2016.10.28 (Fri)
他人には聞けないICTの"いま"(第22回)
面倒なマニュアル作成もクラウドで解決!?概要
ソフトウェアとは、コンピュータに命令を送り、動作させるためのプログラムの総称である。
ソフトウェアとは反対に、機械そのもの、パソコンであればディスプレイ(モニター)、マウス、キーボード、電源アダプタなど物理的な構成要素は総称してハードウェアと呼ばれる。ハードウェア単体では動作することは無く、期待する動作をさせるためには必ずハードウェアに応じたソフトウェアを導入する必要がある。
なお、ソフトウェアはソフトと略されることが多い。
種類
ソフトウェアは大きく分けるとOS(Operating System)とアプリケーションに分類される。
OSとはWindows等、その機器を制御したり、動作させたりするための基本となるソフトウェアである。基本ソフトウェアとも呼ばれている。アプリケーションはそのOS上で動作するように作られたソフトウェアであり、ある特定の機能を持つために作られたものである。例えばWindowsであればWordやExcel等が該当する。アプリケーションは応用ソフトウェアとも呼ばれている。
機器には、基本ソフトウェアであるOSをまず導入してから、応用ソフトウェアであるアプリケーションを導入する必要がある。
シーン
パソコン等を購入した際は、基本ソフトウェアであるOSはインストールされた状態であることがほとんどであるが、それ以外の応用ソフトウェアであるアプリケーションは必要に応じてインストールする必要がある。
この際に注意すべき点としては、有料のソフトウェアについては購入時にライセンスと呼ばれる契約があり、そのソフトウェアをインストールしてもよいパソコンの台数、利用期間等、そのソフトウェアを利用する際の重要な決まりが定められていることである。仮にこの規約を破り、1つのライセンスに対し1台しかインストールしてはいけないソフトウェアを複数台のパソコンにインストールするなどの違反を行うと、多額の損害賠償が請求される可能性がある。実際に過去には1億円以上の損害賠償を請求された例もある。
歴史
1946年にENIACと呼ばれる最初のコンピュータが誕生した。これは軍が放った弾道を計算するためのコンピュータで、簡単なプログラムが可能であった。その後1950年代に各種プログラムを行うための汎用的な言語が誕生し、その後1980年代にパーソナルコンピュータの登場後、市販のソフトウェアも多く作成されるようになっていった。