O2O
概要
O2Oとはオンラインのネット上の施作により、オフラインの実店舗へ向けてユーザーの購買行動などを促すことである。特徴はあくまでも実店舗とオンラインの相互作用を促すこと、顧客を実店舗へ誘導することにある。
長所・短所
オンラインから実店舗へ誘導することを目的としているため、長所は新規顧客数を増やす効果があげられる。他方短所はリピーター獲得に弱いこと。
場面(用途)
代表的なO2O施作としては、クーポンの配布による実店舗への誘導が挙げられる。クーポンの施策は計測が容易なのが特徴であり、実店舗へ来店した顧客のクーポン数を数得るだけで効果測定が可能なため、様々な場面で採用されている。
また、ウェブサイトで在庫情報を開示し、顧客に最寄りの店舗へ来店してもらう方法もある。顧客はほしい商品の在庫状況を確認できることで、最寄りの店舗で商品を実際に手に取ることができる。
シーンの応用
ウェブサイトに実店舗で売れた商品をほぼリアルタイムで表示し、在庫情報も随時更新することで来店を促す。
位置情報を利用した施作も近年広まっている。スマートフォンを持った顧客が店舗へ行くだけでポイントが貯まるという仕組みだ。
位置情報により商圏内の顧客に対して広告を配信し、来店を促す施策もある。
気を付けるべきポイント
顧客に来店を促しても、購入に至らないケースもある。主な原因として「ショールーミング」が挙げられる。ショールーミングとは実店舗で商品を選ぶがその場で購入せず、価格の安いネットショップで購入することであり、顧客が来店しても売り上げに繋がらないという問題である。
歴史
2000年前半にオンラインからオフラインへ誘導する施策が広まった。近年ではスマートフォンの普及にともない、アプリによる集客も注目を集めている。