ストレージとは?初心者向けに基礎知識から選び方まで徹底解説
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2022.7.22 (金)Posted by
「ストレージって何だろう?」
「ストレージがなくなるとどんなことが起こるのかな?」
このようにお考えではないですか?
ストレージとは、スマートフォンやパソコンなどのデバイスにデータを保管する場所のことを言います。
例えば、以下のようなことは全てデバイスのストレージで行われているため、ストレージに空き容量がないとスムーズに利用ができません。ストレージが減ってしまうと、以下のようなことが起こる可能性があります。
実は、デバイスで操作する多くの動作がストレージに深くかかわってきます。写真などのデータの保管はもちろんのこと、アプリを活用したくてもストレージがないとそのアプリを使うこともできません。
またデバイスの動作が著しく遅くなったり、デバイスが強制的にシャットダウンされるなど、使用に弊害が起こります。
このようにデバイスを活用する場合に肝となってくるストレージですが、近年はネット上にデータを保管するオンラインストレージを導入するケースも増えてきています。オンラインストレージの有名な例としては以下のようなものがあります。
有名なオンラインストレージの例
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オンラインストレージの場合はバックアップとして活用できるほか、デバイスが故障してもデータが失われないなどのメリットが多いのが特徴です。
このように、ストレージといっても近年ではさまざまな種類のものがあるのです。
そこでこの記事では、「ストレージとは?」という疑問に答えるほか、ストレージが減った時の対処方法など以下の内容を詳しく解説してきます。
この記事を読めば分かること
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この記事をお読みいただくことで、ストレージについての基礎知識がご理解いただけると思います。ぜひこの記事を参考に、ストレージの容量拡張やストレージの選び方の参考にしていただければ幸いです。
1.ストレージとは
それではこの章では、「ストレージとは何か」を中心に、以下の内容について詳しく解説していきます。
それぞれ、見ていきましょう。
1-1.ストレージとはデータを保存するための場所のこと
冒頭でも解説した通り、ストレージとはスマートフォンやパソコンなどのデバイスにおける、データを保管する場所のことを言います。
ストレージ(Storage)とは日本語でいうと「保管」「倉庫」「貯蔵」を意味する単語です。その名の通り、デバイスにおいてデータを保管する倉庫のことだと思って問題ありません。
ストレージは本体にもともと設置されているもの、というイメージを持つ方もいるかもしれません。もちろんデバイス内に既に設置されているものもストレージですが、USBメモリやmicroSDカードなど取り外しが可能なストレージもあります。
以下のように、データを保存できるものはすべてストレージといえます。
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誰でも一度は、外部ストレージやオンラインストレージを使用したことがあるのではないでしょうか。
1-2.ストレージが容量不足になると起こること
それでは実際にストレージが容量不足になってしまうとどのようなことが起こるのでしょうか? 結論から言うと、以下のようなことが起こってしまいます。
- データの保存ができなくなる
- デバイスの動作が遅くなる
- デバイスが強制的にシャットダウン
ストレージの容量がなくなると、当然ですが容量不足のため新しいデータは保存できなくなります。それが最も大きな弊害だと言えます。
しかし、ストレージ不足による弊害はそれだけではありません。
冒頭でも解説した通り、デバイスはほとんどの作業がストレージと深くかかわっています。例えばメッセージアプリでメッセージのやり取りをするのにも、新しいメッセージを受け取るために容量が必要になります。
実はストレージが不足すると、デバイスそのものの動作が遅くなってしまいます。ストレージ容量が足りないままでデバイスを活用してしまうと、強制的にシャットダウンしたり再起動が起こるなど、操作ができなくなってしまうのです。
1-3.ストレージとメモリの違い
ストレージとよく混同されるものとしてメモリ(RAM)というものがあります。どちらもデータを保存するものとして知られていますが、この二つは実は明確に違います。以下はその違いを表にしたものです。
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メモリ
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ストレージ
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役割
