2016.12.13 (Tue)

このオフィス用品がすごい!(第3回)

360度回る!裏から見えない!進化した修正ペン&テープ

posted by 高島 ちなみ

 書類の書き間違いをしてしまった時に役立つのが、修正ペンや修正テープなどの修正グッズ。修正ペンが生まれたのはアメリカですが、修正テープは1989年に日本の消しゴムメーカー・シードが開発したものです。「乾くのを待つ必要が無い」「凹凸なく消せて上書きしやすい」という、まさに画期的な商品で、瞬く間に世界中に広まりました。

 最近、その修正グッズが大きな進化を遂げています。今回は、最新の修正グッズとその便利な機能について紹介していきます。

修正テープの回転革命「クルティア」

 修正テープには、従来から「うまく引けない」という悩みがありました。テープを使用する際、本体の持ち方や紙に当てる角度・圧力などに、どうしても個人差が生じてしまうためです。

 それらの問題を解決するため誕生したのが、ゼブラの「クルティア」。ヘッドが360度回転するため、斜めや曲線の修正も可能というユニークな商品です。今まで直線だった修正テープのヘッドを思い切って360度回転可能にすることで、紙に接する角度が自動的に調整できるようになったのです。「真っすぐキレイに引ける修正テープ」を追求するため、あえて曲線を可能にしたという一風変わった視点で開発されました。

 「クルティア」はキレイに消す機能はもちろんのこと、机に立てられるボトル型なので、手に取りやすい場所にいつも置いておける点も便利です。キャップを開けて引き抜くだけでカートリッジの交換ができるので、これまで少し面倒なイメージがあった交換作業もほんの数秒で完了です。

ボールペン感覚で手軽に使える「ホワイティア」

 修正ペンは、従来の修正テープと違い、修正したい部分の形に柔軟に合わせることができるため、手書き派の人からは今も根強い支持があります。しかし、オフィスではペンを振る時の「カチカチ音」が気になって、使いづらいという欠点もあります。

 そこでおすすめなのが、修正ペンをボールペン型に改良して生まれた、三菱鉛筆の「ノック式修正ペン ホワイティア」です。

 この商品の最大の特徴は、見た目が普通のノック式ボールペンと変わらず、手軽に使えること。キャップの要らない構造で、ペン先を出すだけでスムーズに修正ができます。従来の修正ペンと違い「押し出しながら描く」必要が無いため、小回りが利く分、細かい修正にも最適です。

 さらに、修正液をゲル状にすることで、従来のように修正ペンを振って、修正液の顔料を細かく崩す作業も不要となり、「カチャカチャ」というような音が鳴る心配もありません。修正液の減りも確認できるようになっているので、詰め替えの時期も解りやすくなっています。

 加えて、ペン上部にはクリップも付いているので、手帳に付けていつでも持ち運べます。「かさばる物を持ちたくない」というビジネスマンの要望にも応えた、機能的な製品です。

消しながら情報を守る「裏から見えない修正テープ」

 ちょっとした数字の打ち損じや、恥ずかしい漢字のミスなど、見られたくない間違いは誰にでもあるものです。しかし、これまでの修正グッズでは、文字を消しても光に透かすと裏から見えてしまっていました。

 そんな悩みに着目して生まれたのが、プラスの「ホワイパースライド 裏から見えない修正テープ」です。この商品は、テープ裏に英字の特殊パターンが印刷してあるため、消すと同時に誤記の内容が見えないよう「透かし見防止」の処理を施すことができます。交換テープも別売りで入手が可能です。

 また、この修正テープには2種類の「消し方」が備わっているのも特徴。ひとつは、従来のように一行まるごと消す「引く修正」。もうひとつは、本体を反転させ紙に押し当てることで一文字だけを直す「押す修正」です。この2種類の使い分けが可能なので、長い文章から一文字まで、この商品ひとつできれいに修正することができます。

うっかりミスを挽回する「失敗の味方」

 上記の製品に限らず、日本には数多くの修正グッズが存在しています。これは、日本の文具メーカーが「間違いを消す」というネガティブな行為を、少しでもストレスなく行えるようにという思いで開発を行ってきた結果なのかもしれません。

 ビジネスでは、急いでいる時でも「きれいに」「素早く」間違いを修正したい場面が数多く訪れるものです。本記事を参考に、「失敗の味方」を探してみてはいかがでしょうか。

※掲載している情報は、記事執筆時点(2016年11月22日)のものです。

高島 ちなみ

高島 ちなみ

フリーライター。2012年より執筆活動を開始し、ビジネスコラム・グルメレポートなどを執筆。無類の図書館好き。趣味が高じて司書資格も取得。ライブラリアン・検索技術者として、WEB媒体向けのレファレンス支援も行う。

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