【法人向け】Wi-Fiがつながりにくい原因と解決策をシーン別に解説!対応のポイントとおすすめのWi-Fiも紹介
-
2025.2.28 (金)Posted by NTT東日本
「会社で使用中のWi-Fiが急につながりにくくなった」と、お困りの担当者の方がいらっしゃるのではないでしょうか。Wi-Fiがつながりにくい場合は「自分だけなのか」「会社全体で起きているのか」など、ケース別によって対応策が変わります。
そこで今回の記事では、Wi-Fiがつながりにくい原因と解決策をシーン別に紹介します。ほかにも焦らずに対応するためのポイントをあわせて解説しますので、会社のWi-Fiがつながりにくいとお困りの方は、ぜひ最後までお読みください。
-
社内ネットワークの導入・見直しをご検討のみなさま通信速度が遅い、機器が古くなっていつ壊れるかわからないなど不満や不安はありませんか?
NTT東日本グループがお客さまにあわせたネットワークをまとめてご提案します!
※(株)NTT東日本サービスのページに遷移します。
<目次>
- 1.社内のWi-Fiのしくみを解説
- 2.Wi-Fiがつながりにくい原因を調べる3つの方法
- 2-1. 自分だけつながりにくい場合
- 2-2. 社内の一部だけつながりにくい場合
- 2-3. 社内全体でつながりにくい場合
- 3.【原因別】Wi-Fiがつながりにくいときの解決策4選
- 3-1. パソコンやスマートフォンに不具合がある場合
- 3-2. Wi-Fiルーターやアクセスポイントに不具合がある場合
- 3-3. ONUに不具合がある場合
- 3-4. プロバイダに原因がある場合
- 4.Wi-Fiがつながりにくいときに焦らず対応するためのポイント
- 4-1. 現状把握して原因を探る
- 4-2. マニュアルを作成しておく
- 5.Wi-Fiがつながりにくい問題が解決しない場合は回線の乗り換えを検討しましょう
1.社内のWi-Fiのしくみを解説
Wi-Fiはケーブルを必要とせずに、パソコンやスマートフォンなどに無線でインターネットを接続する技術です。会社で利用されているWi-Fiは、複数の機器を介してパソコンやスマートフォンまで電波を飛ばしています。
会社のWi-Fiは、以下の順でパソコンまでインターネット回線をつなげています。
「インターネット→プロバイダ→ONU→ルーター→(アクセスポイント)→パソコン」
プロバイダとは、インターネット接続を提供する事業者です。プロバイダとの契約によって、インターネットの利用が可能となります。ONUは光回線から伝わる光信号と、パソコンで送受信可能なデジタル信号を相互に変換する装置です。ONUにルーターをつなぐことで、1つの回線から複数の機器へとインターネットをつなげられるようになります。
アクセスポイントは、Wi-Fiの電波を送受信する「端末とルーターの橋渡し役の機器」です。ルーターとアクセスポイントが一体化した「無線LANルーター」という機器もあります。企業で利用されるWi-Fiは広範囲に電波を飛ばす必要があるため、ルーターと複数のアクセスポイントを別々に用意している場合が多いです。
2.Wi-Fiがつながりにくい原因を調べる3つの方法
Wi-Fiが急につながりにくくなった場合、まずは適切な解決策を実践するために状況を確認する必要があります。ここでは3つのシーン別にWi-Fiがつながりにくい原因を紹介しますので、自社の状況がどれに当てはまっているか確認しましょう。
2-1. 自分だけつながりにくい場合
会社の中で、自分だけWi-Fiがつながりにくい際は、使用しているパソコンやスマートフォンなどの接続機器に不具合があったり、設定に不備があったりする可能性があります。例えば、パソコンやスマートフォン本体が故障しているかもしれません。もしくは、Wi-Fiルーターに不具合がある可能性も考えられます。
2-2. 社内の一部だけつながりにくい場合
社内の一部だけがWi-Fiがつながりにくい状況で、まず確認したいのがルーターの設置場所です。ルーターと接続機器の間に壁や物品などの障害物があったり、距離が遠すぎたりしている可能性があります。
また、複数のアクセスポイントを利用している会社で、1箇所だけ不具合が生じた場合でも、社内の一部でWi-Fiがつながりにくくなる場合があります。Wi-Fiがつながる範囲を広げるための「中継機」を利用している場合は、中継機にも問題が発生していないか調べてみましょう。
2-3. 社内全体でつながりにくい場合
社内全体でWi-Fiがつながりにくい際には、ルーターやONUに不具合や故障が生じている可能性が高いです。また、プロバイダで通信障害が起こっているケースも考えられます。
