2016.2.1 (Mon)
お悩み解決コラム(第2回)
社員を辞めさせない会社をつくるには概要
ブレークスルーとは、業務や生活の中で難しい問題が発生することで、自らの前に現れた壁や障壁、行き詰まりの状態を、何らかの方法により打開することである。
ビジネスの世界においては、従来の考え方や企業における常識を破った考えやひらめき、アイデアを出すことで、物事を解決に導くことを表す。行き詰まりの状態が解消されたあとに、一気にさまざまな事象が良い方向に向かうことを表す場合にも用いられる用語である。
種類
ブレークスルーは大きく分けて、個人が起こすものと、企業が起こすものに分けられる。
個人が起こすブレークスルーは、自分の考えや周りの環境の変化などにより、自らの悩みが一気に解決し物事が好転することである。企業が起こすブレークスルーは、世間のトレンドとなったり、ブームを巻き起こしたりするようなサービスや商品を生み出し、経営が好転することである。
これらは相反するものではなく、むしろ個人のブレークスルーが企業のブレークスルーに繋がることや、その逆も大いに起こることであり、相乗効果をもたらすこともある。
シーン
ブレークスルーを起こす明確な方法は存在しないが、そのために必要な準備としては日頃から本を読むなどの自己研鑽により知識を豊富に蓄えておくことである。まず情報を仕入れるためのアンテナを高くし、ジャンルや業界を問わずさまざまな人脈を形成することで、多種多様な分野の知識や情報を仕入れておく。所属している企業だけでは得られないそれらの知識や情報を組み合わせることが可能になり、今までにない考えやひらめき、アイデアが初めて生まれてくる。
イメージとしては自らの頭の中が、知識を貯めるダムと見立てる。ダムは知識や情報という水を溜める場所で、満水を超えるとダムが決壊し、停滞していた川の流れ(問題)が激流によって一気に流される(解決)。ダムの決壊は水が不足していると起こり得ない上、起こったとしても激流とはならない。
ブレークスルーが起きることをただ待つのではなく、ブレークスルーは努力の結果起こるものだと認識し、日々のなかで知識を蓄えて、機を待つことが必要となる。