
業種別事例で見る10ギガ光回線の導入メリット
ビジネスに10ギガ光回線が必要な理由とは?

編集 NTT東日本編集部
グローバルIPアドレスは、インターネット上で特定の機器を識別し、外部からのアクセスや通信を可能にするために使われる番号です。
本記事では、IPアドレスの基礎知識から、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスとの違い、固定IPアドレスと動的IPアドレスの特徴までをわかりやすく解説します。さらに、固定されたグローバルIPアドレスの活用シーンについても紹介します。

業種別事例で見る10ギガ光回線の導入メリット
ビジネスに10ギガ光回線が必要な理由とは?
Index
IPアドレスは、パソコンやスマートフォンなどの通信機器に対して割り当てられる識別番号です。「Internet Protocol Address」の略称であり、ネットワーク上での住所のような役割を担っています。
郵便物を送る際に正確な宛先が必要であるのと同様に、ネットワーク上でデータを送受信するためには、通信相手や発信者などを識別するIPアドレスが必要です。
IPアドレスは、アドレスの使用範囲(グローバルIPアドレス・プライベートIPアドレス)と、割り当て方式(固定IPアドレス・動的IPアドレス)によって4種類に分類されます。以下では、各IPアドレスの種類について解説していきます。
IPアドレスの仕組みについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連コラム:IPアドレスの仕組みと確認方法について解説
グローバルIPアドレスとは、インターネットに接続する際に個々の通信機器に割り当てられる世界共通の識別番号のことで必ず一意になるよう管理されています。別名「パブリックアドレス」とも呼ばれ、主にルーターやサーバーなど、外部との通信を直接行う機器に割り当てられます。
このアドレスは、世界中のインターネット利用者が互いに干渉せず通信できるよう、国際的な管理機関(例:ICANN)によって厳格に管理・割り当てされています。

グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの主な違いは、適用できる範囲です。プライベートIPアドレスは、企業や自治体などの限られたローカルネットワーク内でのみ利用できるIPアドレスで、「ローカルIPアドレス」とも呼ばれています。
電話に例えると、プライベートIPアドレスは社内の「内線番号」のようなものです。ルーターなどのネットワーク機器によってDHCPなどの仕組みを通じて自動的に割り当てられることが多く、ローカルネットワーク内にあるパソコンやプリンタなど、端末同士の通信に利用されます。
ただし、プライベートIPアドレスのみを持つ端末では、インターネットにアクセスできません。グローバルIPアドレスを持つルーターなどの機器を経由し、NAT※1機能によってプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する必要があります。
さらに、グローバルIPアドレスは識別番号が重複しないのに対し、プライベートIPアドレスは異なるローカルネットワーク内であれば重複して利用することが可能です。たとえば、A社のネットワーク内で使われているプライベートIPアドレスが、B社のネットワーク内で使われていても問題ありません。
このように、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスは、それぞれ異なる役割を担いながら、ネットワーク通信の安全性や効率性を支えています。

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IPアドレスは、ネットワークへ接続する際に通信機器へ割り当てられる識別番号です。その割り当て方によって、「固定IPアドレス」と「動的IPアドレス」の2種類に分類されます。以下では、それぞれの特徴と違いについて解説します。
固定IPアドレスは、端末に専用のIPアドレスが割り振られる方式です。インターネットを切断して再接続した場合でも、同じIPアドレスが常に割り当てられます。意図的に変更しようとしない限り、固定IPアドレスは変わりません。外部からのリモート接続などの用途に適しています。
たとえば、社内に設置したローカルサーバーを外部の拠点からインターネット経由でアクセスする場合、外部からアクセスするときにIPアドレスが変わっており、その都度新たなIPアドレスを確認する必要があります。一方で、固定IPアドレスをサーバーやルーターなどにあらかじめ設定しておくことで、アクセスのたびにIPアドレスを確認する手間が省けます。
また、固定IPアドレスは、契約先のプロバイダからオプションサービスとして提供されることが一般的です。法人向けのサービスなどでは、固定IPアドレスが標準で付与される場合もあります。
固定IPアドレスについてより詳しい情報は、以下の記事で解説しています。
関連コラム:固定IPアドレスの必要性とは?メリットやIPoEとの関係も解説
ネットワーク接続時に一時的に割り当てられるIPアドレスのことで、接続のたびに異なるアドレスが割り当てられる場合があります。
また、動的IPアドレスはプロバイダによって自動で割り当てられます。利用者側でIPアドレスの設定や管理を行う必要がなく、固定IPアドレスと比べると業務負担が少ないといえるでしょう。一方で、情報セキュリティ対策の観点では、アクセス元のIPアドレスが変動するため、クラウドサービスなどでIPベースのアクセス制限を行う場合には不向きなケースもあります。
ただし、動的IPアドレスは特定されにくいという利点もあり、用途によってはセキュリティ上のメリットとなることもあります。
法人がインターネット接続環境の構築を検討する際には、IPアドレスの運用方針について考慮することが大切です。固定IPアドレスと動的IPアドレスにはそれぞれ特徴があり、用途や運用体制によって適した選択が異なります。違いを正しく理解したうえで、どのように運用するかを判断しましょう。
以下は、固定IPアドレスと動的IPアドレスの特徴をまとめた比較表です。これまで解説した内容をもとに、それぞれの特徴を整理します。
| 種類 | 固定IPアドレス | 動的IPアドレス |
|---|---|---|
| 特徴 | 常に同じIPアドレスが割り当てられる | インターネットに接続するたびIPアドレスが変わる |
| コスト | △ IPアドレスを取得するための追加料金が必要となる場合がある |
追加料金は不要で利用できる |
| 情報セキュリティ対策 | ○ アクセス元を特定できることで不正な接続を防ぎやすくなる |
△ 情報セキュリティ対策が難しい場合がある |
| 運用・管理 | IPアドレスの管理業務が発生し負担が増える | 自動割り当てのため管理不要 |
| 主な用途 | サーバー運用、VPN構築、リモートアクセス、クラウドサービスのIP制限など | Web閲覧、メールの送受信など一般的なインターネット利用 |

