就職・転職活動などで、面接を受けた後に面接官や担当者へお礼メールを送ると印象アップにつながる可能性があります。ここでは、面接のお礼を伝える時に使える英語表現を紹介します。
面接のお礼を伝えるときのメールの文面例
面接後に送るお礼メールは、面接の機会を与えてくれたことへの感謝を示すだけではなく、自分のことを再アピールするチャンスでもあります。特に集団面接だった場合は、お礼メールを活用して強い印象付けを行いましょう。
今回は教員助手の採用面接を受けたという設定で、お礼メールの文面によく使われる英語表現を紹介します。
I appreciate your taking time to speak with me regarding the position of Teaching Assistant yesterday.
(昨日の教員助手の採用面接の際には、時間を割いて頂きどうもありがとうございました。)
“appreciate” は、「感謝する」という意味になります。そのほか、“I would like to thank you for 〇〇.”という表現も使うことができます。ビジネスでも相手の協力に感謝を述べる際に仕える表現です。
I would like to thank you for the job interview.
(採用面接をして頂きどうもありがとうございました。)
“interview”とは、日本語の「インタビュー」ではなく、「面接」という意味になります。
お礼メールから一歩踏み込み自己アピール
お礼のメールの際に一歩踏み込んで、もう一度、自分の経験や能力を伝えてみましょう。そのような場合に、自分の経験や能力、自信を伝えたい時に使えるのは、次の表現です。
I am confident that my experiences in the hospital would enable me to fill the job requirements effectively.
(自分が病院で経験したことは、募集要項を有効に満たすことができていると確信しております。)
I am convinced that I will be able to make a positive contribution to your team.
(貴社のチームに大きく貢献することができると確信しております。)
“I am confident that 〇〇”“I am convinced that 〇〇”“I feel convinced that 〇〇”は、いずれも「〇〇について自信・確信がある」といった意味になります。自社が得意な業務を伝えるときなどに使えるフレーズです。
また“I am confident that”を使えば、自分のスキルや能力、熱意を具体的に表現することができます。
I am convinced that the role would fit in well given my passion for marketing, ability to research and create publicity content.
(私のマーケティングへの熱意、広告コンテンツのリサーチや創作能力を考えると、この職務は私に適していると確信しております。)
“publicity”は「宣伝」や「広告」という意味になります。
採用通知を受ける場合の文面
お礼メールの後に採用連絡を受け取った場合、そのオファーを受け入れる場合だけでなく、断るときも、まずは採用して頂いたことへの感謝と喜びを表現したいものです。そして採用を受ける場合は、次のような英語表現で伝えましょう。
I would like to formally thank you for your job offer to work at AAA company.
(AAA社の採用通知をいただき、どうもありがとうとうございました。)
I am very delighted to inform you that I accept the offer with great enthusiasm.
(採用通知を喜んでお受けいたします、とても感激しています。)
“I am very delighted to 〇〇”は「私は〇〇に喜んでいます」という意味です。感謝の内容を具体的に伝えるときに使うフレーズです。
メールの最後には、感謝と仕事始めを楽しみにしていることを伝えます。
Thank you again for the courtesy you extended to me. I am looking forward to begin my work as part of your organization.
(繰り返しになりますが、採用して頂き、どうもありがとうございました。貴社で働き始めることを楽しみにしております。)
採用通知を辞退する場合の文面
採用通知へのお礼であることを述べた後に、次の表現を続けることで、辞退する意思を伝えることができます。
I am sorry to let you know that I will not be accepting the position at AAA company at this time.
(大変申し訳ありませんが、今回は、AAA社のポジションについてお断りいたします。)
After careful thought, I have decided not to accept the job offer.
(慎重に考えた結果、採用をお断りすることに致しました。)
“I am sorry to let you know that〇〇.”や“After careful thought”を前置きすることで丁寧に断ることができます。
そして最後に次のような、将来、一緒に仕事をする機会があることを希望していると一言そえるのがマナーです。
I hope that we will associate in the future.
(将来、提携できることを希望しております。)
I look forward to keeping in touch with you.
(連絡を取り続けることを希望しております。)
不採用連絡に対するメール文面
不採用連絡を受けた後に、メールを送ることは気まずいと考えがちかもしれませんが、そんなことはありません。そのポジションには適していなかったけれど、違うポジションであれば可能性があるということも起こりうるのです。
まずは不採用に関する自分の気持ちと合わせて、お礼を伝えることから切り出します。
While I am disappointed that I did not get the job, I appreciate your time to meet with me.
(その仕事を得ることができず、落胆していると同時に、面接で時間を割いて頂いたことに感謝しております。)
次に、結果に納得できない場合や、失敗を次の面接に活かしたいと言う場合には、思い切って相手にフィードバックを求めてみるのも1つの方法です。そのときには次のようなフレーズを使います。
Could you let me know any key qualifications for this position that were missing in my background?
(私の職務経験がそのポジションに適していなかった理由を教えて頂けますか。)
理由を聞くと同時に、まだ、その会社で働きたいという熱意があることを伝え、今後の採用の機会を知ることも大切です。そのためには、メールの最後に次の表現を付け足します。
I hope you will keep me in mind for future opportunities.
(今後、採用の機会があった際には、私へ連絡を頂けたら幸いです。)
“I hope you will keep me in mind for 〇〇”は「〇〇のために私を覚えておいてください」という意味です。ビジネスでは、今後の機会を早く知りたい場合などに使えるフレーズです。
今回は、就職・転職面接後に使える、さまざまなお礼文の英語表現について紹介しました。これらの英語表現を使うことで、自分の適正をアピールしたり、気持ちを丁寧に伝えたりできます。面接だけでなく、ビジネスシーンで自社や自分の能力を伝える際にも使えるものばかりです。
連載記事一覧
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- 第3回 空港で使える英語表現 2016.02.01 (Mon)
- 第4回 アポを入れる際に使える英語表現 2016.02.01 (Mon)
- 第5回 誘いを受ける際・断る際に使える英語表現 2016.02.01 (Mon)
- 第6回 来客の会話(レストラン編) 2016.02.01 (Mon)
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- 第11回 メールで使える英語表現 2016.02.01 (Mon)
- 第12回 お礼状(Thank You Note)を書く際に使える英語表現 2016.02.01 (Mon)
- 第13回 あいさつの文書(編入編) 2016.02.01 (Mon)
- 第14回 あいさつの文書(異動・退職編) 2016.02.01 (Mon)
- 第15回 問い合わせの文面 2016.02.01 (Mon)
- 第16回 取引き先とのやり取り(アポイント編) 2016.02.01 (Mon)
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