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社員数100名以下の中小企業におすすめしたいクラウドストレージ7選!

  • 2022.8.22 (月)
    Posted by

「中小企業向けのクラウドストレージはどんなものを選んだらいいんだろう?」

「中小企業向けのクラウドストレージを選ぶ方法を知りたい」

このようにお考えではないですか?

結論から言うと、この記事では中小企業におすすめなクラウドストレージサービスとして、以下の7つをおすすめしています。

中小企業におすすめのクラウドストレージ
  • Dropbox
  • コワークストレージ
  • Googleドライブ
  • OneDrive
  • BOX
  • Fileforce
  • DirectCloud

※記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

企業向けのクラウドストレージにはさまざまな種類がありますが、社員数や会社の規模によって選ぶサービスは異なります。この記事ではおすすめのクラウドストレージサービスを、

  • 社員数10名以下の場合
  • 社員数10~50名の場合
  • 社員数50名以上の場合

この3つに分けてご紹介します。

また、特に規模の小さな企業の方は「個人向けクラウドストレージと何が違うの?」と思うこともあるかもしれません。ここで、個人向けのクラウドストレージと企業向けのクラウドストレージの違いをざっくりご紹介します。

2-2.png

企業向けのクラウドストレージの場合は利用容量や料金はもちろん、利用できるユーザー数やアクセス権限の設定など細かな部分で大きく異なります。そのため、利用人数の少ないスタートアップ企業などを除けば、一般的には企業向けのサービスを選ぶことをおすすめします。

この記事では、会社の規模別のクラウドストレージサービスの情報を中心に、クラウドストレージを選ぶ方法や注意点など以下の内容を詳しく解説していきます。

この記事のポイント
  • 【会社の規模別】中小企業向けおすすめのクラウドストレージ
  • クラウドストレージを比較検討する上で重要な3つのポイント
  • 中小企業向けのクラウドストレージを選ぶ際の注意点
  • クラウドストレージを導入した場合のQ&A

この記事をお読みいただくことで、自社の規模や用途に合ったクラウドストレージ選びのサポートになれば幸いです。

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はじめてのオンラインストレージの選び方

1.【会社の規模別】中小企業向けおすすめのクラウドストレージ

冒頭でも解説した通り、中小企業向けのクラウドストレージは企業の規模によって選び方は異なります。ここでは、以下の3つの規模に分けておすすめのクラウドストレージを紹介します。

注意点としては、企業の規模に合わせることが必ずしも正解になるとは限らないという点です。企業の規模だけに注目するのではなく、用途や機能をみながらクラウドストレージをご検討ください。

クラウドストレージサービスの比較検討するポイントに関しては、「2.クラウドストレージを比較検討する上で重要な4つのポイント」でも詳しく紹介していますので、併せてご参考にしていただければ幸いです。

1-1.社員数10名以下の場合

2022年6月時点
コワークストレージ
(NTT東日本 提供)
Dropbox
(Dropbox, Inc.提供)
Googleドライブ
(Google LLC 提供)
プラン名
スタンダード
Standard
Business Standard
月額

(税込)※

6,600円
(10名まで)
1,650円
(1名あたり)
1,496円
(1名あたり)
5人で利用した場合の料金の目安(税込)
6,600円
8,250円
7,480円
初期費用※
なし
なし
なし
容量
1TB
5TB
2TB
(1名あたり)
ユーザー数
10名まで
最小3名
制限なし
備考
30日間無料で利用可能
2GBまでは無料で利用可能
15GBまでは無料で利用可能

※各サービスの利用にはインターネット接続環境が必要です。

それではまずは社員数10名以下の場合でおすすめのクラウドストレージを紹介します。

1-1-1.Dropbox

出典:Dropbox公式HP

2022年6月時点
Dropbox
(Dropbox, Inc.提供)
プラン名
Standard
月額

(税込)※

1,650円
(1名あたり)
5人で利用した場合の料金の目安(税込)
8,250円
初期費用※
なし
容量
5TB
ユーザー数
最小3名
備考
2GBまでは無料で利用可能

※サービスの利用にはインターネット接続環境が必要です。

Dropboxは世界的に有名なオンラインストレージサービスです。企業はもちろんのこと、個人で利用されている方も多いのではないでしょうか? 特に個人事業主や中小企業の利用率が高いのが特徴です。

その特徴として、Microsoftのアカウントさえ持っていれば、Microsoft Officeを利用していなくてもクラウドストレージ上で編集ができるという点が挙げられます。MicrosoftOfficeExcelを利用する方には特におすすめです。

