2016.2.1 (Mon)
多発するサイバー攻撃から身を守る(第2回)
ハッカーって何者?被害を防ぐ方法は?(前編)概要
POS(Point Of Sales)とは、販売時点情報管理のことである。または販売時に情報を記録し、集計や管理、分析を行うシステムのことである。POSレジやPOSシステムとも呼ばれる。
スーパーマーケット、コンビニエンスストア、フランチャイズチェーン店などから、個人経営の飲食店などへまで幅広く導入されている。バーコードリーダーでバーコードを読み取ると、商品情報がコンピュータに転送される仕組みになっている。
メリット
どの商品が、「どの時間に」「どれくらいの量」販売されたのかを把握できることがPOSの活用メリットである。またPOSによっては、年齢、性別などの、購入者の詳細なデータも取得できる。そのため売れている商品、そうでもない商品の区別でき、在庫管理や受発注がやりやすくなる。さらにメインターゲットが把握できるため、新規の商品を適切に仕入れることができる。
デメリット
かつては導入コストが高額であったため、利用は一部の大手スーパーマーケットや、ファミリーレストランに限られていた。
近年では、タブレットだけで動作するPOSが登場するなど、導入コストが下がり、課題は解決されつつある。
種類
POSは「筐体一体型POS」と「パソコンPOS」の二つに大別される。
「筐体一体型POS」は、高性能なPOSシステムを搭載した、専用の端末のことである。主にコンビニエンスストアや、フランチャイズチェーン店が導入している。
メリットとして、非常に高性能で、集計・管理・分析を高いレベルで行ってくれる点にある。デメリットは、導入コストが高額なことである。また、システムが古くなった場合には、筐体ごと入れ替える必要があるため、運用コストについても見ておく必要がある。
「パソコンPOS」は、POS機能のあるソフトウェアをインストールしたパソコンのことである。メリットは導入コストが安いことである。パソコン代と、ソフトウェア代のみで済む。パソコンをすでに使用しているなら、ソフトウェア代のみとなる。尚、システムが古くなった場合には、アップデートをするか、他のPOSソフトウェアに変更するだけでよい。デメリットとして、「筐体一体型POS」ほど高性能な処理ができないことがあげられる。
近年では、タブレットでPOSを使うスタイルが普及しつつある。これは「パソコンPOS」よりもさらに手軽であるため、多くの事業主に評価され、個人店舗で利用が普及している。