【法人向け】Wi-Fiの速度を上げる4つの方法 | 快適に使える目安や測定方法を紹介
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2024.2.29 (木)Posted by NTT東日本
インターネットを業務に利用する中で「職場のWi-Fi速度が遅い」といったお悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。通信速度が遅いと、メールのやり取りやオンラインミーティングに支障が出てしまいます。しかし、Wi-Fiの速度はルーターの置き場所やパソコンの設定などの環境を見直すことで改善できることが多いです。
そこで、今回の記事では、用途に応じたWi-Fiの速度の目安や、原因別に通信速度を改善する方法について解説します。自宅や職場の回線速度にお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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<目次>
- 1.Wi-Fiを快適に使える速度の目安を解説
- 2.Wi-Fiの通信速度の測定方法を2つ紹介
- 2-1. Fast.com
- 2-2. インターネット回線スピードテスト
- 2-3. 測定結果の意味は?
- 3.Wi-Fiの速度が遅くなる6つの原因
- 3-1. 接続台数が多い
- 3-2. 電波がさえぎられている
- 3-3. ルーターの近くに電化製品がある
- 3-4. 水槽の近くにルーターを置いている
- 3-5. ルーターの不具合
- 3-6. パソコンの負荷が高い
- 4.Wi-Fiの速度を速くする4つの方法
- 4-1. ルーターの帯域を変えてみる
- 4-2. LANケーブルの規格を見直す
- 4-3. IPv4 over IPv6を利用したルーターを使う
- 4-4. 最新規格対応のルーターを導入する
- 5.Wi-Fi6を利用するなら「ギガらくWi-Fi」
- 5-1. 安心の情報セキュリティ
- 5-2. 設置が簡単
- 5-3. 年中無休のプロによるサポート
- 6.まとめ
1.Wi-Fiを快適に使える速度の目安を解説
Wi-Fiを快適に使える通信速度の目安は、以下のとおりです。
利用目的
|
速度の目安
|
オンラインミーティング |
30Mbps |
メールなどテキストのやり取り |
10Mbps |
ファイルの共有など |
50~100Mbps |
利用目的ごとに必要な速度の目安は異なります。自宅でのオンラインミーティングを快適に行うために必要な回線速度の目安がおよそ30Mbpsです。オンラインゲームといった高速かつ大規模な通信が必要な場合でなければ問題ない速度です。
一方、オフィスではテキストのやり取りには10Mbps、ファイルの共有などには50~100Mbps程度の速度があるとスムーズに業務を遂行できるでしょう。オフィスでは大人数が一斉に通信回線を利用するため、大容量の通信回線が要求されます。そのため、自宅の回線に比べて必要な通信速度は高くなってきます。
2.Wi-Fiの通信速度の測定方法を2つ紹介
自社の通信環境が分からなければ、比較ができません。ここではWi-Fi速度の測定方法を解説します。前の章で紹介した通信速度の目安と比較して、ご自身の通信環境を再検討してみてください。
2-1. Fast.com
Fast.comは、Netflix社が提供する無料のインターネット速度測定ツールです。サイトにアクセスするだけで、簡単に測定できるのが特徴です。動画視聴やブラウザの閲覧などに必要な「下り回線」の速度を表示してくれます。
2-2. インターネット回線スピードテスト
インターネット回線スピードテストというサービスを利用して、通信速度を測定するのも有効です。サイトにアクセスして、ページの中央にある「測定開始」ボタンを押すと計測が開始されます。Fast.comと異なり、下りの回線だけでなく上りの速度やpingも表示してくれるのが特徴です。
2-3. 測定結果の意味は?
