2016.02.01 (Mon)

朝礼ネタ帳(第14回)

雨の日をビジネスチャンスに!

雨の日はなんとなく気分が憂鬱になり、外出がおっくうになりがちです。小売業や飲食業では、雨が降ると客足が減るのが悩みの種でもあります。だからと言って、ただ手をこまねいてばかりではいられません。今回は、「雨の日サービス」など、さまざまな取り組みを紹介しながら、雨の日のビジネスチャンスについて考えてみましょう。

「雨の日サービス」は情報発信が大切

商売するものにとって雨の日の売上げを確保するのは大きな課題です。そのために「お得感」をアピールするさまざまな「雨の日限定サービス」が導入されています。例えば、小売店では商品の割引やポイント2倍サービス、ノベルティの進呈など、飲食店ではドリンクやデザートの無料サービスなどが一般的です。また、レジャー施設では、入場料の割引サービスなどを行なっているところもあります。
ただし、せっかく「お得な」サービスを実施していても、待ちの姿勢では効果は望めません。そこで、その「お得」な情報をブログやメール、ツイッターを活用し、いかにリアルタイムで利用者に伝えられるかが重要なポイントになってきます。

「雨の日」のおもてなし

デパートやスーパーなどの商業施設でBGMが急に変わり「雨にぬれても」や「雨に唄えば」など雨にちなんだ曲が流れることがあります。これは、外の様子がわからない館内の従業員に「雨が降ってきた」ことを知らせる合図だそうです。すると、買った商品が濡れないよう、店員さんが販売袋にビニールカバーを掛けてくれたりします。ちょっとした心遣いが嬉しいですね。
また、「貸し傘」のサービスを行なう施設も見受けられます。この「貸し傘」、江戸時代からあったことはご存じでしょうか。三越百貨店の前身、当時の「越後屋呉服店」が屋号入りの番傘を顧客や通行人に貸し出していたそうです。屋号が入っているので宣伝とおもてなしの一石二鳥というわけです。このように売上に直接関係なくても、お客さまに対してのおもてなしの心遣いが、口コミや評判を呼んで、ゆくゆくはお店のファンを拡大することに繋がっていきます。

「雨の日」をチャンスに

雨の日のビジネスチャンスは実店舗だけに限りません。例えば、雨の日は外出を控えてネットショッピングをする割合も増えるでしょう。ネットショップだからこそ「雨の日サービス」を導入すれば、さらに大きな効果を上げることができるのではないでしょうか。
あるいは、営業職の場合、雨の日の外回りは憂鬱ですが、その反面、在宅率や在社率が高くなるので、先方に会えるチャンスが高いとも言われています。営業成績がアップするチャンスかもしれません。

異常気象が取りざたされる昨今、「天気」が「景気」を左右するとも言われています。天気をコントロールすることはできませんが、ネガティブに捉えがちな雨の日をポジティブに捉えなおし、天気さえも味方にして、ビジネスにのぞむ姿勢が必要なのではないでしょうか。

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