Wi-Fiをビジネスで使うならどんなタイプがおすすめ?利用用途別に紹介
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2024.10.31 (木)Posted by NTT東日本
Wi-Fiをビジネスで使うならどんなタイプがおすすめ?利用用途別に紹介
ビジネスや日常生活において、今やWi-Fiの利用は切っても切り離せないものとなりました。
新しくWi-Fiの利用を検討するとき、どのようなWi-Fiを利用するべきか調べている人も多いと思います。
今回の記事では、Wi-Fiの各社のサービスの比較などではなく、そもそもWi-Fiにはどのような種類があるのか、法人で利用するメリットや、利用用途別におすすめのWi-Fiの種類などについて紹介していきます。
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1.Wi-Fiの種類について
Wi-Fiには、固定回線を利用したものと、モバイル回線を利用したものがあります。機器としては持ち運びができるポケットWi-Fiと、持ち運びができない据え置きのルーターの2種類があります。
①固定回線
建物に電柱から回線を引き込んで、ルーターと有線で接続するタイプの回線です。光回線やADSL回線を利用したものになります。
通信速度が速く安定しています。同時に複数台の接続をしてもある程度は快適に利用できるため、オフィスや家庭などでインターネットを利用する場合のスタンダードです。
②モバイル回線
光回線などの固定の回線を引き込んで接続せず、通信会社のモバイル通信を利用するWi-Fiの形式です。モバイル回線とは、スマートフォンキャリアなどの電波を利用して通信する方法です。
固定回線よりも通信は安定せず、通信速度や通信制限などの制限が厳しいですが、工事不要で手軽に利用開始できます。レンタルで一定期間の利用なども可能です。
利用エリアは全国に広がっていますが、まだ拡大中で対応していないエリアもあったり、屋内や地下では電波が届かないこともあります。
上記のような理由から、ビジネスで大量のデータを扱うような用途や、家庭での利用でも動画の視聴などが多い場合はあまり適していません。
このモバイル回線のWi-Fiを利用するには、2種類のルーターがあります。
(1)ホームルーター
電源に接続して利用する据え置き型のWi-Fiルーターです。持ち運びはできませんが、スマートフォンと同じようにモバイル回線を利用します。持ち運びが可能なポケットWi-Fiと比較すると安定して通信が可能です。
(2)ポケットWi-Fi
充電して持ち運びが可能なWi-Fiルーターです。ホームルーターよりも通信は安定しません。持ち運びが可能なため、固定回線がない外出先でもスマートフォンのテザリングを利用することなくPCなどでインターネット通信が可能です。
多くの場合、通信量の制限が設けられているため、Wi-Fiとして自由に通信をしすぎると速度が低下し、Webサイトを閲覧する際には画像の表示が遅くなったり、サイトそのものを表示するまでにあまりにも時間がかかるケースなどがあります。
また、法人契約をすることで、通信制限の条件を緩和し、外回りの多い従業員が利用できるプランなどもあります。
2.光回線を法人契約するメリット
前章ではWi-Fiの種類について解説しましたが、企業がオフィスや事務所などでWi-Fiを利用する際には光回線などを使った固定回線が主流です。ここでは、光回線の個人契約と法人契約の違いや、法人契約のメリットについて説明します。
①固定IPアドレスの利用
法人名義の契約では固定のIPアドレスが利用できます。IPアドレスとは、インターネットを通信する際の住所のようなものです。
自社Webサイトやクラウドシステム利用の時に、セキュリティ性を高める仕組みとして、IPアドレス認証が利用可能です。特定の回線でのみ、アクセスできるようになるため、法人で利用しているIPアドレスが認証キーとなります。
②迅速なサポート体制
個人よりも法人契約のほうが、通信障害時などのサポートへの対応の速さや手厚さなどがあります。回線に障害があったときは、個人でのサポート窓口ではなかなかつながらないことがありますが、法人のほうは比較的速く対応もらえることが多いです。
③VPNなどの利用も
VPNとは、Virtual Private Networkの略で、仮想専用線と呼ばれます。不特定多数の人が利用する通常の通信方法とは異なり、限定された通信ができるためセキュリティ性が高いです。
このVPNの利用には、IPアドレスが必要になることがあり、固定IPアドレスを取得できることでVPNの利用が可能になります。テレワークで在宅やサテライトオフィスなどの外部から社内サーバーやクラウドにアクセスするときも、比較的セキュリティが高い状態で利用可能となります。
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3.利用用途別のおすすめのWi-Fiは?
ここでは、想定する利用用途別におすすめの形式を紹介します。
①オフィスや家庭など屋内での利用を想定する場合
基本的には、固定回線を契約するのがおすすめです。安定した通信が可能で、通信制限もなく、同時接続台数も多いためです。
②仕事で外出が多い場合
営業職など外出が多い職種や、カフェなどで業務を行うことが多い場合は、スマートフォンでテザリングを行うと通信量が多くなります。またフリーWi-Fiではセキュリティ面や通信の不安定さなどがネックになります。そのため、モバイル回線のポケットWi-Fiを利用するのが良いでしょう。
メインのWi-Fiとして利用するには通信制限や通信速度などがあるため、すべての業務に関係する通信ではデータ量が足らないことも多いですが、外出先などでサブの回線として利用するには適しています。
法人向けプランであれば、通信制限がないケースもあります。
③従業員に支給する場合
会社から従業員にWi-Fiルーターを配布する場合は、工事が必要ないモバイル回線がおすすめです。
通信制限や通信速度によりビデオ会議や大容量データのやりとりが難しいという懸念もありますが、法人向けプランであれば契約しているグループ単位で通信量を確保できる場合や、上限が個人利用よりも大きいものもあります。
契約台数が多い場合は法人向けプランの利用で制限がないものを利用しましょう。
④個人法人問わず一時的に利用する場合
引っ越ししたばかりで固定回線が開通するまでの間や、一時的なテレワーク用で従業員に支給する場合などは、モバイル回線の利用がおすすめです。
また、在宅勤務の場合はモバイル回線の中でもホームルーター型の利用がおすすめです。電波を受信しやすいため、固定回線ほどの快適さはありませんが、業務を安心して行えます。
4.クラウドPBXとの併用もおすすめ
従来の電話回線を利用したビジネスフォンから、インターネット回線を利用したIP電話やクラウドPBXの利用が増えています。
PBXとはオフィスでビジネスフォンを制御するための装置で、クラウドPBXとは、そのPBXをクラウド上(インターネット上)で利用します。クラウドPBXを導入することで、テレワークなどのオフィス以外でも従業員のスマートフォンをビジネスフォンとして使え、会社の番号や内線が受発信可能になります。
新しくオフィスや事務所にWi-Fiや光回線を導入する場合は、クラウド化を進めるにあたりWi-FiとクラウドPBXを併せて検討するのも選択肢のひとつです。
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5.まとめ
今回の記事では、Wi-Fiの種類や利用目的別のおすすめの形式、法人での利用方法について紹介していきました。
オフィスや店舗、自宅での利用を検討する場合は光回線などの固定回線を、一時的な利用や外出先などの利用ではポケットWi-Fiを、また工事をせずにすぐに自宅や事務所などで利用した場合はホームルーター型のWi-Fiがおすすめです。
NTT東日本が提供する「ギガらくWi-Fi」では、通信速度が速くサポート体制が充実しているだけでなく、店舗でのフリーWi-Fiの設置やゲスト向けWi-Fiの用意なども可能です。
オフィスだけでなく、農業や工場などの各業界に向けたプランもございますので、法人で新しくWi-Fiの利用を検討している場合は、ぜひ一度パンフレットをご覧ください。
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