測定結果の画面に表示されるbpsという単位ですが、これはbit per secondの略です。bitはデータの単位のことで、1秒間にどれくらいの情報を送信可能かを表します。bpsが高いほど転送可能なデータが多く、小さいほど少ないということです。
3.Wi-Fiの速度が遅くなる6つの原因
Wi-Fiの速度を測定してみて、思っていたより通信速度が遅いと感じた方がいらっしゃるかもしれません。通信速度はルーターの置き場所やパソコンの状態など、環境によって左右されます。ここでは、Wi-Fiの速度が遅くなる原因を6つに分けて解説します。
3-1. 接続台数が多い
接続台数が多いとルーターが多くの機器と送受信することになるため、通信が混み合ってしまいます。まずは、自社の環境でどれくらいの機器がルーターに接続されているかを確認してみましょう。
その上で、ルーターの同時接続数を超える台数が接続されている場合には、接続可能台数の多いルーターに交換すると良いでしょう。
3-2. 電波がさえぎられている
床や壁、棚など物理的障壁が電波を遮ってしまうことで、通信が不安定になることがあります。ルーターは、床から1~2mほどの高さの場所で電波を遮るものがない場所に設置するのがおすすめです。また、ルーターのほこり避けの布も、電波を遮る原因になるので注意しましょう。
3-3. ルーターの近くに電化製品がある
多くの家電で用いられている電波の周波数は2.4GHzですが、この周波数帯はWi-Fiのルーターも利用しています。家電の電波と干渉するために、Wi-Fiの電波が通りづらくなってしまいます。電化製品やルーターの置き場所を見直してみることで、干渉が減って電波の通りが良くなるかもしれません。
3-4. 水槽の近くにルーターを置いている
水には電波を吸収する性質があり、Wi-Fiルーターから発せられる電波も例外ではありません。電波が吸収されてしまうと通信は減衰するので、速度が遅くなる原因となります。水槽や水回りから離れた場所に、ルーターを設置してみましょう。
3-5. ルーターの不具合
ルーターは機械なので、長時間稼働させていると不具合が発生します。またルーター自体の熱も不具合の原因となるため、調子が悪いと感じたら再起動させてみましょう。
再起動させるときは、リセットボタンと間違えてしまわないように気を付けてください。リセットボタンは、設定を初期化するボタンです。再起動するときは、電源ボタンを押してください。
3-6. パソコンの負荷が高い
パソコンの処理が重くなっているときに、インターネットへの接続が遅くなることがあります。具体的にはブラウザでタブを多く開いているときや、多くのアプリケーションを同時に起動させているときなどです。
余計なタブやアプリケーションを閉じたりすると負荷が軽減されて、通信が改善される場合があります。アプリケーションの状況はWindowsはタスクマネージャー、Macはアクティビティモニタから確認可能です。また、Windowsでは【ctrl+shift+esc】のショートカットでも開けられます。
※WindowsはMicrosoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。Windowsの正式名称はMicrosoft(R) Windows(R) Operating Systemです。
※Mac、Macintosh、Safari、Mac OS、OS Xは、Apple Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
4.Wi-Fiの速度を速くする4つの方法
より良い通信環境を求めるのであれば、通信機器そのものを見直すことも重要です。ここでは、機器の改善によって通信速度を早くする方法を4つ紹介します。
4-1. ルーターの帯域を変えてみる
Wi-Fiのルーターが用いる周波数帯は、主に2.4GHzと5.0GHzの2つがあります。2.4GHzは障害物に遮られにくい帯域ですが、電化製品と干渉しあって通信が不安定になることがあります。それに対しWi-Fi専用の帯域の5.0GHzは他の機器と干渉しにくいものの、障害物に遮られやすいことがデメリットです。
安定的な通信を求めるならば5.0GHz、障害物が多い環境では2.4GHzを用いるといった環境に応じた使い分けが大切です。
4-2. LANケーブルの規格を見直す
LANケーブルの規格によって、一度に送れるデータの量は決まっています。そのため、古い規格のケーブルを使用しているのであれば、新しい規格に変更することが速度改善に有効です。
