プラットフォーム
概要
プラットフォーム(platform)とは、何かをするために必要な足場や土台のことである。
パソコンでアプリケーションソフトウェアを動かすプラットフォームは「OS(オペレーションシステム)」であり、OSを動かすプラットフォームはハードウェアである。このように動作させたいものによって、対象が変わるのがプラットフォームである。
シーン(ケーススタディ)
ビジネスの分野ではプラットフォームを生かした「プラットフォーム戦略」というビジネス形態が存在する。
プラットフォーム戦略は、他社やほかのグループをプラットフォームに載せることで相互作用を活発化させる戦略を指し、IT分野の進展をもってより活性化したビジネスモデルである。
代表的な例としてはインターネット上のショッピングモールがあげられる。このショッピングモールの運営会社は、商品を直接販売しているわけではなく、あくまで小売店に販売のための場(プラットフォーム)を提供している。
プラットフォーム提供者の収益源は、参加者からの手数料などであり、参加者が増えるほど増大していく仕組みになっている。したがってプラットフォームの提供者は参加者のコンサルティングを行うなどして、その付加価値を生み出そうとするのである。
気を付けるべきポイント
和製英語として物事の基盤や基礎という意味で使用されることもある。
歴史
元々プラットフォームとは、ものごとを動作させる土台や基礎という意味でも使用されてきたが、近年ではユーザーが参加することができる場所を提供することをプラットフォームという。和製英語として意味が変化し、使用されるシーンも変わってきている。