2018.01.16 (Tue)

ビジネス英語講座(第62回)

海外でバスに乗るときに使える英語

posted by 桃

 海外の国際空港に降りたあと、近くの都市の中心部や国内線の空港、鉄道駅まで移動したいときに、バスを利用するのも選択肢の1つです。国際空港ともなれば、さまざまな路線を走るバスが集まっているので、目的地への直通バスが運行されている可能性は高く、乗り換えなしで移動できます。

 また、カンファレンス(会議)や商談、見本市などは、会場が街の中心部から離れた場所になっている場合もあり、移動手段がバスのみということもあるかもしれません。

 そこで今回は、バスの移動で使える英語フレーズを紹介します。

停留所を探すときに使えるフレーズ

 バスに乗るとなれば、停留所の場所やチケットの購入方法、出発時間などの情報が必要です。まずは停留所の場所を尋ねるフレーズを紹介します。

Where is the bus stop?

(バス停はどこですか?)

 シンプルにこれだけで通じます。空港スタッフなどに聞くのが確実でしょう。

Which bus will (can) get me to A convention center?

(どのバスがAコンベンションセンターまで私を連れて行ってくれますか?)

 バスの行き先を確認するときは使うフレーズです。“Which”は「(2つのうち)どちらか」という意味で使うと、学校で習った人が多いかもしれません。しかし、「(2つ以上であっても)どの」という使われ方もできます。willとcanで意味は変わりませんので、言いやすいほうを使いましょう。

 停留所と同時にバスのチケットの購入方法も聞き出しましょう。購入方法は国や空港によって違っているからです。たとえば、停留所に備え付けてある販売機で購入する、運転手から直接購入する、さらには鉄道駅などの停留所から離れた場所で事前購入するなどがあります。その場所を聞き出すフレーズです。

Where can I get (buy) the bus ticket to A convention center?

(Aコンベンションセンター行きのバスチケットはどこで買えますか?)

 チケット売り場を見つけたら、運賃を尋ねましょう。

How much is it to A convention center?

(Aコンベンションセンターまでのチケットはいくらですか?)

 “to”以降は行き先を伝えてください。駅や目的地などの名称を発音できなければ、to以降に「ここへ着く」という意味の“get here”と続けて、地図やメモにある名称を指差して会話するのもいいでしょう。

チケット購入後に使えるフレーズ

 チケットを購入したら、次は停留所でバスを待ちます。海外のバスは日本と異なり、時間通りに運行しないことがあります。まずは停留所のスタッフにバスの到着時間を聞きましょう。

自分:When is the next bus to go to A convention center?

(次のAコンベンションセンター行きバスは何時に来ますか?)

 

相手:The bus will come in about 5 minutes.

(バスは5分後ぐらいに来ます)

 また一定の間隔で運行されているのなら、このように答えてくれるでしょう。

相手:The buses come every 10 minutes.

(そのバスは10分おきに来ます)

 バスが来る時間を確認する際に、“When”と聞くことで、次のバスのおおよそ時間を教えてくれます。また停留所から離れた場所にいるときは、下記のフレーズで今から間に合うかという質問もできます。

Can I catch the bus if I hurry?

(急げばそのバスに間に合いますか?)

 この“catch”は物を「掴む」というときに多く使われますが、「間に合う」という意味でも使うことができます。とても便利な言い回しで覚えやすいかと思います。

 いよいよバスが来ました。乗り込む前に行き先を間違えないよう、運転手に確認しましょう。国によっては車内アナウンスや行き先表示板のない場合がありますので、直接バスの運転手に確認しましょう。そのときに行き先を質問するフレーズが2つあります。

Does this bus go to A convention center?

(このバスはAコンベンションセンターに行きますか?)

Is it going to A convention center?

(このバスはAコンベンションセンターに行きますか?)

 行き先を確認して、ようやく乗車となります。

バスを降りるまでに使えるフレーズ

 バスの車内に流れるアナウンスの英語は早口だったり、走行音などの雑音で聞き取れないこともありえます。バスの運転手は外国人だとわかると優しく教えてくれることがあるので、乗り過ごしなどの不安があれば、降車する停留所や所要時間などを事前に聞いたり、停留所が近づいたら教えてくれるようにお願いしておくのが無難です。その場合に教えてくれるようにお願いするフレーズを紹介します。

Would you tell me when it’s my stop?

(私が降りるバス停が来たら教えてくれませんか?)

 “Would(Could) you”は丁寧な言い方で「教えてくれませんか?」という意味になります。“Can you”は同じ意味ですが、よりカジュアルな言い回しです。ビジネスシーンでは“Would you”を使うようにしましょう。

 公共交通機関に携わる人は、英語を話せるケースが多いです。彼らは海外からの旅行者と接する機会も多いので、質問すれば、さまざまな情報を提供してくれるはずです。

 最初はバスの乗り方がわからずに戸惑いますが、日本でバス、地下鉄を利用していれば、海外でも一度コツを掴めば乗り慣れるでしょう。まずは紹介したフレーズで乗り方を質問してコツを覚えましょう。さまざまな公共交通機関を利用できるようになれば、ビジネスの行動範囲も広がってくるはずです。

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桃


大学時代にアメリカ・イギリスへ2度の短期留学を経験し、個人向けの旅行会社に2年間勤務。机上での勉強ではなく、実践から英語を伝えるフリーライター。明日から使えるフレーズをお届けします。

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