Dropboxには個人向け・企業向けに様々なプランがありますが、ここではビジネス向けで最も一般的な「Standard」で比較しています。このプランではチームで利用するための管理機能が充実しているのも特徴です。

1-1-2.コワークストレージ

出典:コワークストレージ-NTT東日本のクラウドストレージ|サービス

2022年6月時点
コワークストレージ
(NTT東日本 提供)
プラン名
スタンダード
アドバンスト
プロフェッショナル
月額

(税込)※

6,600円
(10名まで)
23,100円
(30名まで)
39,600円
(50名まで)
料金の目安
5人で利用した場合 6,600円
30人で利用した場合 23,100円
50人で利用した場合 39,600円
初期費用※
なし
なし
なし
容量
1TB
3TB
5TB
ユーザー数
10名まで
30名まで
50名まで
備考
30日間無料で利用可能
IDと容量追加オプションあり
IDと容量追加オプションあり
IDと容量追加オプションあり

※サービスの利用にはインターネット接続環境が必要です。

コワークストレージは、NTT東日本が運営する中小企業向けのオンラインストレージです。多くのサービスが1ユーザーあたりの料金で受注するタイプなのに対し、コワークストレージは「5ユーザー(ID)」「30ユーザー(ID)」とまとめてプランになっているのが特徴です。

そのため、利用人数によっては他社と比べてリーズナブルに利用が可能で、オプションにてIDと容量の追加も可能の為、従業員の人数に合わせて柔軟にご利用いただけます。

コワークストレージは操作のしやすさも大きな特徴です。デスクトップ感覚で直感的に利用できるため、使いづらいことが理由で社員にストレスを与えるようなことは起こりにくくなります。国内のサービスですので、問い合わせが日本語で行えるのもうれしいポイントです。

コワークストレージに関してより詳しくは、「6.中小企業におすすめな「コワークストレージ」」でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

1-1-3.Googleドライブ

出典:個人向けのクラウド ストレージおよびファイル共有プラットフォーム - Google

2022年6月時点
Googleドライブ
(Google LLC 提供)
プラン名
Business Standard
月額

(税込)※

1,496円
(1名あたり)
5人で利用した場合の料金の目安
7,480円
初期費用※
なし
容量
2TB
(1名あたり)
ユーザー数
制限なし
備考
15GBまでは無料で利用可能

※サービスの利用にはインターネット接続環境が必要です。

誰もが知っているGoogleが運営しているオンラインストレージ。既に多くの方が個人的に利用されているのではないでしょうか。

Googleドライブの特徴としては、GmailGoogleドキュメント、スプレッドシートなど独自のアプリケーションが充実している点です。無料で利用できる容量が15GBまでと大きいのもうれしいポイントですね。

またGoogleドキュメントの利用に関しては、ファイルが容量無制限で利用できるのも大きな特徴でしょう。数多くの企業が利用しているため、ファイルの共有もしやすいです。

1-2.社員数10~50名の中小企業の場合

2022年6月時点
コワークストレージ
(NTT東日本 提供)
OneDrive
(Microsoft 提供)
BOX
(Box, Inc. 提供)
プラン名
アドバンスト
Microsoft 365 Business Standard
Business Plus
月額

(税込)※

23,100円
(30名まで)
1,496円
(1名あたり)
3,135円
(1名あたり)
30人で利用した場合の料金の目安(税込)
23,100円
44,880円
94,050円
初期費用※
なし
なし
33,000円
容量
3TB
1TB
(1名あたり)
無制限
ユーザー数
30名まで
制限なし
制限なし
備考
30日間無料で利用可能
5GBまでは無料で利用可能
15GBまでは無料で利用可能

※各サービスの利用にはインターネット接続環境が必要です。

次に、社員数1050名の場合でおすすめのクラウドストレージを紹介します。

なお、コワークストレージに関しては「1-1-2.コワークストレージ」で解説していますのでそちらを参考にしてみてください。

1-2-1.OneDrive

出典:無料のクラウド ストレージ - ファイル共有 | OneDrive

2022年6月時点
OneDrive
(Microsoft 提供)
プラン名
Microsoft 365 Business Standard
月額

(税込)※

1,496円
(1名あたり)
30人で利用した場合の料金の目安(税込)
44,880円
初期費用※
なし
容量
1TB
(1名あたり)
ユーザー数
制限なし
備考
5GBまでは無料で利用可能