他には、同時に多くの人がインターネットを利用することで回線が混雑し、つながりにくくなっている可能性があります。その場合は、Wi-Fi利用人数を最大接続可能台数がカバーできていないのが原因です。
3.【原因別】Wi-Fiがつながりにくいときの解決策4選
急にWi-Fiがつながりにくくなると、どのように対応して良いのかわからなくなる方は多いでしょう。ここでは、原因別に解決策を紹介します。自社のWi-Fiがつながりにくい原因が何なのかを確認し、改善策を試してみてください。
3-1. パソコンやスマートフォンに不具合がある場合
パソコンやスマートフォンに不具合があるとわかった場合は、まずは機器の再起動を行うのがベストです。原因不明の不具合は、再起動によって解決する場合が多くあります。
また、パソコンやスマートフォンのOSが古すぎるため、Wi-Fiが遅くなっている可能性もあります。OSが最新版ではない場合は、アップデートを試してみましょう。そもそもパソコンやスマートフォンなどのデバイス自体が古く性能が低いなら、買い替えを検討してください。
3-2. Wi-Fiルーターやアクセスポイントに不具合がある場合
ルーターやアクセスポイントに問題が生じている場合は、再起動を行います。機器につながっているケーブルを抜き差しするだけでも問題ありません。次に、機器のランプが正常反応を示しているかを確認します。基本的には、ランプの色が緑や青なら正常、赤色だと異常を示しています。しかし、色は機器によって異なるので、必ず説明書を確認してください。
それでも直らない場合は、ルーターの最大接続可能台数を確認します。最大接続可能台数を超えて利用している場合は、ルーターに適した台数のみをつなげて利用するようにしましょう。通常の使用状況で上限を超える場合は、最大接続可能台数が多いルーターに買い換える必要があります。
また、ルーターと接続機器の間に壁や物などの障害物があると、Wi-Fiがつながりにくくなります。設置場所を変更して改善されるなら問題ありませんが、ルーターの移動が難しい場合は中継機の導入を検討しましょう。ここで記載した方法でも解決できない場合は、回線事業者やプロバイダに問い合わせてみてください。
3-3. ONUに不具合がある場合
ONUに問題がある場合は、まずはケーブルが正しくつながっているか、ランプが正常に点灯しているかを確認してみてください。ランプの色が異常時を示している場合は、コンセントを抜き差しして再起動することで、正常に戻る可能性があります。解決できない場合は、回線事業者やプロバイダに問い合わせ、状況を説明しましょう。
3-4. プロバイダに原因がある場合
パソコンやルーターなど社内の機器に問題がない場合は、プロバイダ側で通信障害が発生している可能性があります。プロバイダのホームページ上のお知らせや、最新ニュースを確認してみましょう。
また、通信障害時には「Wi-Fiがつながらなくなった」とSNSで投稿する人が急増するので、確認してみるのもおすすめです。または、自社で契約料金の支払い漏れが発生している可能性はないでしょうか。利用料金未払いを理由に、契約が止まっていないかを確認してみてください
4.Wi-Fiがつながりにくいときに焦らず対応するためのポイント
Wi-Fiが急につながりにくくなると、焦ってしまう方が多くいらっしゃいます。しかし、対応のポイントを知っておけば、急にWi-Fiに不具合が発生したときでも焦らずに対応が可能です。ここでは2つのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
4-1. 現状把握して原因を探る
Wi-Fiがつながりにくくなった際は、まず原因の究明が重要です。原因を探れば、次にどのように対応すれば良いのかがわかります。現状把握で最初にすべきことは、Wi-Fiがつながりにくい範囲の特定です。以下の3つのうち、どれに該当するかを調べれば原因を絞り込めます。
- 自分だけなのか
- 一部のエリアだけなのか
- 会社全体で発生しているのか
その上で今回の記事で紹介している原因を調べる方法を一つひとつ実行していけば、問題の解決に近づきます。Wi-Fiがつながりにくくなる原因は複数あるため、どの対応が正解なのかと困ってしまう方が多くいるでしょう。しかし焦る必要はなく、最初に現状把握をすることで落ち着いた対処が可能です。
4-2. マニュアルを作成しておく
Wi-Fiが急につながりにくくなった際にスムーズに対応できるよう、事前にマニュアルを作成しておくのがおすすめです。「Wi-Fiがつながりにくい場合の対応方法」を記載したマニュアルを社員に共有しましょう。
