2016.4.27 (Wed)
朝礼ネタ帳(第38回)
「残業ゼロ」にこだわる社長たち概要
インプットとは、本来は投入量を表す英語である。 転じてビジネスでは、体験によって知識や経験を得たりすることを指すようになった。 具体的には、情報収集や、セミナーの受講、新しい他社サービスの体験、新しい業務の体験などが挙げられる。 アウトプットとは、本来は産出量を表す英語である。 転じてビジネスでは、自身の体験・学習し得た知識を、次の結果へつなげることを指すようになった。 具体的には、業務の改善や、新規事業の立ち上げ、ナレッジマネジメント(個人の持つ暗黙知を共有知に変えて社内共有を図る考え方)システムへの登録や社内共有会の開催などが挙げられる。 なお、ビジネスでは上記のほかに経営効率を議論する際や、会計用語としてもインプット/アウトプットが使用される。
インプット/アウトプットを行うメリット
インプットを行うメリットは、今まで知らなかった知識が蓄えられることである。業務などで必要な知識のみでは偏りが生じるため、時には異なる分野の書籍を読んだりセミナーに足を運んだりすることが望ましい。 アウトプットを行うメリットは、知識を何らかの形で自分の頭の外に出せることである。 それにより、自分の中で不足している部分を明確し、他者からフィードバックやアドバイスを得たりすることができる。 さらに、人に教えるなど自分の言葉で話すことによってインプットされた知識のより深い理解が進んだり、物事の背景を調べるなど、より深く学んだりするきっかけになる。
アウトプットが重視される背景
アウトプットの方が周囲からも目に見えるため評価されやすく、またインターネットの発達などで以前よりもインプットが容易にできる環境にあるため、アウトプットが重視され、インプットは軽視される風潮が進みやすい。 インプットばかりを行う傾向も問題だが、しかし良いインプットなくしてはアウトプットも生まれないため、バランスをとって学習していく必要がある。
シーン
年齢や会社での役職、実現させたい目標によって必要なインプット/アウトプットの内容は異なる。新入社員の間は目の前の業務内容のみ習得すればよいが、年齢や役職が上がるにつれて徐々に会計や経営知識、教養、人生観についても学習する必要が生じてくる。 内容に関わらず、知識をインプットした後は、自社や他社の財務諸表を読んでみたり、納得した人生観について、書いたり話したりして、アウトプットすることが重要である。