※サービスの利用にはインターネット接続環境が必要です。

OneDriveも、多くの個人や企業が利用している有名なサービスです。ここではチームでの利用やOfficeアプリの利用も含まれるMicrosoft 365 Business Standardを紹介しましたが、ユーザー数や利用アプリにこだわらなければ法人向けサービスでも540円から利用が可能です。

安価で利用できるため、中小企業や個人事業主には人気のサービスです。

ここで紹介したMicrosoft 365 Business Standardプランの最も大きな特徴としては、やはりOfficeアプリがすべて利用できるという点が挙げられます。またMicrosoft 365 Business Standardはチームでの利用がしやすい設計になっており、連携を取るためのMicrosoft Teamsというシステムも利用可能です。

1-2-2.Box

出典:Box — セキュアなクラウドコンテンツ管理、ワークフロー、コラボレーション

2022年6月時点
BOX
(Box, Inc. 提供)
プラン名
Business Plus
月額

(税込)※

3,135円
(1名あたり)
30人で利用した場合の料金の目安(税込)
94,050円
初期費用※
33,000円
容量
無制限
ユーザー数
制限なし
備考
15GBまでは無料で利用可能

※サービスの利用にはインターネット接続環境が必要です。

BOXは現在、中小企業から大企業まで多くの企業で利用されているクラウドストレージサービスです。最も大きな特徴としては、容量を無制限で利用できるという点が挙げられます。

また、ひとつのファイルに対してアップロード容量の上限が5150GBと高いため、容量の大きなファイルでも圧縮ファイルを作らずにアップロードができるのも特徴です。

ストレージの容量が無制限のため、価格的には高くなりますが、その分大容量を利用する企業にとっては利点が大きいともいえるでしょう。

1-3.社員数50名以上の場合

2022年6月時点
コワークストレージ
(NTT東日本 提供)
Fileforce
(ファイルフォース社 提供)
DirectCloud
(ダイレクトクラウド社 提供)
プラン名
プロフェッショナル
Unlimited-1
アドバンスド
月額

(税込)※

39,600円
(50名まで)
追加オプション3,300円
(10名ごと)
50,000円
55,000円
80人で利用した場合の料金の目安(税込)
49,500円
50,000円
55,000円
初期費用※
なし
なし
なし
容量
5TB
1TB
(1名あたり)
1TB
ユーザー数
100名
制限なし
制限なし
備考
30日間無料で利用可能
30日間無料で利用可能
14日間の無料トライアルあり

※各サービスの利用にはインターネット接続環境が必要です。

最後に、社員数50名以上の場合でおすすめのサービスを紹介します。コワークストレージに関しては「1-1-2.コワークストレージ」で解説していますのでそちらを参考にしてみてください。

1-3-1.Fileforce

出典:Fileforce公式HP

2022年6月時点
Fileforce
(ファイルフォース社 提供)
プラン名
Unlimited-1
月額

(税込)※

50,000円
80人で利用した場合の料金の目安(税込)
50,000円
初期費用※
なし
容量
1TB
(1名あたり)
ユーザー数
制限なし
備考
30日間無料で利用可能

※サービスの利用にはインターネット接続環境が必要です。

Fileforceは中小企業から大企業におすすめのクラウドストレージサービスです。その特徴として、大人数で利用しやすいという点が挙げられます。

今回ご紹介したUnlimited-1というプランであれば、ユーザー数無制限で利用できるにも関わらず月額50,000円と大変リーズナブルです。また、インターフェースが使いやすく設計されているという点でも評判のサービスです。

大人数で大容量を利用したい場合にはおすすめですが、100名以下におすすめの「Entry」というプランだと人数によっては逆に高額になってしまうため注意が必要です。

1-3-2.DirectCloud

出典:DirectCloud

2022年6月時点
DirectCloud
(ダイレクトクラウド社 提供)
プラン名
アドバンスド
月額

(税込)※

55,000円
80人で利用した場合の料金の目安(税込)
55,000円
初期費用※
なし
容量
1TB
ユーザー数
制限なし
備考
14日間の無料トライアルあり

※サービスの利用にはインターネット接続環境が必要です。

DirectCloudの特徴は、強固なセキュリティです。ストレージ内のフォルダの6階層目までアクセス権限の設定ができるため、自社の利用目的に合った細かな設定を自由に行うことができます。

