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用語解説 

ブレイクダウン

概要

 ブレイクダウンとは、上位組織で決まったことを下部組織に指示すること、またはアイデアなどの概要を詳細化、細分化する(落とし込む)ことである。

 大きな枠組みで物事を検討し、目標を定めたあと、その目標を実現するために、作業レベルにまでブレイクダウンすることで実現可能となる。特に、プロジェクトを具体的な作業項目に分割し、人員を割り当ててスケジュール管理する手法を、ワークブレイクダウンストラクチャー(WBS)と呼ぶ。

 ブレイクダウンすることのメリットとしては、上位組織から下部組織へのコミュニケーションをする際において、下部組織で実施する作業が明確になり、上位組織が求めた結果が返ってきやすい点がある。ブレイクダウンを行わないと作業者がやるべき作業を取り違えてしまい、手戻りが発生する場合があったり、進捗していると思っていた内容が、上位組織と下部組織で意識がちがっていたりといったことが起きてしまう。

種類

 プロジェクトにおけるブレイクダウンの手法は、作業項目を細分化するワークブレイクダウンストラクチャー(WBS)のほかにも、さまざまなものがある。プロジェクトに関わる組織を細分化するオーガナイゼーションブレイクダウンストラクチャー(OBS)、プロジェクトにかかるコストを細分化するコストブレイクダウンストラクチャー(CBS)、作業に伴い完成する成果物を細分化するプロダクトブレイクダウンストラクチャー(PBS)などだ。

 これらを互いに関連付けることでプロジェクト全体をより把握しやすくなるというメリットがある。

シーン

 ブレイクダウンを用いるケースとしては、たとえば企業がある商品に対して全社的な販売目標を立てた際、それだけでは漠然としており、営業マンがいくら販売すれば良いかがわからない場合が挙げられる。そのため営業マン一人ひとりに対して販売個数の目標をブレイクダウンし、各個人の目標に落とし込むことで自らの目標が明確化する。さらに「どのような販売方法をすると効果的か」という方法論を検討し、各人へとブレイクダウンすることで、会社としての方針に一貫性を持たせることができる。

歴史

 もともとブレイクダウンは英語でbreak downと記載し、「壊す」「分解する」という意味を持つため、そこからビジネスにて用いられるような大きな枠組みで決められたものを作業ができるように小さなものへ詳細化するといった意味にて用いられるようになった。

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