ここでは、法人で固定されたグローバルIPアドレスを活用する4つのシーンを紹介します。
リモートワークが広がる現代では、従業員が自宅や外出先から会社のネットワークに安全にアクセスするために、VPN(Virtual Private Network)を導入するケースがあります。
VPNとは、仮想のプライベートネットワークを構築し、通信内容を暗号化する仕組みのことです。インターネットを経由して社内ネットワークや他拠点と接続する際にも、通信の安全性を確保できます。
ただし、VPNを使って外部から会社のネットワークに安全にアクセスするためには、「接続先の住所(IPアドレス)」を把握していなければなりません。そこで活躍するのが固定グローバルIPアドレスです。固定グローバルIPアドレスをVPN機器に割り当てることで、接続先のアドレスが一定となり、外部からアクセスしやすくなります。
このように、VPNの導入とあわせて固定グローバルIPアドレスを活用することで、セキュアかつ確実なリモートアクセス環境を構築できる点は、法人にとって大きなメリットといえるでしょう。
自社で構築したWebサーバーへインターネット上から安定してアクセスするために、固定グローバルIPアドレスの利用が有効です。
インターネットからWebサーバーにアクセスする場合、ユーザーはURLを使ってWebサーバーにアクセスします。その裏でDNSによってIPアドレスが参照されており、IPアドレスが変わらないことで安定したサービス提供が可能になります。
また、システム連携や定期的なデータの送受信を行う場合、取引先に固定IPアドレスを案内しておくことで、接続先が変わる心配がなく、業務の効率化や信頼性の向上につながります。こうした安定性は、法人におけるITインフラの整備において重要な要素となります。
防犯や監視用途で導入が進んでいるIPカメラ(ネットワークカメラ)の運用にも、固定グローバルIPアドレスが活用されています。
IPカメラは、ネットワーク機能を備えたカメラで、IPアドレスが割り振られています。オフィスや工場、店舗などに設置すれば、インターネット経由で遠隔から映像の確認が可能です。
IPカメラを遠隔監視に活用する際、安定した接続を確保するために、ルーターに固定グローバルIPアドレスを割り当てる必要があります。これにより、外部からルーターを経由してネットワーク内のIPカメラにアクセスする際の接続先が常に一定となり、遠隔監視の安定性が向上します。
ただし、ルーターに固定IPを割り当てても、ネットワーク設定やポート開放などの構成が適切でなければ、IPカメラへのアクセスはできません。固定グローバルIPアドレスを用意できない場合には、クラウドカメラサービスを利用することで、動的IPアドレスでも遠隔監視が可能です。クラウドサービスでは、カメラがクラウドサーバーに映像を送信し、利用者はそのクラウド経由で映像を確認するため、接続元のIPアドレスが変動しても問題なくアクセスできます。
クラウドカメラサービスを導入するのであれば、365日の安心サポート※2が付いた「ギガらくカメラ」がおすすめです。パソコンやスマートフォン、タブレットからインターネット経由でいつでも映像を確認できます。さらに、1台のカメラ映像を最大100人まで共有でき、権限を細かく設定することが可能です。企業でも安心して導入できる「ギガらくカメラ」の詳細は、以下をチェックしてください。
映像管理の効率化と情報セキュリティ強化に!「ギガらくカメラ」詳細はこちら
一部のクラウドサービスでは、IPアドレスを使ったアクセス制限機能が提供されており、情報セキュリティ対策として固定グローバルIPアドレスを活用することができます。
クラウドサービスへのログインは、インターネット経由でアクセスし、IDやパスワードで認証を行う方法が一般的です。しかし、万が一IDやパスワードが流出すれば、第三者による不正アクセスのリスクが生じます。そこで、あらかじめ特定のIPアドレスをクラウドサービスに登録し、それ以外のアクセスを制限することで、より安全な運用が可能になるでしょう。
動的IPアドレスでは接続のたびにアドレスが変わり特定が困難ですが、固定IPアドレスであれば常に同じ端末からの接続を識別することが可能です。企業の重要情報を扱うシステムをクラウドサービスで利用する場合には、社内ネットワークに割り当てられた固定IPアドレスをクラウド側に登録し、それ以外のIPからのアクセスを遮断することで、セキュリティを強化することができます。
光回線で固定のグローバルIPアドレスを利用したい場合には、NTT東日本の「フレッツ 光クロス Biz」がおすすめです。
「フレッツ 光クロス Biz」は回線とプロバイダが分離されているため、利用者が自由にプロバイダを選択できる点も大きな特徴です。これにより、グローバルIPアドレスの提供に対応したプロバイダを選ぶことで、固定IPの活用や情報セキュリティ対策、遠隔アクセスなど、目的に応じた柔軟なネットワーク構成が可能になります。
また最大概ね10Gbps※3※4の高速通信に対応しており、安定したインターネット接続環境の構築が期待できます。
SLA(サービス品質保証)が標準搭載されているので大容量で機密情報のやり取りが必要な方にもおすすめ。ベストエフォート型とは違い、10Mbpsの帯域確保※5があり、通信速度が基準を下回った場合には一定の補償が適用※6されます。基幹システムや業務用クラウドサービスなどを安定して運用したい企業にとって、通信品質が保証された回線は大きな安心材料となるでしょう。
法人向けの高品質なインターネット接続環境をお探しの方は、ぜひ以下のページをチェックしてみてください。


