2025年4月1日利用分より、フレッツ 光ネクスト(一部サービスタイプ)の月額利用料を改定します。詳細はこちら別ウィンドウで開きますをご確認ください。

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2016.02.01 (Mon)

お悩み解決コラム(第17回)

社内LANは無線化の時代へ!そのメリットと運用のポイントを理解しよう

オフィスでの作業環境として、当たり前のものとなった社内LAN。これまでその多くはパソコン本体とルーター間をLANケーブル、つまり有線で接続することが一般的でしたが、近頃はこれを無線化する動きが広まっています。その背景として無線LANの通信速度がかつてに比べて格段に速くなったことが挙げられますが、それと同時に無線化することによるさまざまなメリットが評価される時代になったともいえます。
今回は社内LANの無線化で得られるメリットとその運用について考えてみましょう。

社内LANを無線化するメリット

社内LANを一般的な有線LANから無線LANに再構築することによって得られるメリットは、以下の3つに集約されます。

・場所にとらわれない作業環境の実現

LANケーブルに依存することなく、パソコンを会議室に持ち込んでの作業や、プロジェクトごとに作業場所を変えるなど、社内のどこからでもLANに接続しての作業が可能になります。

・LANケーブルの排除によるコスト削減

オフィスのレイアウト変更の際に発生する、LANケーブルの配線工事にかかるコストを削減できます。同時に、LANケーブルが占拠していたデスク周辺のスペースが解放され、スペースの有効活用や美観の点でもメリットとなります。

・LANポートを持たない端末に社内LAN接続を提供

最近ではLANポートを持たない、無線LAN接続を前提としたノートパソコンが増加しています。また、スマートフォンやタブレットなどのLANポートを持たないモバイルデバイスの業務端末としての利用も一般化しています。これらを容易に社内LANに接続できることで、その価値はさらに向上します。

上記のメリットは個別に存在するものではなく、その相乗効果によってオフィスの作業環境を向上させるものです。オフィスの規模にかかわらずそのメリットを感じられるでしょう。典型的な導入事例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 無線化によってオフィスのフリーアドレス化と同時に、(アクセスポイントを別途に用意するなどのセキュリティ対策を施した上で)来客に対しての容易なインターネット接続提供を実現。
  • オフィスに持ち込まれたモバイルデバイスに対して社内LANへの接続を提供し、BYOD(Bring Your Own Device)の推進を後押し。
  • 事業拡大中で頻繁にレイアウト変更を要するオフィスにて、LANケーブル敷設工事を不要にし、レイアウト変更時の負担を大幅に低減。
  • ショールームや店舗において、タブレット等によるプレゼンや受発注、決済を可能にし、レジやカウンターの場所にとらわれることのない空間運営を実現。

いずれもオフィスの運営にかかる手間やコストの削減、柔軟で効率的な作業環境を実現するものでありながら、社内LANの無線化にあたっては新たなケーブル敷設工事は不要であり、かつ追加する機器も主にはアクセスポイントだけであるため、無線化の障壁は低いものといえます。

社内LANの無線化の前提となるセキュリティ対策

一方で、無線化にともなって充分なセキュリティ対策を講じる必要があります。これは無線化のメリットを享受するための前提としてとらえるべきものであり、ないがしろにすれば思わぬ損害を被る事態もありえます。

無線LANは電波を用いて通信をするため、電波が届く範囲であれば(例えば社屋の外からでも)通信は可能であり、悪意を持った第三者が社内LANのネットワークに侵入する可能性もあるのです。セキュリティリスクの高まりという時代背景もあり、無線LANに限らずセキュリティ対策は非常に重要視されています。充分なセキュリティ対策を講じてセキュリティリスクを最小限に抑えこむ必要があるでしょう。以下の3つの実施は必須です。

  • 1.接続端末にID・パスワードを設定し、パスワードは定期的に変更する
  • 2.許可した端末のみが接続できるようにMACアドレスによるフィルタリングを行う
  • 3.通信に暗号化を施す(WAP2での運用)

より強固なセキュリティ対策を必要とするオフィスでは上記に加えてIEEE 802.1X認証を導入するケースが増えています。今後はより一般的な施策として認知されていくことでしょう。

社内LANの無線化をワンストップで任せられるITベンダーを選ぼう

その障壁は低いとはいえ、専任のシステム担当部を持つ大規模な事業者以外では社内LANの無線化はITベンダーに依頼することが多くなるでしょう。そしてITベンダーへ依頼することによって、その障壁はさらに低くなります。
ITベンダーの選定ポイントはいくつかありますが、中でも重視したいのが「ワンストップで任せることができる」という点でしょう。無線ネットワークの設計・コンサルティングから機器調達、工事、設定などのすべてをそのベンダーに任せられることは、システム担当部の負担を減らし、無線化をより効率的に実現するための第一歩です。また、導入後のメンテナンスやトラブルシューティングまでを任せられることは無線LAN運用の負担も大きく減らすことにつながります。
あわせて、無線化プランがパッケージ化されている点も、ネットワークの機能や仕様に応じた効率的な発注を容易にするものとして重視したいものです。
上記のような目線でサービスを選定することで、満足度の高い社内LANの無線化を実現できることでしょう。ぜひご検討してみてはいかがでしょうか。

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