2016.2.1 (Mon)
朝礼ネタ帳(第14回)
雨の日をビジネスチャンスに!概要
ノベルティとは、企業が宣伝のため無料で配布する記念品のことである。ノベルティはその企業の商品を購入したときや、関連する施設を訪れた際などにもらえることが多い。ノベルティは非売品であることが多く、期間や場所限定などの希少性を付加して配布されている。
ノベルティを作成するメリットとしては、企業名やブランドの知名度を上げられる点や、ノベルティ目的で商品を購入したり、施設を訪れたりするといった効果もある。ノベルティのデメリットとして、基本的には無料で配布品であるため、それ単体では利益をあげることは難しい点である。開発と製造コストが、宣伝効果に見合うかという問題もある。
ノベルティ(novelty)は、「珍しいもの」「目新しいもの」という意味を持つ英語である。
種類
ノベルティの種類は多岐にわたり、たとえばボールペンやノートなどの文房具から、ハンカチやバッグなどの身につけるものや、食料品が配布されるケースまである。ノベルティに会社名や会社に関する情報が記載されており、ノベルティを配布された人がこれらのものを、人目が多い場所で利用すると、社名の周知や、興味を持ってもらえるようになる。
シーン
ノベルティを制作する理由は、該当の会社に興味を持ってもらうことが目的である。たとえば主婦向けの製品を扱う会社のノベルティがボールペンだと、あまりほかの主婦の目につきにくく、宣伝効果が薄い。エコバッグなどであれば、買い物用に使われることで、周囲の主婦が目にする機会が多くなる。このような宣伝効果を検討した上で、ノベルティを作成する必要があり、配布も同様に場所や時間などを考慮しなくはならない。
歴史
日本で初めて配られたノベルティは、江戸時代の商店で配布されていた引き札と呼ばれるチラシであるとされている。当時のチラシは版画を使ったもので絵が描かれているということもあり、美術的な価値が高いものも存在していた。無料で配布されたチラシ(印刷物)は有難いものとされていた。その後、現代においては文房具や小物などさまざまな種類のノベルティが、各企業により作成されるようになっている。