最後に、グローバルIPアドレスに関するよくある質問を紹介します。
自身が利用している端末にどのIPアドレスが割り当てられているのかを確認する方法は、使用しているOSによって異なります。Windows 11とMacでの確認方法は以下の通りです。
| OSの種類 | 確認方法 |
|---|---|
| Windows 11 |
|
| Mac |
|
グローバルIPアドレスは、世界規模で管理されています。まず、世界全体のIPアドレスの管理を行っている団体が「ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)」です。ICANNは、インターネット基盤資源を管理・調整するための非営利公益法人であり、ドメインやIPアドレスの割り振りなどの調整を行っています。
ICANNの下にある組織として、アジア太平洋地域を管轄するのが「APNIC(Asia Pacific Network Information Center)」という地域インターネットレジストリ(RIR)です。地域インターネットレジストリは、それぞれ特定の地域内でIPアドレスの割り当て業務を担っています。
そして、日本国内で実際にIPアドレスの分配を行っているのが「JPNIC(Japan Network Information Center)」です。JPNICは、日本国内のインターネット事業者に対してIPアドレスを配分する役割を担っています。
さらに、各インターネット事業者がJPNICからIPアドレスを受け取り、エンドユーザーへ割り当てを行っています。このように、JPNICなどの国別インターネットレジストリからIPアドレスの割り当てを受け、それをエンドユーザーに再分配する組織が「LIR(Local Internet Registry)」です。
グローバルIPアドレスは世界的な枠組みのなかで厳格に管理・調整されており、重複が発生しない仕組みが整えられています。
グローバルIPアドレスは、パソコンなどの通信機器に個別で割り当てられる固有の識別番号です。IPアドレスには種類があり、法人においてはVPN接続のアクセス環境構築や、クラウドサービスのアクセス制限などに便利な固定IPアドレスが推奨されます。固定IPアドレスを導入すれば、外部からの安定した接続や情報セキュリティ対策が可能となるでしょう。
グローバルIPアドレスを使用する法人にとって、安定性と高速性を兼ね備えたインターネット接続環境の整備は欠かせません。NTT東日本の「フレッツ 光クロス Biz」であれば、グローバルIPアドレスの使用はもちろん、最大概ね10Gbps※7※8の高速通信に対応し、 SLA(サービス品質保証)が標準搭載しています。
さらに、帯域確保※9やSLA(サービス品質保証)の表示装備が無くても良いお客さまには、 「フレッツ 光クロス オフィスタイプ」も。法人でも安心して導入できる光回線をお探しの方は、以下のページをご覧ください。



編集 NTT東日本編集部
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