もし社員の判断で機器の再設定や再起動を繰り返したら、重要なデータの損失につながる可能性があります。そのようなリスクを防ぐためにも、まずはマニュアルを参照して社員自身でWi-Fiの設定の見直しや再起動などの対応を行ってもらいましょう。それでも解決できなかった場合に相談してもらうようにすれば、担当者の負担が減ります。
5.Wi-Fiがつながりにくい問題が解決しない場合は回線の乗り換えを検討しましょう
あらゆる解決策を実践しても解決しない場合は、契約中の回線自体が遅い可能性があります。その場合は、回線事業者やプロバイダを乗り換えて、より高速な回線を契約しましょう。
Wi-Fiの乗り換えならNTT東日本の「ギガらくWi-Fi」がおすすめです。会社や店舗で利用できるWi-Fiサービスで、以下のような役立つ機能が揃っています。
- 利用状況の把握ができる
- 業務目的以外の利用制限ができる
- 社内用と来訪者用のネットワークを分けられる
- Facebookとの連携で店舗PRが可能
- 複雑な設定は不要で簡単に導入可能
- トラブル時のサポートが充実
会社への導入では、社員の利用状況の把握やアクセス利用制限によって、業務効率化につながります。また社内と来訪者用のネットワークを分けられるため、外部への機密情報の漏えいの心配がありません。店舗への導入では、来店客へのWi-Fi開放で顧客満足度向上につながるだけでなく、Facebook連携による店舗PRも可能です。
※一部の端末では正常に動作しないことがあります。 ※「Facebook」は、Meta Platforms, inc.の登録商標です。
導入は簡単で、届いた設定済みの機器にケーブルを挿入するだけ。不具合が生じた際には、サポートセンターがすぐに対応します。
※既設のLANで固定IPアドレスを利用している場合など、別途お客さまにてネットワークの設定変更が必要となることがあります。
※故障連絡受付から現地までの駆けつけ時間および回復時間を保証するものではありません。 ※故障の原因がお客さまの責任による場合、別途費用がかかります。
「ギガらくWi-Fi」についてより詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
サービス概要や機能など、もっと詳細に知りたい方は以下の商品カタログもご確認ください。
-
ギガらくWi-Fi 総合パンフレット
ギガらくWi-Fiの資料ダウンロードはこちら
6.まとめ
Wi-Fiが急につながりにくくなった場合は、まずは「自分だけがつながりにくいのか」「社内の一部だけなのか」「会社全体でつながりにくいのか」を確認して、原因を究明します。その次に「パソコンの不具合」や「ルーターの問題」など原因に応じた解決策を実行しましょう。
Wi-Fiがつながりにくくなった際には、まずは現状把握が重要です。それから原因の追求を行えば、焦らずに対応が可能です。また、事前にWi-Fiがつながりにくくなった場合のマニュアルを作成し、社内に共有しておけば、社員に自ら対応してもらえます。
ただし、回線自体が遅い場合は紹介した方法では解決しないので、Wi-Fiの乗り換えを検討しましょう。Wi-Fiの乗り換えなら「ギガらくWi-Fi」をぜひご検討ください。
-
社内ネットワークの導入・見直しをご検討のみなさま通信速度が遅い、機器が古くなっていつ壊れるかわからないなど不満や不安はありませんか?
NTT東日本グループがお客さまにあわせたネットワークをまとめてご提案します!
※(株)NTT東日本サービスのページに遷移します。
-
-
ご相談・お問い合わせ
お客さまの業種や従業員数に応じてご提案いたします。
ギガらくWi-Fiのプランの選び方やサポート内容の詳細など、
気になることがあればお気軽にお問合せください。フォームでのお問い合わせ
※本記事に記載された商品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。 ※表示価格は、特に記載がある場合を除きすべて税込です。
おすすめコラム
-
【法人向け】Wi-Fiの速度を上げる4つの方法 | 快適に使える目安や測定方法を紹介インターネットを業務に利用する中で「職場のWi-Fi速度が遅い」といったお悩みを抱える方は多いのでは...続きを読む
-
Wi-Fi4の機器は買い替えのタイミング!ルーターの選び方や最新のWi-Fi6を使用するメリットを紹介Wi-Fiの導入は、オフィスでの業務効率や店舗の集客力を高めるのに欠かせません。Wi-Fiの種類によ...続きを読む
-
Wi-Fiをビジネスで使うならどんなタイプがおすすめ?利用用途別に紹介「Wi-Fiルーターは何で必要なの?」「Wi-Fiルーターを見直したい」と考えている方は、多いのでは...続きを読む