また、DirectCloudはユーザー数も無制限で利用できるのが特徴です。

ファイル共有機能も充実しているため、社内のチームでの作業や取引先との共同作業もスムーズに行うことができます。

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はじめてのオンラインストレージの選び方

2.クラウドストレージを比較検討する上で重要な3つのポイント

それではここからは、クラウドストレージを比較検討する上で重要な3つのポイントについて解説します。具体的には以下の3つについてしっかり検討していきましょう。

それぞれについて詳しく解説します。

2-1.利用する容量を把握する

まずは、自社で利用する要領を把握しておきましょう。

多くのクラウドストレージは、利用容量によって料金が異なることが一般的です。例えば、以下の通りです。

  • 500GB
  • 1TB
  • 3TB
  • 5TB
  • 無制限 など

自社で利用したい容量を把握する事は、クラウドストレージ選びにとってもプランを選ぶことはとても重要です。重たいファイルを利用せず、主にテキストだけで活用したいのであれば、利用人数が多くてもそれほど大きな容量は必要ありません。

しかし動画やCADファイル、デザイン関連のファイルなど大容量が必要であれば、人数が少なくても大容量を用意する必要があるでしょう。

このように、自社がどのような利用を目的としており、どういったファイルを利用するのかをしっかりと考えてサービスを選ぶようにしましょう。

もちろん多くのサービスが途中からプランを変更し、容量を拡張することが可能です。将来的に拡張を考えるのであれば、容量を大きくした場合のコストに関してもあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

2-2.利用人数(ユーザーID)がどうなっているか確認する

クラウドストレージを選ぶ場合には、利用人数がどうなっているのかをしっかりと確認しておく必要があります。

ユーザー数無制限を除く全てのクラウドサービスがユーザー数を自由に設定できますが、ユーザーが増えれば増えるほど1人当たりのコストが下がったり、逆に上がってしまうといったこともあります。そのため自社の利用したいユーザーの人数を把握して。プランを選ぶことをおすすめします。

ちなみに利用人数に関しても、後から増減が可能です。増やした場合は減らした場合の費用がどのようになるのかも併せて検討しておきましょう。もしかしたら、利用人数を増やした場合は割高になってしまう、といったことも考えられるため、ある程度正確に想定しておくことをおすすめします。

2-3.利用したいプランのコストを確認する

これは当たり前の事ですが、利用したいプランのコストを確認するようにしましょう。

クラウドストレージのサービスを選ぶ方の多くが、ある程度の予算の目安を設定しているかと思います。その設定金額になるべく近いようになサービスを選ぶ事は重要ですが、クラウドストレージの場合は料金設定が会社によって異なるため、比較しづらいため注意が必要です。

1.【会社の規模別】中小企業向けおすすめのクラウドストレージ」で比較したように、何名で利用した場合はどの程度のコストがかかるのかといった方法で比較しておくことをおすすめします。

3.個人向けと企業向けのクラウドストレージの違い

個人向けと企業向けのクラウドストレージの違いについて解説します。具体的には大きく分けて以下の3点が挙げられます。

それぞれ見ていきましょう。

3-1.企業向けはアクセス権限などの設定が細かくできる

個人向けの企業向けのクラウドストレージの最も大きな違いとして、アクセス権限などを細かく設定できるという点が挙げられます。

例えば企業で利用する場合は、部署や役職によって閲覧できる書類やデータが異なります。他部署にアクセスされたくない資料やデータを持っている場合には、アクセスできないように設定する必要があります。

ビジネス向けのクラウドストレージサービスの場合は、こうしたアクセス権限の設定が細かく行えるという点が個人向けサービスと大きく異なる点です。

その他にも企業向けのクラウドストレージサービスの場合、以下のような機能が備わっていることが一般的です。

  • グループ管理機能
  • アクセスログ追跡
  • 端末認証機能
  • 外部サービスとの連携機能 など

もちろんサービスによってどの程度細かな設定ができるかは異なりますが、このようにビジネスに必要な設定をできるのが企業向けクラウドストレージの最も大きな特徴です。

3-2.企業向けは利用できるユーザー数が多い

個人向けのクラウドストレージサービスと企業向けのクラウドストレージサービスでは、利用できるユーザー数が多いと言う点も大きな特徴として挙げられます。

個人向けのクラウドストレージサービスは、ほとんどの場合が1人で利用するものです。中にはファミリー向けとして4名や5名までは利用できるといったサービスもありますが、基本的には少人数で利用することとなります。

