2016.2.1 (Mon)
オフィスソフト使いこなし(第4回)
エクセルの作業効率をあげよう概要
ダイアログボックスとは、パソコンの画面に確認入力や各種設定などのために表示される別ウインドウの総称である。ウインドウには非常に小さなものから、ある程度大きなものまであり、特にサイズ規定はない。OS(Windowsなどのオペレーティングシステム)の指示で表示されるものから、アプリケーションプログラムにより表示されるものまで多種多様。ダイアログボックスは、ユーザーが見逃すことがないように画面に並ぶウインドウの最前列に表示される。
種類
ダイアログボックスの役目は、コンピューターとユーザーの間のやり取りを行うために使用されるものである。ダイアログボックスの内容はユーザーへの注意・警告がほとんどで、コンピューターに影響を与える可能性のあるアプリケーションプログラムを実行する前の確認をする場合、エラーが発生した場合などの処理をユーザーに選ばせる場合、システムやアプリケーションプログラムの動作環境を設定する場合などが表示される。ユーザーがダイアログボックスの種類を認識しやすくするため色で工夫したり、警告などの場合は、フラッシュ(点滅)させたりすることでわかりやすくしている。単に注意や警告の表示や、エラーの表示として、ユーザーが確認したことを示す「OK」ボタンしかないものは、メッセージボックスとかアラーム、またはアラートと呼ばれることもある。
用途
ダイアログボックスは、主にコンピューターからユーザーに対する注意・警告・通知として用いられるものと、アプリケーションプログラムの動作環境の設定やシステムの設定に用いられるもの、ユーザーの要求する結果表示に用いられるものなどがある。その用途はさまざまで、いろいろな場面で使用される。
気を付けるべきポイント
ダイアログボックスは、コンピューターとユーザーのやり取りを行う上で、多用される機能だが、ユーザーが意図的にコンピューターからの注意・警告のダイアログや、確認入力のダイアログを非表示に設定にした場合(この場合関連するトラブルはすべてユーザーの自己責任である)、ユーザーの操作ミスによってトラブルが発生することもあるため、その取り扱いには十分な注意が必要である。