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データを一時的に保管しておく場所
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データを長期的に保存しておく場所
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考え方
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作業をするための作業机
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書類やノートを保管するための棚
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メモリはデバイスを活用する際に必要なデータを一時的に保管するためのものです。メモリの性質として、良く「作業机」に例えられることがあります。
何らかの作業をする際に、筆記用具やノートを机の上に広げます。複雑な作業をする場合には資料や道具を多く机の上に広げることもありますよね。このとき、机が小さかったら作業に支障が出てしまいます。
これと同じで、小さなメモリのパソコンで複雑な作業をするとパソコンが重くなってしまったり、作業ができないといったことがあります。パソコンを買うときにメモリ容量を重要視する必要があるのは、そのためです。
一方ストレージは、作業が済んだ後の書類や道具を保管するためのものです。ストレージは一般的に「棚」と例えられることが多いです。
保管するアプリケーションやデータが増えてしまうと、棚を切迫してしまいます。そのため、ストレージ容量はデータを保管するうえで最も重要なもののひとつなのです。
1-4.代表的なストレージの種類
それではここで、代表的なストレージの種類を3つ紹介していきましょう。ここでは以下の3つの種類に分けて解説します。
それぞれ見ていきましょう。
1-4-1.内部ストレージ
内部ストレージとは、スマホやパソコンを購入した際に初めから搭載されているストレージのことです。
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HDDとSSDはどちらもパソコンなどに内蔵されていることで有名なストレージです。SSDは、大容量でデータ転送速度が速いことで人気が高いストレージですが、HDDに比べて価格が高くなります。
フラッシュメモリは主にスマホやタブレットで活用されています。容量はHDDやSSDに劣りますが、サイズがコンパクトなのが特徴です。
1-4-2.外部ストレージ
外部ストレージとは、デバイスに接続して活用するタイプのストレージのことです。
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USBメモリは外部ストレージとして最もポピュラーなものの1つです。この記事をお読みの方もほとんどが一度は活用したことがあるのではないでしょうか。
スマートフォンなどでも活用できるMicroSDカードなどカードタイプの外部ストレージも、一般的に良く使われています。
また大容量のデータを保存するためによく活用されているのが、外付けのHDDやSSDです。USBメモリやカードタイプに比べてサイズは大きいですが、大容量データを保存するのに適しています。
1-4-3.オンラインストレージ
オンラインストレージは、インターネット上に確保されたファイルの保管場所のことです。
データの格納場所はインターネット上になるため、利用者はどこからでもどんなデバイスからでも原則としてアクセスできるのが特徴です。オンラインストレージサービスは月額などで契約を結んで利用する形態が一般的です。
内部ストレージや外部ストレージと違い、デバイス内にデータの保管場所がないのが特徴です。そのためデバイスを破損したとしてもデータ自体を失う可能性はありません。
オンラインストレージに関して、より詳しい内容は「5.企業で活用するならオンラインストレージがおすすめ」で解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、オンラインストレージがどのようなものか見てみたいという方は、ぜひNTT東日本のオンラインストレージ「コワークストレージ」の30日間無料トライアルで実際に使って確認してみてください。
2.ストレージの容量が減った時の対処法
ここからは、ストレージの容量が減ったときの対処法について詳しく解説していきます。具体的には以下の4つの方法で対処していきましょう。
それぞれについて詳しく解説します。
2-1.キャッシュを削除する
まずは、デバイスのキャッシュを削除してみましょう。
キャッシュとは、前回使用したときの設定や状況をキープするために一時的に保管しておくデータのことです。アクセスしたサイトや、起動したアプリ等もデータを一時的に保管することで、利用するたびに1からデータを読み込む必要がなくなります。