自社で使っている回線が何bpsなのか、それに対してLANケーブルは何bpsかを比較してみてください。2つの速度が合わないようであれば、ケーブルを変えてみると良いでしょう。
4-3. IPv4 over IPv6を利用したルーターを使う
インターネットで通信を行う際、それぞれの通信機器を識別するためにIPアドレスという固有の番号が機器ごとに割り振られています。
名前の振り方の1つがIPv4という形式です。そして、IPv4と一緒に利用されることが多い通信方式をPPPoEと呼びます。一方で、IPv6と呼ばれる新しい規格があり、一緒に用いられる通信方式はIPoEです。
IPoEがPPPoEと異なる点は、インターネットに接続する際、ネットワーク終端装置という機器と接続しないことにあります。そのため、IPv6に用いられるIPoE接続では通信の混雑が緩和され、高速な通信が望めます。
しかし現状では、IPv6に対応していないWebサイトも多いです。そのため、IPv4にも対応した通信が必要となり、これに対応したのがIPv4 over IPv6です。IPv4 over IPv6方式ではIPv4の通信もIPv6同様に行えるため、全体的な通信速度の改善が期待できるでしょう。
4-4. 最新規格対応のルーターを導入する
Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)は従来のWi-Fi規格では採用されなかった、同時に複数の端末と通信可能な通信方式を採用しています。
Wi-Fi6の登場によって、以前よりも快適な通信を実現しました。また、通信速度の理論値がWi-Fi5に比べて約1.4倍となっており、より高速な通信が見込めます。周波数帯も、環境に応じて5.0GHz帯と2.4GHz帯を切り替える機能を持ち、これまでよりも安定した通信を望めます。
5.Wi-Fi6を利用するなら「ギガらくWi-Fi」
Wi-Fi6対応のルーターを使える法人向けWi-Fiサービスをお探しなら、NTT東日本が提供する「ギガらくWi-Fi」がおすすめです。どんな方でも導入しやすい、安心安全な3つの特徴を紹介します。
5-1. 安心の情報セキュリティ
来訪者向けにWi-Fiを提供するときに不安なのが、来訪者が誤って社内ネットワークにアクセスしてしまうことです。「ギガらくWi-Fi」では、来訪者用のWi-Fiから社内ネットワークに接続しないように設定可能です。
また、アクセス権限はサポートセンターでのみ変更可能なため、不正なアクセスへの対策も安心です。Wi-Fiを通してアクセスするアプリケーションを制限することも可能で、業務に不要なアプリケーション使用や私的なドライブへのデータ流出も防げます。
5-2. 設置が簡単
NTT東日本の担当者が、店舗やオフィスごとに適した設定を提案します。Wi-Fiのアクセスポイントを事前に設定した状態でお届けするため、アクセスポイント装置に電源とLANケーブルを挿すだけで準備が完了します。お客さまの負担少なくご利用いただけるサービスです。
※既設のLANで固定IPアドレスを利用している場合など、別途お客さまにてネットワークの設定変更が必要となることがあります。
5-3. 年中無休のプロによるサポート
サポートセンターを年中無休で利用可能です。毎日9〜21時の間、専門知識を持ったスタッフが対応するため、トラブルが発生しても安心です。また、アクセスポイントが故障したときには交換用のアクセスポイントが郵送されます。オプションとして21〜翌9時までの時間帯でも電話対応を行っており、故障機器の訪問による交換に対応しています。
※電話によるご対応時間 9:00-21:00(年中無休) ※メーカーの公式サポートが終了した端末のWi-Fi設定 など、お問い合わせの内容によっては対応できないことがあります。
※故障連絡受付から現地までの駆けつけ時間および回復時間を保証するものではありません。 ※故障の原因がお客さまの責任による場合、別途費用がかかります。
6.まとめ
自社のWi-Fiの通信速度が遅いと感じられた方は、ルーターの置き場所や再起動にパソコンの状態の見直しなど、簡単な方法で改善可能な場合があります。
しかし、速度低下の原因によっては、ルーター本体やLANケーブルなど、機器そのものの見直しが必要になる場合もあります。店舗やオフィスのWi-Fi環境を見直したい方は、Wi-Fi6を利用できる「ギガらくWi-Fi」をご検討いただいてはいかがでしょうか。
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ご相談・お問い合わせ
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