2016.04.20 (Wed)

朝礼ネタ帳(第37回)

「見た目のよさ」は自己プロデュースできる

posted by KEISUKE /studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

 企業のトップは、大勢の人の前で話す機会が多いものです。つまり、社長の顔=企業の顔と言ってもいいかもしれません。となりますと、トップの条件には「容姿端麗」が必要となるのでしょうか。アメリカ大統領選挙で見た目が票を左右するのは、有名な話です。企業のトップが実践している印象アップのコツを取り上げ、自分を良く見せる方法を考えます。

トップの条件に容姿端麗は必要か

 社員、取引先、株主……大勢の人の前で話す機会の多い企業のトップは、企業の顔とも言えるでしょう。見映えのよさが、企業経営に重要となる場合もあるかもしれません。しかし見映えのよさと言っても、単に美男美女ということではありません。「人から好感を持たれる容姿」と言えばわかりやすいでしょうか。多くの人に好印象を持たれることは、トップや役員の要件となり得ると思われます。

 例えばここに、ふたりの社長候補がいるとします。見た目が良く演説上手ですが、考えの浅いAさんと、見映えはパッとせず口下手ですが、頭脳明晰で決断力のあるBさん。どちらが社長に向いているのでしょうか。

 理想は、Aさんを外部へ向けたスポークスマンとして社長にし、Bさんを真の決定者として副社長に据えることですが、どちらにもそれぞれの主張やプライドがあり、現実に機能することは難しいと思われます。それに、トップに見映えのよさは必要ですが、中身が伴わなくては意味がありません。

アメリカ大統領選挙は見た目が票を左右する

 アメリカ大統領選挙で見た目が重要なのは、有名な話です。1960年の大統領選で、ケネディとニクソンの討論が行われた時、テレビの視聴者は、自信に満ちて見えたケネディが優勢だと判断し、ラジオを聴いていた人たちは、ニクソンが有利だと感じたそうです。ただ、テレビ視聴者数のほうが圧倒的に多く、この後ケネディは快進撃を続け大統領に選ばれました。

 アメリカ大統領選挙では相手候補に比べ、背が高く素敵な人が選ばれやすい傾向があります。現職のオバマ大統領を筆頭にクリントン元大統領や、見映えのよさで定評のあるレーガン元大統領などは皆、アメリカ人男性の平均身長を大きく上回っています。

企業のトップが実践する印象アップのコツ

 一流の人は、見た目がビジネスにおいて重要だということを良く理解しています。周囲からどのように見られたいのかをイメージし、気を配っているのです。

 例えば講演を行うのなら、会場の大きさやどのような聴衆か、スクリーンの大きさ、マイクの種類、座る場所、演台までの距離などを確認し、スーツやネクタイ、靴や社章などを周囲の意見を取り入れながら決定します。

 さらにワンランクアップを狙いたい時には、後ろ姿にまで気を配ることが重要。後ろ姿は自分から見えないので気を抜いていることが多いので、注意していると大きな差が出ます。

真似したい自己プロデュース法

 企業のトップは、「見せ方」ではなく「見られ方」を考え、自らを演出しています。私たちも「見られ方」を意識し、自分の魅力を周囲に見てもらえるよう努力したいものです。そのためにもまずは「自分がどのようなイメージで見られたいのか」を明確にすることから始めてみてはいかがでしょうか。

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ライター・ウェブディレクター。プロのダンサーから転身。就職サイト、社会人向け情報サイト、エンタメサイトのウェブディレクターの経験を経て、記者、フリーライターとして活動しつつ、某テレビ局のサイト立ち上げ、コンサルなど幅広く活動している。

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