多くのキャッシュが溜まっている状況だとストレージを圧迫し、その分アプリやブラウザの動きを遅くしてしまう原因になります。そのため、ストレージの容量が少なくなっていたり、デバイスの動作が遅くなってしまった場合には、一度データのキャッシュを削除してみてください。
キャッシュの削除の方法は利用しているデバイスごとに異なるため、それぞれ確認してみましょう。
2-2.不要データやアプリを削除する
ストレージが少なくなっていると感じたら、不要データを削除することもおすすめです。例えばデバイス内に保存されている画像や動画等のデータで必要がないものがないか確認してみましょう。
不必要データを削除するだけでも、大幅にストレージ容量を改善することがあります。
またデータだけでなく、使っていないアプリもアンインストールすることをおすすめします。アプリによっては、持っているだけで大容量を消費してしまうこともあるためです。
利用データやアプリを削除してみて、ストレージの容量が増えるかどうか確認してみてください。
2-3.データを外部ストレージに移動する
必要なデータを、外部ストレージに移動することもおすすめの方法です。
デバイスを購入した時に搭載されている内部ストレージだけにデータを保存している場合、データがストレージ容量を圧迫してしまいます。
長期的に保存したいデータや頻繁に使わないデータは外部ストレージに移動し、内部ストレージからは削除しておくと良いでしょう。
2-4.データをオンラインストレージに移動する
データをオンラインストレージに移動することもおすすめの方法です。
長期的に保存したいデータや頻繁に使わないデータを保存したい場合、オンラインストレージに移動するという方法です。オンラインストレージに保存することで、バックアップを取ることも可能となるためおすすめです。
例えば外部ストレージにデータを移動した場合、その外部ストレージが破損してしまうとデータを失ってしまう危険性があります。オンラインストレージなら、オンライン上にデータを保存しているため、デバイスや外部ストレージの破損の可能性がありません。
オンラインストレージのデメリットとしては、一定の容量以上を使う場合に費用がかかると言う点です。継続的な費用をかけたくないのなら外部ストレージを利用し、安全にデータを保存したいのであれば、オンラインストレージを活用するなど、自分の用途に合わせてストレージを選ぶと良いでしょう。
NTT東日本のオンラインストレージ「コワークストレージ」は1IDあたり\550/月~という安さで安全にデータを保存できます。外部ストレージにするかオンラインストレージにするか迷っている方は、ぜひ一度検討してみてください。
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3.データを安全に保管するための2つのポイント
この章では、データを安全に保管するための2つのポイントを解説していきます。以下がその2つです。
それぞれ見ていきましょう。
3-1.大切なデータは複数のストレージに保存する
大切なデータは複数のストレージに保存するようにしましょう。
データを保管するときに最も重要な点が、データを安全に管理することです。第二章でも解説しましたが、1つだけのストレージに大切なデータを保管した場合、そのストレージが破損してしまうとデータそのものを失ってしまう可能性が高くなります。
そのため、データを保管するときには複数のストレージに保存することをおすすめします。
以下はその組み合わせの例です。
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このように複数のストレージにバックアップをしておくことで、データを安全に保存することが可能です。
またオンラインストレージの場合は、ネット上のストレージを活用するため他のストレージへの保存は必要ないとの見方もあります。実際オンラインストレージのデータ破損が起こることは滅多にありませんが、サービスによってはセキュリティーに問題があるなどでトラブルが全くないとは言えません。
サービスの信頼性によって異なりますが、不安な場合はやはり複数のストレージを併用すると良いでしょう。
3-2.利用目的に合わせて適切なストレージを導入する
ストレージを活用する際には、利用目的に合わせて適切なストレージを導入するようにしましょう。
自分の利用目的に合わせてストレージを選ばないと、目的よりもコストが大きくかかってしまったり、せっかく導入しても容量が少なすぎるといったことも考えられるためです。
例えば一時的に利用したいだけであれば、オンラインストレージではなくUSBメモリの利用が手軽です。また使用容量が少なく、無料の範囲でオンラインストレージを利用できるのであればそれでもいいかもしれません。
ビジネスで利用したい場合には、大容量でセキュリティも充実した優良のオンラインストレージがおすすめです。
ストレージは種類によって、容量の大きさや利用方法は大きく異なります。そのため、ストレージを選ぶ際にはどういった目的で利用をしたいのかと言う方向性を持って選ぶことをおすすめします。
