2025年4月1日利用分より、フレッツ 光ネクスト(一部サービスタイプ)の月額利用料を改定します。詳細はこちら別ウィンドウで開きますをご確認ください。

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2016.07.15 (Fri)

ICTでコストを削減しよう(第2回)

5人にひとりが携帯端末の紛失経験あり!?

posted by 株式会社アークコミュニケーションズ

モバイルデバイスの一括管理は大変!

 外回りが多い営業にタブレットやスマートフォンなどモバイルデバイスを持たせることで、業務の効率化は一気に加速します。しかし、たくさんのモバイルデバイスを企業が一括管理するのは台数が増えるにつれ煩雑になります。特に注意したいのが、情報漏えいです。仕事で使うモバイルデバイスには、顧客情報や企業情報など漏えいすると企業生命にもかかわる大切なデータが入っていることも珍しくありません。モバイルデバイスの紛失、盗難、あるいは悪意のある社員による漏えいなどにも気を配る必要があります。

 さらに最近のモバイルデバイスは、機種が多様なことはもちろん、AndroidやiOSなどOSの種類・バージョンも多彩で、整備や管理が追いつかない企業も多いのではないでしょうか。

 ここでは、モバイルデバイスを効率的に管理する方法を考えてみましょう。

モバイルデバイス管理に有効なMDMとは?

 企業がモバイルデバイスを一括管理するシステムとして注目されているのが、MDM(Mobile Device Management)です。MDMは、遠隔から複数のモバイルデバイスを一元管理できるシステムで、大きく2つの機能を有しています。

 1つ目は、盗難・紛失時の情報漏えい対策。モバイルデバイスを盗難・紛失したら遠隔操作で即座にロックをかけることにより、情報漏えいのリスクを軽減します。また、リモートロックに加え、工場出荷時の状態に戻す(ワイプ)ことでより強固にリスクを回避できるシステムも存在します。

 2つ目は、不正利用の防止。スマートフォンなどは、アプリをインストールすることでさまざまな使い方ができます。しかし、業務のために支給しているものなので、プライベート使用はもちろん、悪意のあるアプリなどをインストールされてはたまったものではありません。モバイルデバイスを毎日目視でチェックするわけにもいかないので、これまでは社員の善意に任せるしかありませんでした。ところがMDMでは、特定アプリの使用禁止はもちろん、アプリのインストール自体を禁止する、カメラ操作を禁止するなど情報漏えいにつながりかねない行為を抑制できます。

 MDMサービス(製品)によってはこのほか、端末の管理や業務用アプリの一括配信など便利な機能を備えているものもあります。

MDMを導入するには?

 MDMは、大きく分けてクラウド型とオンプレミス型があります。簡単にいえば、クラウド型は社外に用意したサーバー上で管理し、オンプレミス型は社内にMDMを導入することになります。

 多くのモバイルデバイスおよび専任のシステム管理者を抱え、細かい管理が必要な企業であればオンプレミス型もいいのですが、専任のシステム管理者がいない企業やモバイルデバイスの数が多くない場合は、クラウド型も視野に入れましょう。自社の環境を把握し、最適な選択を目指してください。

MDMはコンプライアンス意識の向上にも役立つ

 MDMを導入すると企業の情報管理が徹底され、ひいては社員のコンプライアンス意識の向上にもつながります。MDMは外部からの攻撃はもちろん、社員など内部からの情報漏えいを最小限に防ぐことも目的のひとつ。システムとして漏えいできないようにしつつ、社員のコンプライアンス意識も高まれば、不祥事はより起きにくくなるでしょう。

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