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2023.05.29 (Mon)

【必見】駐車場の防犯カメラで備える5つのリスク!活用事例と選び方を解説

posted by NTT東日本

1.駐車場の防犯カメラで備えられる5つのリスク



防犯カメラを設置するメリットは「証拠映像の取得」と「トラブルの未然防止」です。駐車場に防犯カメラを設置することで、以下の5つのリスクに備えられます。

  • ・車上荒らし
  • ・無断駐車
  • ・当て逃げ
  • ・不正出庫
  • ・精算機荒らし


それぞれ順番に解説します。

1-1.車上荒らし

車上荒らしは、検挙率が低いトラブルの1つです。警察庁が発表した令和3年の統計資料によると、車上荒らしに関する情報は以下のとおりです。

認知件数

23,282件

検挙件数

8,274件

検挙率

35.5%

参照元:令和3年の刑法犯に関する統計資料 |警察庁

車上荒らしはドライバーが不在のタイミングを狙って犯行に及ぶため、証拠が残りにくいです。運転中の映像はドライブレコーダーで確認できるものの、駐車監視機能が搭載されていない機種の場合、エンジンが切れると録画がストップします。

防犯カメラを設置することで、車上荒らしの証拠映像の記録に役立ちます。また、防犯カメラがあることで、車上荒らしを未然に防ぐ効果が期待できます。

1-2.無断駐車

無断駐車とは、月極契約や来客用の駐車場で許可なく車を止めている状態を指します。被害者が車を勝手に移動させることは法律で禁止されており、長期化しやすいトラブルの1つです。

無断駐車を立証するためには、車を止めている期間を示す客観的な証拠が必要になります。24時間連続で撮影・録画を続ける防犯カメラであれば、証拠資料として活用できるでしょう。

1-3.当て逃げ

当て逃げとは、他人の車などに接触した際に、その場から逃げる行為を指します。駐車場内はほかの車との距離が近くなり、接触事故が起こりやすい場所です。

車から離れているときに当て逃げの被害にあった場合、異変に気付くのが遅れる可能性があります。接触した車が逃げてしまってから時間が経った状況では、目撃者を探すのも難しいでしょう。

駐車場に防犯カメラを設置しておくことで、接触した車のナンバーや状況を調査する資料になります。

1-4.不正出庫

不正出庫の対策として、車を止めると上がる「ロック板」の設置が効果的と言われています。しかし、ロック板が設置された駐車場であっても、不正出庫は起こる可能性があります。

防犯カメラの設置によって不正出庫の証拠を映像で残しておけるため、リスク対策の手段として効果的です。

1-5.精算機荒らし

コインパーキングでは、精算機内の売上金を狙った犯罪が起こり得ます。2015年に大阪府のコインパーキングから現金約12万円を盗んだとして、男性が逮捕されました。男性は精算機と自身の車をロープでつなぎ発進させることで、扉を破壊し現金を盗んでいます。

参照元:コインパーキング精算機から現金盗む 容疑の49歳男を逮捕|産経WEST

防犯カメラの設置によって、発生当時の事実関係の確認に役立ちます。

2.駐車場で防犯カメラを活用した事例



東玉川神社の社殿は約400年前の建物で、世田谷区の登録有形文化財(建造物)に指定されています。さい銭の盗難や敷地内の建物へのいたずらの対策を進めるなかで、防犯カメラを設置しました。

運営している駐車場にも防犯カメラを活用し、車へのいたずらを防いでいます。防犯カメラを設置した結果、2019年の導入以降さい銭泥棒やいたずらの被害は確認されなくなり、トラブルの抑止に効果を発揮しています。

NTT東日本では、ナンバープレートの読み取り機能とAIを組み合わせた車番分析ソリューションを提供しています。駐車場の防犯カメラ設置にお悩みの企業担当者の方は、お気軽にNTT東日本にご相談ください。

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3.駐車場に防犯カメラを導入する方法



駐車場に防犯カメラを導入するには、2つの方法があります。

  • ・専門業者に依頼する
  • ・自社で取り付ける


屋外に設置する防犯カメラは、専門業者に依頼して設置するのが一般的です。専門業者であれば、設置に必要な以下の作業をまとめて依頼できます。

  • ・特殊な壁や天井への設置
  • ・電源の確保
  • ・高所作業
  • ・インターネット回線の引き込み
  • ・カメラの種類やレイアウトの選定


一方、自社で防犯カメラを設置する場合は、工事が不要なワイヤレスタイプを選ぶと比較的簡単に取り付けられます。
自社の駐車場に適した台数やレイアウトになるよう、防犯カメラは専門家に相談した上で設置するのが良いでしょう。

4.駐車場に適した防犯カメラの種類3選

駐車場に適した防犯カメラには、3つの種類があります。

  • ・BOX型(バレット型)
  • ・ドーム型
  • ・PTZ型


それぞれ順番に見ていきましょう。

4-1.BOX型(バレット型)

