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医療・健康

AI問診を活用した医療現場の働き方改革支援と、地域医療連携の推進

~AI問診 ユビー×セキュアなネットワーク環境による医療現場の働き方改革~

課題

  • 医療現場では、医師の時間外労働時間が年間1,800時間を超えるケースがあるなど、長時間労働が問題化しています。そのため2024年までに、医師の時間外労働時間を年間960時間に抑えていく目標水準が厚生労働省から示されるなど、医療現場での対応が求められています。

  • 出典:『医師の働き方改革に関する検討会 報告書』厚生労働省 医師の働き方改革の推進に関する検討会(2019年3月)

取り組み

医療現場の業務効率化や患者さまの満足度向上につながるよう、NTT東日本は、Ubie株式会社と協業しAI問診サービス「AI問診ユビー」を地域の医療機関にご紹介しています。
Ubie株式会社は「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、医療現場の業務効率化を図る「AI問診ユビー」と、症状から適切な医療へと案内する「AI受診相談ユビー」を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。

「AI問診ユビー」は医療機関の紙の問診票のかわりにタブレットを活用した問診サービスです。医療機関にて患者さまはタブレットを使って症状を入力することで、医師等の診察前の待ち時間を活用し、事前に詳しい症状を伝えることができます。医師は文章に翻訳された問診内容と病名辞書の結果を活用することにより、電子カルテに記載を行う事務作業が大幅に削減され、より患者さまに向き合い診察に集中できるようになります。事前のAI問診によるコロナ感染防止対策への活用や、一人当たりの初診問診時間が1/3に効率化されるといった効果が期待できます。

NTT東日本は、電子カルテとクラウド間をつなぐセキュアなネットワーク環境をご用意しています。今後も地域の医療課題解決に向けた取り組みを、パートナー各社との連携により推進していきます。

「AI問診 ユビー」導入事例

導入事例

医療法人弘仁会 板倉病院(千葉県船橋市)理事長・院長 梶原 崇弘 さま

板倉病院は地域に密着した丁寧な医療を提供すると同時に、24時間体制の救急外来を設けております。AI問診ユビーは業務の効率化を図ると同時に適切な診療情報を残していくのに役立つと考えました。
導入にあたり、当院の電子カルテ端末は閉域回線でデータセンターと接続しているため、AI問診ユビーのWebサーバー接続にあたっても、セキュリティを考慮し同じ閉域回線を希望していました。
NTT東日本による閉域網は、回線品質の安全性、安定性が高く、また価格もリーズナブルであったことから導入に至りました。紙の問診からAI問診ユビーに切り替えたことにより、医師と看護師は患者さまに向き合う時間が増えたと感じています。

活用イメージ

Ubieのテクノロジーで地域医療連携を推進

コロナ渦の現在、過度な受診控えが健康リスクを高める可能性が指摘されています。
厚生労働省からは、「適切な医療機関の受診(上手な医療のかかり方)」が周知されており、適切な診療科を受けることの重要性が示唆されています。「AI受診相談ユビー」は、Web上に公開されているシステムで、関連性の高い病気や対処法、受診すべき診療科の案内を提示し、適切な受診行動を支援します。
さらには回答結果を医療機関に連携することや、自治体のコールセンターへの案内表示も可能で、地域の医療連携に寄与します。

〔地域医療連携イメージ〕

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