2016.2.1 (Mon)
ICT節電特集(第1回)
ワークスタイルの変化と在宅勤務概要
マルチメディアとは文字、画像、動画、音声などのさまざまなデジタル情報を、統合して扱う媒体のことである。デジタル情報の種類だけではなく、利用者からのアクションが反映される双方向性のある媒体であることもマルチメディアの条件に加えられている。
長所・短所
長所は、すべての情報をコンピューターで扱えることで一元管理することが可能になる。自身から情報を発信することが容易になり、個人の著作物や意見などを広く発信することが可能である。
短所は、デジタル化されることで、情報は簡単に複製され、著作権侵害や情報漏洩のリスクが上がることになる。匿名での情報発信により、プライバシーの侵害や他人への誹謗中傷などの問題が起こっている。
場面
ウェブサイトは双方向性があり、マルチメディアといえる。
シーン
アナログテレビはマルチメディアではないが、デジタルテレビはマルチメディアといえる。これはアナログのテレビ放送が一方的な情報発信だったが、デジタルではデータ放送が可能となり、天気予報番組でユーザーから現地の天気状況を集計することで、各地のリアルタイムな天気を放送できるようになった。そのためにデジタルテレビのリモコンには、アンケート用ボタンが備えられている。
シーンの応用
近年では、インターネット通信の速度向上とスマートフォンの普及により、個人が動画、音声、文字を気軽にインターネットに公開し、ほぼリアルタイムで双方向に情報をやりとりすることも可能である。
たとえば、外出前に利用する電車の運行状況を、鉄道会社のウェブサイトや地域のSNSなどで知ることが可能となり、満員・遅延などの運行情報が双方向で得られるようになった。
歴史
1980年代頃からコンピューターの標準機能として、画像、音声などを扱えるようになった。
その後、インターネットの通信速度向上と定額制の普及などにより、画像、音声だけでなく、映像をインターネット上でやりとりすることも普及。あらゆるデータをデジタル化し、インターネットを通じて双方向でやりとりすることが可能な環境が現在は整っている。