企業向けのクラウドストレージの場合は、利用するユーザ人数を自由に設定することができます。例えば5名や10名のスタートアップ企業から、300名や1000名といった大企業まで、必要な数のユーザーが利用できるのが特徴です。

ただしサービスによっては利用できる最大のユーザー数も異なるため、規模の大きな企業の場合は注意しておく必要があるでしょう。

3-3.企業向けはコストが高くなる

企業向けのクラウドストレージサービスの場合、当然ですが個人向けのサービスに比べてコストが高くなります。利用できるユーザー数を増やしたり、アクセス権限など細かな設定ができるためです。

ここまで詳しく解説しましたが、クラウドストレージの費用は企業やサービスによって大きく異なります。また利用したいユーザー数によっても異なるため、サービス内容と照らし合わせながらコストを検討していく必要があるでしょう。

4.中小企業向けのクラウドストレージを選ぶ際の3つの注意点

それではここからは、中小企業向けのクラウドストレージサービスを選ぶ際の3つの注意点について解説します。

それぞれ見ていきましょう。

4-1.権限付与範囲について確認する

クラウドストレージサービスを選ぶ場合は、権限付与範囲について詳しく確認しておく必要があるでしょう。

3-1.企業向けはアクセス権限などの設定が細かくできる」でも解説した通り、企業向けのクラウドストレージサービスは権限付与機能が組み込まれていることが一般的です。ほとんどのクラウドストレージサービスでアクセス権限の付与ができるため見落としがちですが、どこまで細かく権限付与を行えるのかも確認しておく必要があります。

例えば自社のファイルサーバーでは5から6階層まで権限を付与していたのにもかかわらず、新しいクラウドストレージではそうした細かな設定ができないといったことも考えられます。

そのようなことが起こってしまうと、自社のファイルサーバーとクラウドストレージで権限の付与設定を変えなければならないといったことにもなりかねません。

クラウドストレージサービスを選ぶ場合には、自社が求めている範囲で権限付与ができるかどうかをしっかりと確認しておくことをおすすめします。

4-2.初期費用と運用費用を確認する

クラウドストレージサービスを選ぶ場合は毎月のサブスクリプション代だけでなく、初期費用がどの程度かかるのかも確認しておきましょう。

対象で紹介したクラウドストレージサービスはほとんどが初期費用が無料です。しかし中には初期費用がかかってしまうといったサービスもあります。

また、アカウントを作ったときに利用を開始した場合には初期費用がかからなくても、アカウントを作成したときに申し込まず、しばらくした後に利用を開始する場合には初期費用がかかるといった場合もあります。

例えばアカウントを作成し、30日間の無料トライアルを利用してすぐに利用を開始せず検討し、後から利用を申し込むなどの場合です。この場合は初期費用が掛かってしまう、というサービスもありますので、事前に確認しておくようにしましょう。

4-3.使いやすいかどうか確認する

クラウドストレージを選ぶ場合には、システム自体が使いやすいかどうかを事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。せっかく導入したクラウドストレージサービスも、実際使う現場の社員が使いにくいといったようなことがあると、社員にストレスになってしまうこともあります。

1.【会社の規模別】中小企業向けおすすめのクラウドストレージ」で紹介したすべての企業が無料範囲内で利用を試すことが可能です。例えば2GB5GBなど特定の容量までは無料で利用できたり、30日間は無料で利用できるといったことが設定されているのが一般的です。

クラウドストレージを選ぶ際には必ずこうした無料トライアルを利用し、システムが使いやすいかどうかしっかりと確認しておきましょう。

5.クラウドストレージを導入する場合のQ&A

それではここからは、クラウドストレージを導入した場合のQ&Aとして以下の3点について解説します。

5-1.Q1.クラウドストレージを導入すればファイルサーバーは廃止してもいい?

A.もしもの時のためにファイルサーバーを維持しておくと安心です。

クラウドストレージ運用会社がいかに強固なセキュリティを持っているとしても、クラウドストレージだけにデータを保管することに不安を持つ方もいるでしょう。その場合はもしもの時の場合にファイルサーバーを維持しておくことをおすすめします。

原則として、クラウドストレージを運用している会社は、預かっているデータを強固はセキュリティをもって保持しています。そのため、クラウドストレージからデータが消失したり破損することはまず起こらないといっていいでしょう。

ファイルサーバーを維持するためにはコストがかかるため、クラウドストレージを導入してファイルサーバーを廃止したいと考える企業も多いはずです。

とは言え、企業にとって最も重要なデータを確実に維持したいと言うのであれば、リスクを限りなくゼロにするためにファイルサーバーを維持するといったことも、選択肢の1つとしてご検討ください。

5-2.Q2.クライアントとファイル共有はできる?

