2016.5.25 (Wed)
朝礼ネタ帳(第41回)
ビジネス脳を鍛えるスロージョギングの魅力とはジメジメと暑いこの時期、ストレスを感じる人も多いでしょう。多くの人は、自分なりのストレス解消法を持っていますが、間違った解消法を続けていると、かえってストレスを溜めてしまうことになります。ここでは、脳のストレスを効果的に解消する方法をご紹介します。
ストレスとは、プレッシャーのかかる事柄や、そのような状況での心拍数の増加や血圧の上昇などにより身体や心に不調をきたすことを指します。
ストレスは脳に影響を及ぼし、不安を強く感じたり、衝動のコントロールが上手くいかなくなります。その結果、暴飲暴食、薬物乱用、浪費といった症状が現れることも。慢性的にストレスを受け続けることで、うつ病、依存症、PTSDなどの不安障害につながる怖い状態なのです。また、記憶力の低下も引き起こし、脳の老化にも影響を与えているのではないかといわれています。
ストレスを解消するために、好きなことを行えばよいというわけではありません。多くの人がストレス解消法として挙げる、ギャンブルやショッピング、やけ食い、飲酒、喫煙、ゲームなどは、ストレス解消法としてはNG。その時は楽しくても、新たに疲労を溜め込んでしまうからです。また、やけ食いや衝動買いなど冷静になってから後悔する行為は、精神的にも良くありません。
また、ストレス解消に良さそうなカラオケや映画鑑賞にも注意が必要です。大声で歌うことはストレス解消になりますが、周囲の目を気にしてしまうとかえってストレスが溜まってしまいます。映画鑑賞の場合は、思いきり笑ったり泣ける映画は効果的ですが、ホラー映画はよくありません。恐怖はストレスの原因になってしまうからです。
脳科学的に推薦されているるストレス解消法は、以下のようなものになります。脳をリラックスさせる効果が高く、すっきりとした気持ちになれるそうです。
エクササイズ
ストレスに強い脳を作ることもできる、おすすめの方法です。気持ちいい、楽しいと感じる程度の軽い運動を行いましょう。景色を楽しむことができるウォーキングやサイクリング、ジョギング、あるいはゆったりとした呼吸で行うヨガなどはリラックス効果が高いようです。
瞑想・リラクゼーション
全身の筋肉を緩め、高いリラックス効果が得られます。まずは鼻呼吸で10〜20分間、呼吸に集中してみましょう。血圧を低下させ脳機能を活性化させるといわれ、多くの成功者たちに人気のストレス解消法です。
自己催眠
身体の力を抜き、なりたい自分をイメージします。「私は職場でいつも笑顔が絶えず、仕事を楽しんでいる」といった、ポジティブになる暗示をかけることがポイントです。その後、心の中に好きな場所をイメージして、くつろぎましょう。
感謝
感謝する気持ちを持つことは、幸福感や満足感、喜びが高まり、健康的かつポジティブになることができます。1日の終わりに「今日感謝したいこと」を5つ書き出すとよいでしょう。うつ病や総合失調症の改善にも効果があるそうです。
笑う・笑顔
笑いは脳を活性化させ、強力な癒しの効果があります。つくり笑いでも笑顔でいるだけでドーパミンが活性化し、思考が整理されて頭がすっきりするといわれています。
その他、読書や音楽鑑賞もストレス解消に効果があるといわれています。また、香りは脳にダイレクトに刺激を与えることができるため、お気に入りの香りの中で心を落ち着けると、脳のストレス反応を和らげることができるでしょう。
ストレス解消法は、ストレスを感じたときだけ行うよりも、長期的に継続するとより効果的です。脳の機能を活性化させて、ストレスに強い脳を作ることができるでしょう。