2016.02.01 (Mon)

朝礼ネタ帳(第8回)

「習慣整備」で、良い習慣を身に付けよう

仕事をするうえで、大切にしている習慣はありますか?矢島茂人氏の著書『強い会社は、なぜこの習慣を大切にするのか?』では、自身の習慣を管理することを「習慣整備」とよび、会社の業績を伸ばすために一人一人が大切にすべき習慣を挙げています。今回は、仕事における習慣について考えるコラムです。

掃除の習慣

・「ゴミを拾う習慣」
・「トイレ掃除をする習慣」

「下座行」というのをご存知でしょうか。お寺の修行のひとつで自分の身を低くし、人から顧みられないようなことを嫌がらずにやる修行のことです。
著者は「ゴミを拾う習慣」で自分の会社の周囲を、同じ時間にゴミ拾いをします。掃除のたびに、植え込みの近くで同じ銘柄、同じ長さのタバコの吸い殻を見つけるそうです。恐らくこのタバコは、吸い殻を捨てる習慣がある同一人物のものと思われます。毎日、吸い殻を捨てる習慣がある人と、その吸い殻を拾う習慣がある人。会社を強くするために大切にしたい習慣は、吸い殻などのゴミを拾う習慣です。
また、「トイレ掃除をする習慣」が身に付き自分自身が掃除をする立場になると、自然にトイレを綺麗に使おうと心がける気持ちになると述べています。ゴミ拾い、トイレ掃除などの身を低くして行う下座行は、見落としがちな自分自身の行いを見直すために、とても大切な習慣です。

他者の声を聞く習慣

・「お客さまの声を聞く習慣」
・「情報を取りにいく習慣」

現場から上がってきたクレーム、電話や、メール、アンケート用紙などで「お客さまの声を聞く習慣」が実施されている会社は多いのではないでしょうか。もう一歩踏み込んで、声を聞くことができる場所はないだろうかと考えてみましょう。著者はホテルの従業員だった頃に大浴場に紛れて入って、お客さまの声を聞いていたそうです。
そして、いただいたお客さまの声を報告するときは、要約などせずに加工しないで伝えることが大切であるそうです。さらに自身の立場が上になっていくと、形式的な報告以外の意見や情報がだんだんと入りにくくなっていきます。「情報を取りにいく習慣」を身に付け、自分から部下のところに聞きにいくことを心がけましょう。

自分を省みる習慣

・「問題の原因を自分に求める習慣」
・「先省する習慣」

「問題の原因を自分に求める習慣」では、問題を全部自分で解決しようとすることは良くないですが、他者の責任にする前に、自分にできることはなにかを考えましょう。
「先省する習慣」は、未来を考えてから現在を省みる習慣です。未来を想定すれば、現在足りないものが見えてきます。今、なにに力を注げば良いか分かってきます。

今回ご紹介したのは一部で、著書には31の取り入れるべき習慣が、実際の会社名を出し業績が上がった例とともに紹介されています。自分自身が思い描く将来のイメージに近づくために、現在の習慣を整備するところからはじめてみませんか?

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