2016.02.01 (Mon)

朝礼ネタ帳(第26回)

意外と知らない制度について

 頑張る企業を支援するために助成金という補助があることはすでに広く知られていますが、頑張るサラリーマンを応援するための制度があることをみなさんご存じでしょうか?今回はそんな知っておくと得をする“意外と知らない制度”についてご紹介したいと思います。

資格取得でキャリアアップ!!

 サラリーマンの方が仕事を続けながら更なるキャリアアップ、スキルアップをはかる手段として、何かしらの資格を取得するという方法があります。例えば事務をしている方が簿記を取る、不動産屋に勤める方が宅建士を取る、人事部や総務部で働いている方が社労士を取るなど、就いている職種に合った資格を取得することで、自身の職場におけるポジションや価値を大きくアップさせることが可能なケースがあります。また、そういったスキルを持った社員を社内で生みだすことによって企業側が受けるメリットも小さくはありません。では、そういった資格を働きながら取得するにはどういった方法が良いかというと、やはり専門学校などに通って効率的な学習をすることが一番の近道だと思います。そんな資格取得を目指すサラリーマンの方が専門学校などに通う費用の一部を国がサポートする制度があるのをご存じでしょうか?

教育訓練給付制度について

 雇用保険の一般被保険者たるサラリーマンであれば、一定の条件を満たすことで対象となる「教育訓練給付制度」があります。これは主に在職中の方を対象に、主体的な能力開発や中長期的なキャリア形成を支援するための制度で、“キャリアアップ、スキルアップを目指して資格を取ろうとする方を、国がさまざまな面で金銭的にサポートする”といったものです。具体的には一般教育訓練給付金、専門実践教育訓練給付金、教育訓練支援給付金といった3つの給付金があります。受給資格や詳細については厚生労働省やハローワークのホームページで確認することができますので、ここでは一例として、サラリーマンの方向けの一般教育訓練給付金についてご紹介いたします。

一般教育訓練給付金とは!?

 一般教育訓練給付金とはサラリーマンの方が資格を取るために厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練施設(専門学校など)に通った場合に、支払った経費(入学費や受講料等)の20%(最大10万円)を支給するといった制度です。支給対象者は受講開始日において雇用保険の被保険者期間が3年以上ある方というのが原則なのですが、特例としてはじめてこの給付金を受ける方については被保険者期間が1年以上で良いということになっています。つまり生涯でまだ一度もこの給付金を受け取ったことがない方であれば、学校に通いはじめたタイミングで入社から1年経っていれば支給対象者になれるということです。ただし、この給付はキャッシュバック方式であり、受講した教育訓練を修了したという証明がなければ受給することができませんのでご注意を。

 いかがでしたか?今回ご紹介した教育訓練給付制度以外にも、国がキャリアアップや仕事のスキルアップをバックアップするさまざまな制度が存在します。この機会に、自分に合った制度を活かして更なる成長にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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