2016.02.03 (Wed)

朝礼ネタ帳(第30回)

ユニークな制度を取り入れている企業6選

posted by 野中 圭介/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

 「社員のモチベーションアップ」「社員の定着を図るため」「社員間のコミュケーション活性化」など、さまざまな理由からユニークな制度を取り入れている企業があります。そうした企業を、導入の背景やメリットなども併せてご紹介します。

面白法人カヤック「サイコロ給とスマイル給」

 給料に遊びがあってもよいのでは?との創業当時の思いから、毎月サイコロを振って給料の一部を決定する「サイコロ給」。給料×(サイコロの出目)が+αとして支給されるので、給料が減ることはないとのこと。創業当時を思い出し、初心にかえることができるそうです。

 社員のアイデアからはじまった「スマイル給」。支給額は0円ですが、他の社員から評価された長所が給料明細に記載されます。例えば「いつもていねいな仕事をありがとう給0円」。仲間が見てくれるという気持ちが嬉しいとのこと。評価の理由は、社内イントラネットで誰でも閲覧が可能なので、新たな面を発見することもできるそうです。

株式会社スタートトゥデイ「6時間労働制」

 ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイでは、昼休みなしの9~15時の勤務で帰社しても良いことになっています。集中して仕事ができるのは3~4時間程度ではないかと、1日8時間労働に疑問を感じたことから、この制度が生まれたとのこと。6時間労働制がはじまってから、ひとりあたりの労働生産性は前年比25%増、1日の平均労働時間は9時間台から7時間台になったそうです。社員は空いた時間を、習い事や家族と過ごす時間として有意義に活用しています。

サイボウズ株式会社「選択型人事制度」

 グループウェアを取り扱うサイボウズは、仕事のノウハウを持つ社員が、出産後も再び働きやすい環境をつくるため「選択型人事制度」を考案しました。働く時間と場所を9分類から選ぶことができ、在宅勤務や短時間勤務などが用意されています。グループウェアをうまく活用することで、在宅勤務の「見える化」が実現し、制度を取り入れやすかったそうです。また、この制度を導入したことで、離職率が28%から3.9%へと大幅に低下したとのこと。

株式会社サイブリッジ「サンクスカード」

 ウェブサイト制作、システム開発を行うサイブリッジには、社員の顔写真が並ぶウォールポケットがあります。ここに「ありがとう」の気持ちを星型のポストイットに書いて貼っているそうです。メールやウェブツールでのやり取りが多くなりがちなので、あえて手書きのメッセージで社内コミュニケーションの活性化を図っているとのこと。

クックパッド株式会社「社内キッチン」

 料理レシピサイトを運営するクックパッドには、一度に30~40人が作業可能な広いキッチンスペースがあります。社員はここで、会社が用意した食材を自由に使い“まかない”を作って食べることができるそうです。キッチンカウンターにはPCがあり、クックパッドレシピを見ながら料理する人が多いのだとか。自分で料理することで開発やサービスに活かせるのはもちろん、社内キッチンでの食事が、さまざまな部署とのコミュニケーションを円滑にしているとのことです。

株式会社サイバーエージェント「シェアハウス」

 サイバーエージェントには、エンジニア社員向けのシェアハウスがあります。新サービスは会議室より雑談の場で生まれることが多いとの経験から、創造的なアイデアが生まれる場を作る目的で誕生したそうです。各自の個室のほかに書籍を共有するライブラリやワーキングスペース、ミーティングルームなどの共有施設が充実しており、社員同士が交流を深めることができるとのことです。

 社員が楽しく、働きたくなるような制度を取り入れた企業がたくさんあるようです。ユニークな制度が、企業の業績アップにつながっているのかもしれません。

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野中 圭介/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

東京在住。ライター歴10年。

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