでもアンケートに基づく結果であって、すべての人がそうだというわけではありません。ですが、その一方で、紅茶に全く効果がない、という話でもありません。

 紅茶研究家の磯淵猛氏は、疲れている時に紅茶を飲むことで、「和らいで優しい気持ちになれる」としており、その効果の一部を担っているのが、紅茶に含まれる成分「L-テアニン」としています。L-テアニンとは、お茶に含まれる、ほのかな甘味やうま味成分のことです。

 また紅茶の中には、カフェインが含まれているものがあります。カフェインはコーヒーにも含まれている、眠気を覚ます効果があるとされる成分です。

 つまり、仕事中に紅茶を愛飲する人は、たとえ仕事で疲れたとしても、紅茶を飲んでL-テアニンとカフェインを摂取することで回復でき、集中して仕事に取り組めている、ということがいえるかもしれません。先ほどのアンケート結果で、紅茶を毎日飲んでいる人が「目標が達成できている人が多い」「ポジティブな人が多い」「管理職が多い」という結果になったのも、L-テアニンとカフェインの効果で、仕事に集中した結果生まれたものとも考えられます。

ビジネスと紅茶の浅からぬ関係

 職場に紅茶を飲む習慣を導入している例はいくつかあります。たとえばイギリスでは、朝9時~10時に、「ティーレディー」と呼ばれる女性が、ワゴンに載せた紅茶を職場の各デスクに運ぶ習慣があります。一時期、廃止されたものの、仕事の効率が悪くなったため復活したという経緯があるほどです。またインドやスリランカでは、朝と午後3時に、職場で紅茶を配る「ティーボーイ」が存在するといいます。

 もちろん、紅茶を飲むだけで目標が達成できるわけではありませんし、飲んだからといって管理職になれるわけではありませんが、ビジネスと紅茶は浅からぬ関係にあるようです。仕事中に疲れを感じた時に、いつものコーヒーや緑茶ではなく、紅茶を選んでみてはいかがでしょうか。普段以上にリラックスできるかもしれません。

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