自分の目的に合ったストレージの選び方の詳細については、次の章でより詳しく解説していきますので参考にしてみてください。
4.自分の目的に合ったストレージの選び方
それではここからは、自分の目的に合ったストレージの選び方について詳しく解説します。大きく分けると、以下の2つのポイントを押さえてストレージを選んでみてください。
それぞれについて解説していきます。
4-1.すぐに活用したいなら外部ストレージ
今すぐに活用したいなら、外部ストレージを活用することをおすすめします。
オンラインストレージを新たに始める際は、初期登録が必要になります。また利用する際のインターフェイスもそれぞれに異なっているため、導入すれば誰でも直感的にすぐ利用できるとは限りません。
それぞれの使い方を学ぶ必要が出てしまいます。
その点外部ストレージであれば、購入してデバイスと接続するだけで簡単にデータの移行をすることが可能となります。USBメモリなど外部ストレージを購入するといった手間はありますが、操作方法などに不安がある場合は外部ストレージの購入が迅速だといえます。
とにかく手軽に早く活用したい、と言う場合は外部ストレージを導入してみてください。
4-2.長期的に活用するならオンラインストレージ
長期的に活用したいと言うのであれば、オンラインストレージがおすすめです。オンラインストレージであれば保存したデータはどのデバイスからでもアクセス可能なためです。
必要な時にいつでもどこからでもデータを引き出せるため、利用しやすいのが特徴です。
また外部ストレージの場合は、破損してしまうとデータを失ってしまうと言うリスクが常に伴います。そのため長期的に保存しておきたい内容のデータをUSBメモリやマイクロSDカードに保存したままにしておく事はあまりおすすめできません。
多くのオンラインストレージでは、保存したデータを他者と共有することも手軽にできます。そのためビジネス目的で利用されることも多いのが特徴です。
長期的にデータを保管しておきたいのであれば、オンラインストレージが安心で安全と言えるでしょう。
もし、導入や操作方法が不安でオンラインストレージにするか悩んでいましたら、NTT東日本の「コワークストレージ」がおすすめです。
コワークストレージは導入から運用までをスムーズに進められるように手厚いサポートをしているため安心して導入いただけます。
さらに、日頃から使い慣れているWindowsパソコンと同じような画面・操作方法だから、誰でもスムーズに使いこなすことができます。
新しいシステムやツールを導入するとありがちな、「使い方がわからない」と問い合わせが殺到する事態や、「使いこなせなくて定着しない」といった悩みも、コワークストレージなら解決可能です。
5.企業で活用するならオンラインストレージがおすすめ
もしも企業でストレージを新たに拡張または導入するのであれば、オンラインストレージがおすすめです。ここではオンラインストレージの基礎知識について詳しく解説していきます。
5-1.オンラインストレージのメリット
それではまずはオンラインストレージのメリットについて解説します。具体的には以下の3点を見ていきましょう。
5-1-1.場所を選ばず活用できる
オンラインストレージであれば、場所を選ばずに活用できると言うメリットがあります。
ここまでに何度も解説してきた通り、オンラインストレージはネット上にデータを保管するシステムです。そのためどこからでもどんなデバイスからでも、アクセスできるのが特徴です。
例えば以前までは会社のパソコンからしかアクセスできなかったようなデータも、外部からアクセスすることが可能となります。これからの時代テレワークなどが進んでくると、データへのアクセスをどうやったらいいのかが大きな問題となります。
オンラインストレージであれば、自宅からでもデータにアクセスすることができるため、多くの企業が取り入れているのです。
5-1-2.容量の拡張性が高い
オンラインストレージのもう一つのメリットとして、容量の拡張性が高いことが挙げられます。
ストレージを選ぶ際に最も重要なのは、容量の大きさです。個人使用であればある程度大きな容量を持っておけばそれほど問題は無いかもしれません。しかし企業となると使用容量は大きくなりますし、将来的にどの程度容量が必要となるかを正確に予測することが難しいといったことがあります。
もちろん、内部ストレージなどを活用している場合でも、ストレージがいっぱいになってしまったら増設する事は可能です。しかしストレージの増設は手間がかかってしまいますし、拡張できる容量には限度があります。
その点、オンラインストレージであれば使用容量は契約を変更するだけで簡単に拡張できます。そのためどの程度の容量が必要かがわからない場合はオンラインストレージがおすすめなのです。
5-1-3.低いコストで導入が可能
オンラインストレージは、低いコストで導入が可能だと言う点もメリットと言えるでしょう。
