2016.5.23 (Mon)
オフィスソフト使いこなし(第17回)
よく使う単語をユーザー辞書に登録して効率アップ概要
Microsoft IME(マイクロソフト アイエムイー)とは、マイクロソフトが提供する言語入力システムのことである。IMEはインプットメソッドの略であり、日本語などの言語ごとにそれぞれ用意されている。Microsoft IMEのことを略してMS-IMEと表記する場合もある。
Microsoft IMEはWindowsに標準搭載されており、ユーザーは利用についてあまり意識することはなく文字入力を行うことができる。Microsoft IMEを使うことで、日本語が入力でき、さらにひらがなから漢字への変換なども可能とし、ひらがなからローマ字などへの入力文字の変更も可能である。
しかし日本語の変換に関してはユーザーの想定通りにいかないことも多く、変換間違えも発生することはある。さらにIMEとしてはMicrosoft IME以外にも複数の製品があり、個人の好みによりさまざまな日本語入力システムを選ぶことが可能となっている。
種類
Microsoft IMEには複数の機能がある。たとえば漢字は分かるが読み方が分からず文字入力ができない場合は、手書きで漢字を書くことで入力を補助したり、よく使う用語で一般的には変換されない単語を辞書登録し、ひらがなからの変換時に変換の候補としてあげる機能があったりとさまざまな機能が存在する。
Microsoft IMEのバージョンはWindows 95に搭載されたMicrosoft IME 95から始まり、現在ではMicrosoft IME 2012が最新版となっている。
シーン
Microsoft IMEを利用してパソコンで入力を行うにあたり、ローマ字で入力したい場合や日本語で入力したい場合、さらにカタカナで入力したい場合が繰り返し訪れることがあるが、この場合にはファンクションキーを用いるのが便利である。
ファンクションキーとはキーボードの上部に並んでいるF1、F2...などのキーである。例えばF6を押すと入力中の文字列が強制的にひらがなとなり、F8を押すと入力中の文字列が半角カタカナになり、F10を押すと入力中の文字列がアルファベットになる。これらのキー操作を覚えておくことで文字入力速度の向上が見込め、生産性の向上にも繋がる。
歴史
Microsoft IMEは1993年に発売されたWindows3.1に標準搭載されていた日本語入力システムが始まりとされている。その後1995年にWindows95が発売されたが、その際にはMicrosoft IME 95が標準搭載された。このようにOSのバージョンアップに伴いMicrosoft IMEもバージョンアップを行なっている。