レギュレーション
概要
レギュレーション(Regulation)は、規則、規制、規約、決まりごとなどの意味を持つ英語である。スポーツの大会・競技会などでの制限・禁止事項として用いられてきたが、「会社のルール」といった意味で使われる場合も広がっている。
歴史
日本ではF1(フォミュラー1)などの自動車レースにおいて、エンジンの排気量や車体の構造・重量などに関する制限を、ルールと呼ばずに「レギュレーション」と呼んだことで知られるようになったと言われている。その後、ビジネス分野においても規制や規律、規則といった、会社のルールを表す用語として使われるようになってきている。
シーン
近年、よく使われているのがウェブ広告の分野である。広告主が、メディアに掲載する広告の表現や表示方法・操作方法などについて細かく規定を定めている場合があり、それをレギュレーションと呼ぶことが多い。使用できない言葉や表現、表示サイズやデータ量について規定し、またアニメーションが使われる場合にはその動作の仕方も規定される。
サイトの規模が大きくなるほど、より多くの人がプロジェクトに関わり、多くの要素を組み立てて、一定品質を保つため全体の統一性などのコントロールが必要となり、規則・決まりごととしてレギュレーションが必要になる。
気を付けるべきポイント
ビジネスの現場において、レギュレーション、ルール、または日本語での規則・規定など定義が曖昧なまま、混然一体と使われている傾向がある。ルールとは「それがないと成り立たないもの」で基本的事項であり、レギュレーションとはルールという枠の中の約束ごとを成立させるものというのが一般的な解釈である。