お悩み解決コラム(第9回)

独自ドメイン取得で自社サイト運営はこう変わる!

企業が独自ドメインで自社のWebサイトを運営することが一般的となって久しくなりました。それにつれて企業のWebサイトが「独自ドメインではない」ことに対して「遅れている」感を持たれてしまう時代となっています。そして独自ドメインの運用は、今や大規模な組織だけのものではなく、中小企業・フリーランスでも当たり前のものとなっています。

今回は独自ドメイン取得のメリット、効果について紹介します。

独自ドメインのメリット

独自ドメインのメリットを改めて挙げてみましょう。

・端的に自社を指し示すことができる(わかりやすい)
・プロバイダから付与されるURLよりも短いURLになる(利便性)
・プロバイダやサーバを変更する際に、変更の影響を受けない(継続性)
・必要に応じてサブドメインを使える(拡張性)
・上記と同様のメリットがメールアドレスについても受けられる

独自ドメインの運用トレンド

今では企業サイトの中核サイトとしてコーポレートブランドのドメインを運用するだけでなく、その提供するサービス名や商品名、イベント名ごとにドメインを取得し、サイトを運用することも珍しくなくなりました。一つのコーポレートブランドサイトの下層にディレクトリを作ってすべてを集約する(URLの階層が深くなる)よりも、ユーザーがアクセスしやすく、使いやすいからです。
管理するドメインが多くなりすぎて管理業務が煩雑になる場合には、上述のようにサブドメインを利用する方法をとるのもよいでしょう。

かつては日本企業が取得するドメインといえばco.jp、あるいは誰もが取得できるジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)としてcom/net/orgが使われることがほとんどでした。co.jpを含むjpドメインは世界的にも技術力や取得者の信用も高かったのですが、同時に高額な費用や煩雑な手続きといったマイナス面もありました。現在ではより容易に使いやすい汎用jpドメインの運用が始まって久しく、利用者も増えています。
これ以外でも自国外のユーザーの取得を認めている国別ドメイン(ccTLD)の利用も珍しくなくなりました。

ドメインの取得は先願制です。一方で、昨年より新たなジェネリックトップレベルドメインも追加されました。それにより、すでに他者に取られていたドメインも、他のジェネリックトップレベルドメインで取得できる可能性が増しました。また、適切なジェネリックトップレベルドメインを選ぶことで、自社サイトの内容をより明確に示すドメインとなる可能性が増すことにも期待が高まっています。

企業のブランディングやコミュニケーションにおける独自ドメインの効果

上述のとおり、独自ドメインの取得・運用はもはや普通のことで、すでにそこに新規性はあまりありません。むしろ今は、その独自ドメインをどのように運用するかが重要な時代に入っています。
独自ドメインは直接的に企業名や商品・サービス等を指し示し、そのサイトやメールへとユーザーを導く最も短い文字列です。運営するサイト(コーポレート・商品・サービス等)への入り口として、この部分の整備を行うことはそのサイト(企業・商品・サービス等)への誘導を強化するという高い費用対効果を上げるものであり、逆にここが使いにくいなどおろそかになっているサイトは、それだけでユーザーから評価を下げられてしまう可能性があります。

適切な独自ドメインの取得から企業のブランディングやコミュニケーション施策が始まるとも言えるでしょう。

独自ドメインの運用コスト

独自ドメインを運用するにあたり、やはり一部コストがかかる部分はあります。独自ドメインの取得費用や維持・管理費用です。また、独自ドメインを運用するサーバーの運用にもアクセスの多さに応じた性能のサーバー環境が必要であり、ここには応分のサーバー運営費用がかかります。しかしながら、独自ドメインでサイトを運営するメリットの大きさに対して、独自ドメインの導入・運営の障壁は現在では非常に低くなりました。

ここまで述べてきたように、企業で独自ドメインを取得することは、ブランディング面で大きなメリットを得られるものです。以前に比べ、少ないコストでの導入・運用が可能になっていますので、自社サイトの運営者の方は、独自ドメイン取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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