「BOX型」は細長く四角い形状の防犯カメラで、一般的に広く普及している種類です。設置しているのが目立つ形状のため、犯罪を未然に防止する効果が期待できます。

また、BOX型の防犯カメラには長いレンズが使用されており、遠くの場所の監視が可能です。駐車場の入り口や広いエリアなど、さまざまな場所で利用されています。

4-2.ドーム型

うすい丸形をした防犯カメラを「ドーム型」と呼びます。1つのカメラで360度見渡せるため、カメラの死角を減らせるのが特徴です。

カメラ本体がコンパクトで目立ちにくいため、景観への影響を小さくできるでしょう。外からレンズを見た際に撮影している方向がわかりにくく、カメラの死角を狙った犯罪の抑止に役立ちます。

4-3.PTZ型

PTZ型とはドーム型の防犯カメラの1つで、以下の3つの動きを遠隔操作できます。

  • ・水平方向
  • ・垂直方向
  • ・拡大・縮小


「撮影方向の移動」や「映像のズーム」に対応しており、特定の場所が写るよう状況に応じたリアルタイムの操作が可能です。
PTZ型の防犯カメラのなかには、自動で人を認識して追尾する機能が備わっている機種があります。常に1方向を撮影するBOX型のカメラと組み合わせることで、追尾やズーム機能を使用中に死角が発生するのを防げます。

5.駐車場の防犯カメラを選ぶ5つのポイント



駐車場の防犯カメラを選ぶ5つのポイントは、以下のとおりです。

  • ・屋外設置への対応力
  • ・暗い場所での映り方
  • ・電力の供給方法
  • ・画角
  • ・ナンバープレートの読み取り機能


それぞれ順番に解説します。

5-1.屋外設置への対応力

駐車場は雨風や紫外線に長期間さらされるため、さまざまな環境に対応できる機能を備えた防犯カメラを選ぶことが重要です。たとえば、防犯カメラに防じんや防水の機能が備わっていれば、屋根がない駐車場でも対応できます。

防じん防水にはIEC(国際電気標準会議)とJIS(日本工業規格)が定めたIP規格があります。屋外で使用する防犯カメラは防じん防水性能の高い「IP66」もしくは「IP67」を選ぶのが良いでしょう。

5-2.暗い場所での映り方

夜間や逆光の映像は被写体が暗く、ナンバープレートなどが認識できない可能性があります。駐車場では明暗差を認識できる防犯カメラを選び、周りの環境に左右されず被写体をはっきり写せるようにしておくことが重要です。

暗い場所でもはっきり被写体を写すためには、WDR(ワイドダイナミックレンジ)を搭載したカメラを選ぶのが効果的です。WDRとは、異なる露出レベルの画像を組み合わせることで、鮮明な画像を生成する仕組みを指します。WDRを搭載したカメラを選んでおくと、光の環境にかかわらず鮮明な映像を撮影できます。

5-3.電力の供給方法

防犯カメラを設置したい場所の近くに、電源があるとは限りません。導入する前に、防犯カメラへの電力の供給方法を確認しておくことが重要です。

LANケーブルを通じて電力を供給する「PoE」対応の防犯カメラであれば、電源の位置にかかわらず必要な箇所に取り付けられます。屋外や天井など、電源を確保しにくい場所に防犯カメラが設置しやすくなるため、対応機種をチェックしておきましょう。

5-4.画角

撮影範囲の死角をなくすことで、必要な情報の見落としを防げます。駐車場では、全体を見渡せる画角の広い防犯カメラを選ぶことが大切です。

広範囲をカバーするためには「PTZ型」の防犯カメラが適しています。コントローラーを通じてレンズを操作できるため、離れた場所からでも不審者の動きを監視できます。不審人物を検知する機能が搭載されている機種では、複数のカメラを組み合わせて追尾した後にできる死角をカバーすることが重要です。

5-5.ナンバープレートの読み取り機能

ナンバープレートの情報はトラブル発生時の重要な資料となるため、鮮明に読み取れる防犯カメラを選ぶことが重要です。また、ナンバープレートから取得した情報は、利用者の動向を分析するマーケティングに活用できます。たとえば、車が周遊するルートを解析して近隣のスポットと共有することで、観光の活性化への活用が可能です。

NTT東日本では「ギガらくカメラ+AI」による車番分析ソリューションを提供しています。低コストで安心の防犯カメラネットワークを構築できるだけでなく、ナンバープレートを分析したレポートで利用者の動向に合わせたマーケティング施策を支援します。

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6.まとめ



防犯カメラを設置することで、車上荒らしや不正出庫などさまざまなトラブルに備えられます。導入する際は専門業者に依頼し、設置するスペースにあった提案を受けて台数やレイアウトを検討しましょう。ナンバープレートの読み取り機能が搭載された機種を選ぶと、映像の入手だけでなく利用者の動向分析にも活用可能です。

NTT東日本では、防犯カメラとAIを組み合わせた車番分析ソリューションを提供しています。ナンバープレートから解析した利用者の特性をレポートに視覚化することで、駐車場のさらなる活性化を支援します。駐車場の防犯カメラ選びにお悩みの企業担当者の方は、お気軽にNTT東日本にご相談ください。

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