用語解説 

アウトソーシング

概要

 アウトソーシングとは、自社で行う必要がある業務の一部を外部企業に委託することである。アウトソーシングには、単純な作業であるが膨大な量で処理しきれない業務を、外部に委託するケースや、実現に専門的な知識を必要とするため、その分野で知識を有する他社に委託するケースなどがある。

 アウトソーシングは、正社員を雇用して該当業務を実施させたり、業務実施のために必要な設備投資を抑えることができたりと、主にコストの点でメリットがある場合に選択されることが多い。

 アウトソーシングのデメリットとしては、自社で業務実施に必要なスキルやノウハウが蓄積されないという点だ。自社の業務について他社に情報を提供するため、機密情報の流出リスクなどもデメリットだ。自身の企業が実施する業務において、どの部分を重要視するかを見極めた上でアウトソーシングすべき業務を決定する必要がある。

種類

 アウトソーシングの種類としては、社内における「業務の一部」を外部委託する一般的アウトソーシングと、「実務業務」を委託する部分的アウトソーシング、ノウハウを持たない業務を「全て」外部委託する包括的アウトソーシングがある。

 外部委託の度合いとしては、包括的アウトソーシングが業務内容を丸ごと委託するため、コストはかかるが、仮に業務を遂行するために1から全て自社で設備投資し、社員教育を実施するには、期間やコストはアウトソーシング以上にかかることが多い。早期に実現したいがノウハウを持たない業務にアウトソーシングを取り入れると、サービスの提供に向けた期間の短縮が図れる。

シーン

 外部の企業にアウトソーシングを依頼するにあたり、納期や費用などを取り決めた業務委託契約を締結する必要がある。その際に重要となるのが、情報の管理方法、受け渡し方法、契約期間終了時の情報の取り扱い方法など、機密情報に関する内容である。これらを厳密に決めることで少しでも情報が流出するリスクを減らす必要がある。また万が一情報が流出してしまった場合の損害賠償についても決めておくことが重要である。

歴史

 アウトソーシングは、最初1980年代にアメリカで行われていたとされている。その後1990年代に入ると、日本でもアウトソーシングを実施する企業が増えてきた。元々アウトソーシングは、情報システム関連の業務を委託することが多かったが、現在では多種多様な業種の業務を委託するケースが見られる。

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