A.ほとんどのクラウドストレージサービスが、「ゲスト機能」などを搭載しており、クライアントとのスムーズなファイル共有が可能です。

また例えばGoogleドライブのように、ほとんどの個人や企業が利用しているサービスであれば、データのファイル共有が簡単にできるでしょう。

どういった形で外部の人間とファイル共有ができるのかといった点については、サービスによって異なるため、それぞれ確認が必要です。

5-3.Q3.同時にひとつのファイルを編集した場合は?

A.同時にひとつのファイルを編集した場合どのようになるかは、サービスによって異なる

複数のスタッフが同時に同じファイルを編集した場合はどうなるのか、といったことが気になる方も多いのではないでしょうか。同時にひとつのファイルを複数人で編集した場合、

  • リアルタイムでファイルが更新される
  • どちらかの利用がロックされる

2つに分けられます。

実際、リアルタイムでファイルが更新された方が良いとする企業と、同時に更新するのではなく、1人しか更新できないようにロックされる方が良い、とする企業があります。

クラウドストレージサービスによってこのあたりの設定も異なるため、利用の際には確認しておくことをおすすめします。

6.中小企業におすすめな「コワークストレージ」

これからクラウドストレージを導入する中小企業様には「コワークストレージ」がおすすめです。コワークストレージはNTT東日本が運営している、中小企業向けのクラウドストレージサービスです。

具体的には、以下のような特徴があります。

6-1.きめ細やかに権限設定ができる

コワークストレージの大きな特徴の一つとして、きめ細やかに権限設定ができるという点があげられます。コワークストレージは階層に制限がなく、既存のファイルサーバーと同等のアクセス権限の設定が可能です。

また、コワークストレージは20以上のアクセス許可項目を組み合わせることで、自由度の高いロール定義を設定することも可能です。

操作ログや管理者の操作まで全てのログを長期的に保持できるため、必要に応じて利用が可能です。

6-2.国内データ保管でセキュリティ面が安全

コワークストレージのもうひとつの特徴として、データ保管場所が国内にあり、セキュリティが安全であるという点が挙げられます。以下は、コワークストレージのセキュリティ面での特徴です。

  • 最高水準の暗号技術を使用
  • 端末のキャッシュも暗号化
  • データの機密性を保護
  • 自動的に暗号化・復号化
  • セキュリティ強化のための2段階認証

セキュリティにおいて不安を感じているようであれば、ぜひコワークストレージをご検討ください。

6-3.直感的なインターフェースで操作が簡単

コワークストレージは、直感的に使いやすいユーザーインターフェイスであるという点も特徴です。「4-3.使いやすいかどうか確認する」でも解説した通り、クラウドストレージは操作しやすいかどうかもとても重要です。操作がしづらい設計になっていると、折角導入しても社員にストレスを与えてしまう可能性があります。

コワークストレージの場合は普段活用しているデスクトップやローカルドライブと同じような感覚で利用が可能です。コワークストレージの操作性の特徴としては以下が挙げられます。

  • ローカルデータ感覚で使える
  • 直感的なユーザーインターフェース
  • 保存せずその場でプレビュー
  • 低負荷なプレビュー機能
  • 複合的な検索機能
  • タイムリーに情報共有

このように、コワークストレージは日本の中小企業が使いやすいように設計されていることが特徴です。コワークストレージに興味がありましたら、以下からお問合せください。

コワークストレージに問い合わせる

7.まとめ

以上この記事では、会社の規模別のクラウドストレージサービスの情報を中心に、クラウドストレージを選ぶ方法や注意点など以下の内容を詳しく解説してきました。

この記事のポイント
  • 【会社の規模別】中小企業向けおすすめのクラウドストレージ
  • クラウドストレージを比較検討する上で重要な3つのポイント
  • 中小企業向けのクラウドストレージを選ぶ際の注意点
  • クラウドストレージを導入した場合のQ&A

今回は「費用」「容量」「ユーザ数」を主な検討項目としましたが、各サービスのメリット・デメリットはさまざまございます。

自社の環境や業務形態に合うかどうかも合せて検討することが大切です。

その点も踏まえて、この記事をクラウドストレージ選びの参考にしていいただければ幸いです。

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