2016.07.28 (Thu)

朝礼ネタ帳(第50回)

自分で決断できるようになるコツ

posted by KEISUKE /studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

 ビジネスの転機となるような重大な決意から昼食のメニュー選びまで、私たちは常に決断しながら生活しています。仕事のできる人は決断が早いと言われるもの。自分自身はもちろん、決断できる部下や後輩を育てるために、決断力を鍛えるコツをピックアップします。

自信を持って決断するコツ

 何かを決める時、はたして自信を持って決断しているでしょうか? 不安な時は「これは重要な決断か?」と自問してみると、案外悩むほどの問題ではない場合もあるようです。

 揺るぎない意志を持っている人は、「自分はこの場面でどうしたいのか」と常に考えているとのこと。他人の意見を取り入れることも大切ですが、判断を委ねるだけではなく、最終的に自分の望みは何なのか? どうすべきか? と意識することで決断力が磨かれ、正しい方向へ進むことができるのかもしれません。

 また、自信を持つためには情報収集が欠かせません。信頼できる人に相談したり、よく内容を調べて深く知ることで、自信に裏付けられた決断ができるようになるでしょう。

決断したことを後悔しないためには

 一度決断したことを、悔やむ必要はありません。悪い結果ばかり考えていると、気持ちがネガティブになり、悪いイメージが実現してしまう危険があります。また心配のし過ぎは、他の重大な決断にかけるべき貴重な時間を失うことになります。ミスを恐れ停滞し、前に進まず立ち止まってしまうことは、失敗することよりもマイナスである、と意識しましょう。

 たとえ決断が失敗に終わっても、自分の強い意志に基づいたものであれば、後悔はせず失敗を次に活かせるはずです。自分が熟考し決めたことからは、必ず成果があるのです。

失敗を回避するためにできること

 選択肢を多く持つことは大切です。選択肢をリストアップし、それが全てダメだったと仮定すると、新たな考えが生まれてくるものです。

 また、「今から10分後の自分はどう判断するのか?」「今から10ヶ月後は?」「今から10年後は?」と見方を変えて判断してみると、異なる考え方が生まれるかもしれません。目前の問題が一番大きく見えてしまいがちですが、その問題と自分自身を鳥瞰することが新たな解決の糸口になるのです。

 ときには、最悪の結果を想定して対処法を考えることも有効です。失敗を最小限に抑えることができるだけでなく、デメリットを活かす逆転の発想が浮かぶ場合があります。順序を逆に考えることで、今まで見えなかった選択肢が見えてくるようにもなります。たくさんの選択肢があれば、どれかひとつを選ぶのではなく、組み合わせて最良の選択をすることも可能になります。

決断力の鍛え方

 他人任せをやめ、自分の意志で決める習慣をつけましょう。はじめは小さなことから、自分の直感を信じて決断する癖をつけてみてください。誰かに遠慮せず、自分の感覚を最優先することも必要です。

 自分の感覚と向き合うには、自分の好きなものについてその理由を考えてみるとよいそうです。多くのものについて好きな理由を考えていくと、自分の趣味や嗜好がはっきりします。決断に迷ったときのヒントになるかもしれません。

 また、完璧主義をやめ、ベストではなくベターな判断ができればよいと考えるようにしましょう。たとえ、決断した時点でベストな選択だったとしても、実行する際には状況が変わっていることもあるのです。完璧さを求めて時間をかけすぎるよりも、スピーディな決断を心がけたいものです。

 ところで、時には「決断しない」という決断もあるかもしれません。決断を迫られる場面での問題の先送りは勇気がいることかもしれませんが、一旦保留して、状況が変わってから決断を下した方がよい場面もあるはずです。

 決断できる部下や後輩に育てたいなら、先回りして指示を出してしまうのではなく、自分で考えさせる時間が必要だと覚えておきましょう。

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ライター・ウェブディレクター。プロのダンサーから転身。就職サイト、社会人向け情報サイト、エンタメサイトのウェブディレクターの経験を経て、記者、フリーライターとして活動しつつ、某テレビ局のサイト立ち上げ、コンサルなど幅広く活動している。

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