オンラインストレージは基本的に、月額課金制度のサブスクリプションサービスとして提供されていることがほとんどです。そのため、毎月のランニングコストがかかってしまうと言う点で、高額になってしまうと言う印象を持たれている方も少なくありません。
一方、一般的なオンプレミス型のファイルサーバーなどでデータ管理を行う場合、初期費用のみが加算され、その後のランニングコストが低いとされています。しかし実際には、オンプレミス型のサーバーはエンジニアの人件費や設備費などでランニングコストが多くかかります。
オンラインストレージの場合は、原則としてサービス利用料金とインターネット利用料金以外のコストは発生しません。また、サービス内容によっては月に数千円から利用できるサービスも多くあります。
このように、長期的に見たコストではオンラインストレージの方が安くなることが多いのです。低いコストで安全に活用したいのであれば、オンラインストレージがおすすめです。
5-2.オンラインストレージのデメリット
それではここからは、オンラインストレージのデメリットについて詳しく解説します。オンラインストレージのデメリットとしては、以下の2点が挙げられます。
それぞれ見ていきましょう。
5-2-1.サービスによってはセキュリティの懸念がある
オンラインストレージのデメリットの1つ目は、サービスによってではセキュリティの懸念があると言う点が挙げられます。
オンラインストレージは、ネット上にデータを保管する場所を提供するサービスです。自社でデータを管理しているわけではなく、データを保管するのはオンラインストレージと運営している企業が持つ保管場所になります。
そのためセキュリティに関しては、自社で保管するよりもリスクが高くなる可能性が絶対にないとは言えません。
もちろんほとんどのオンラインストレージ運用会社が、十分なセキュリティシステムを持って運営に当たっています。しかしオンラインストレージを運用するすべての会社が完璧な管理体制をとっているとは言い切れないのが現状です。
オンラインストレージを選ぶ際には、十分に信頼性の高いサービスを選ぶ必要があるのです。
NTT東日本のオンラインストレージ「コワークストレージ」では二段階認証をはじめとして自動暗号化システム、ログ記録機能などセキュリティ対策機能が充実しており、安心してお使いいただけます。
5-2-2.カスタマイズがしにくい
オンラインストレージのデメリットとして、カスタマイズがしにくいと言う点が挙げられます。
ほとんどのオンラインストレージは、すでに固定されたインターフェイスで設計されており、カスタマイズがしにくいシステムになっています。そのため、欲しい機能を追加したり、操作性を変更したりといったカスタマイズができないことがほとんどです。
自社でファイルサーバーやストレージを管理している場合は、エンジニアによって最適なシステムを構築することも可能です。しかしオンラインストレージはそうした幅広いカスタマイズは難しいと言っていいでしょう。
とは言え、よほど特殊なシステムと連携したい場合や、プライバシーポリシーが非常に厳格な場合以外は、基本的にオンラインストレージで対応可能になっています。不安な場合は、一度問い合わせてみることをおすすめします。
5-3.オンラインストレージの選び方の3つのポイント
それでは最後に、オンラインストレージを選ぶ際の選び方のポイントについて解説します。オンラインストレージを選ぶ際には以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
それぞれについて解説します。
5-3-1.使いやすいものを選ぶ
まずオンラインストレージを参入する際には、使いやすいものを選ぶようにしましょう。「使いやすいもの」とは操作がしやすいインターフェイスになっているかどうかと言うことです。
ここまでも解説したように、オンラインストレージはサービスによって操作性は様々に異なります。オンラインストレージを実際に活用するのは、自社の社員です。
そのため、自社の社員が使いやすい設計のオンラインストレージを導入する事は重要です。もしも使いにくいオンラインストレージを導入してしまった場合、使用に慣れるまでに時間がかかってしまい、その分社員にストレスをかけてしまいます。
多くのオンラインストレージには無料で利用できる容量や、無料体験期間が設けられています。そうした体験版を利用することで、自社にとって使いやすいかどうかは判断できるはずです。
オンラインストレージを選ぶ際には操作性などをしっかりと確認し、自社の社員が使いやすいものを選ぶように心がけましょう。
5-3-2.導入コストを考える
オンラインストレージを選ぶ際には、導入コストをしっかりと考えておきましょう。
オンラインストレージはほとんどの場合、初期費用がかからずすぐに利用開始が可能となります。しかし場合によってはネットワーク環境の設定等、ストレージの契約以外にコストがかかってしまう可能性もないとは言えません。
初期費用がどのぐらいになるのか、また運用の費用がどのぐらいになるのかをしっかりと理解してサービスを選ぶようにしましょう。
