2016.02.01 (Mon)

朝礼ネタ帳(第27回)

有意義に一年を振り返る方法

 年末が近づき、「あっというまの一年だった」と感じているかたも多いのではないでしょうか。でも、何気なく一年が過ぎてしまう前に、今年を振り返ることは、ビジネスにおいても私生活においてもとても重要なことです。今回は、自分の成長を実感し、来年のさらなる飛躍に向けて、有意義に一年を振り返るための効果的な方法についてご紹介します。

まずは、振り返りの準備

 一年の出来事を振り返るといっても、記憶は曖昧なものです。ただ漫然と振り返ってもすぐに思い出せないこともあるでしょう。まずは、振り返りの資料となる今年の業務日誌や手帳、日記帳を手元に用意し、年初からのページをめくってこの一年どんなことをしてきたか、何があったか思い出すことから始めましょう。ブログやFacebookを利用しているかたは、この一年の投稿を見返すのもいいでしょう。あるいは、スマホに溜めた写真を見返せばそのときの記憶が鮮明に蘇ってくるのではないでしょうか。さあ、この一年の出来事を具体的に思い出してみましょう。

今年の出来事ベスト3とワースト3

 12月になると「今年の重大ニュース」など一年の出来事がランキングで発表されます。皆さんも自分の今年の出来事を振り返り、ランキング形式でピックアップしてみてください。一年間で成長できたこと、達成できたこと、嬉しかったこと、幸せを感じたこと、新たに始めたことなどのベスト3、その一方で失敗したこと、人に迷惑をかけてしまったこと、悲しかったこと、途中で諦めてしまったことなどのワースト3を、それぞれ仕事と私生活、別々に分けて選んでみましょう。ここでのポイントは、具体的に文章にして一枚のシートにまとめてみること。さらに各項目についてその原因や理由、そして年頭に立てた目標も合わせて書き込んでみましょう。こうすることで、一年の出来事を俯瞰的に眺めながら、振り返ることができます。

来年に向けてプラス思考で

 では、一年を振り返った一枚のシート全貌を眺めながら、年頭に立てた目標と照らし合わせてみましょう。目標が達成できなかった項目を見直せば、おのずと来年すべきことが見えてきませんか?ここで大切なのは、この振り返り内容をプラス思考に捉えることです。今年失敗したことや後悔したことは、来年繰り返さなければいいのです。今年成功したことは継続できるように、できなかったことはその原因や問題を改善し、来年トライすべき課題や目標設定に繋げましょう。さらに仕事と私生活のバランスも見直してみましょう。別々の項目にみえて、実は互いに影響を及ぼし合っていることが見つかれば、仕事と私生活の両面を充実させるヒントに繋がるかもしれません。

 いかがでしたか?慌ただしい師走の時期ですが、皆さんも一年を有意義に振り返って、あなた自身の「仕事の棚卸し」「心の大掃除」をしてみてはいかがでしょうか。

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