また将来的に容量を拡張した場合にかかる費用についても把握しておくと、ストレージ選びの助けになるでしょう。例えばNTT東日本のサービス「コワークストレージ」の場合は5TBまでの利用プランがあります。そこに、オプションとして1TBごとに5,500円で追加できます(最大20TBまで)。
もともと高額で容量無制限のプランにするか、コワークストレージのように必要分を追加していくかも自社の利用方法や容量を考えながら行うことをおすすめします。
5-3-3.セキュリティ面を確認する
オンラインストレージを選ぶ際には、セキュリティ面についても詳しく確認しておきましょう。オンラインストレージはセキュリティが万全である必要があるためです。
データの漏えいなど重大なトラブルが起こらないよう、利用したいサービスのセキュリティシステムがどうなっているのかを事前にしっかりと確認しておく必要があります。
例えばNTT東日本のサービス「コワークストレージ」の場合は、セキュリティに関して以下のように提示しています。
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このように、各サービスによってどのような安全性を取っているのかを事前に確認しておくと良いでしょう。
セキュリティシステムの詳細を把握することが難しかったら、他に利用している企業(有名企業が利用しているかどうか)や口コミを参考にしてみてください。
また社内でのセキュリティ面を考慮するために、設定できるアクセス権限の範囲についても確認しておくと良いでしょう。誰でもすべてのデータにアクセスするのでは、セキュリティー上に大きなリスクが伴います。
管理している一部のデータについては、権限を持つスタッフだけがアクセスできるなどの設定は必須です。そうしたアクセス権限の付与がどのようになされるのかも、しっかり確認しておく必要があるでしょう。
6.企業で活用するオンラインストレージならNTT東日本にご相談ください
企業で活用するオンラインストレージをご検討であれば、NTT東日本の「コワークストレージ」をご検討ください。「コワークストレージ」は中小企業から大企業まで幅広いニーズに備えた、次世代のクラウドストレージサービスです。
コワークストレージの特徴としては、以下の3点をご紹介します。
6-1.直感的に活用できる高い操作性
コワークストレージの大きな特徴として、直感的に活用できる高い操作性が挙げられます。「5-3-1.使いやすいものを選ぶ」でも解説した通り、オンラインストレージは操作が使いにくいと作業を行う社員にストレスと与えてしまいます。
コワークストレージのインターフェースは、デスクトップとローカルドライブと同じような感覚でファイルやフォルダを扱えるのが特徴です。例えばコワークストレージでは以下のように操作が可能です。
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使いやすいインターフェースでありながら、情報共有もタイムリーに行えることが特徴です。
6-2.リーズナブルで導入しやすい
コワークストレージの特徴として、リーズナブルな料金設定であるという点が挙げられます。
以下のように必要なID数、容量によって細かなプランをお選びいただくことが可能で、プランによって制限される機能がない為、導入後の従業員数や扱うデータ量の変動にも柔軟に合わせてご利用いただけます。
また、コワークストレージの初期費用は不要なので、よくわからない費用で想定外に高くなってしまう心配もありません。
さらに、必要に応じてID追加や容量追加もリーズナブルかつお手軽に行うことが可能です。
詳しい料金プランはこちら
6-3.国内データ保管でセキュリティも安心
ワークストレージのもう一つの特徴として、国内にデータ保管センターを保有しておりセキュリティ面でも安全であるという点が挙げられます。
コワークストレージはデータ漏えいや喪失を防ぐために、以下のように万全のセキュリティを保持しています。
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またコワークストレージでは、保存しているデータのアクセス権限も細かく設定することが可能です。そのため、原則的に既存のファイルサーバーと同じ運用形態を踏襲することも可能です。
コワークストレージの操作性やアクセス権限設定については、30日間の無料トライアルで実際に使ってみて確かめることができます。ぜひご検討ください。
7.まとめ
以上、この記事では、「ストレージとは?」という疑問に答えるほか、ストレージが減った時の対処方法など以下の内容を詳しく解説してきました。
この記事を読めば分かること |
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この記事をお読みいただくことで、ストレージについての基礎知識がご理解いただけたかと思います。ぜひこの記事を参考に、ストレージの容量拡張やストレージの選び方の参考にしていただければ幸いです。
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