【図解あり】ONU(光回線終端装置)とは?光回線開通までの流れを紹介

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公開日
2026-01-28

編集 NTT東日本編集部

現在、業務利用しているインターネットの通信速度が遅く、別のサービスへの移行を検討している個人事業主や小規模オフィス、中小企業の担当者もいるでしょう。通信速度の改善には、光回線の利用がおすすめです。光回線でインターネットを利用するときに欠かせない機器として、「ONU(光回線終端装置)」が挙げられます。

本記事では、ONUの基本的な役割や仕組み、ルーターやモデムなどとの違い、法人が光回線を導入する際の手順、トラブル時の確認方法などについて解説します。

ONUとは?役割と仕組みを解説

ONU(オーエヌユー)とは「Optical Network Unit」の略で、日本語では「光回線終端装置」と呼ばれています。ONUは、光回線サービスを使用するときに必須となる接続機器の一つで、光ファイバーケーブルを通じて送られてきた光信号をパソコンなどの端末で読み取れるよう、デジタル信号に変換する役割を担っています。

パソコンなどの端末では、データの送受信はデジタル信号で行われているため、光回線の使用には、光信号をデジタル信号へと変換するONUの使用が欠かせません。

仕事をしている部屋やオフィスまで光ファイバーケーブルを引き込み、壁に設置された光コンセントと、ルーター・パソコンの間にONUを接続することで、光回線によるインターネットが使えるようになります。

多くの場合、ONUは光回線サービスを提供する通信事業者から機器として提供され、利用者が自ら用意する必要がないケースがほとんどです。

イメージ:ONUとは?役割と仕組みを解説

ONUとルーター・モデム・ホームゲートウェイの違い

光回線を利用するには、ONU以外にも、ルーターやモデム、ホームゲートウェイなどの機器が必要となる場合もあります。ここでは、それらの機器とONUの違いについて解説します。

ONUとルーターの違い

ルーターとは、パソコンやスマートフォンなど複数の端末をインターネットに接続するための機器であり、内部ネットワークと外部ネットワーク(インターネット)との間でデータの送受信を制御する役割を担います。IPアドレスを使って通信先を識別し、外部とのアクセスを適切に振り分けることで、複数の端末が同時にインターネットを利用できるようになります。一つの回線しか契約していない場合でも、ルーターを設置することで、複数の端末から同時にインターネットを利用できるようになります。

一方、ONUは光信号とデジタル信号を相互変換する機器で、光回線サービスを利用する際は必須です。オフィスなどでインターネットを使用する際にはONUの下部にルーターを接続して使用されます。

関連コラム:光回線のルーターとは?ONU・モデムとの違いや接続・設定方法、つながらないときの対処法も解説

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ONUとホームゲートウェイとの違い

ホームゲートウェイとは、ONUやルーター、IP電話などの機能が一体となった複合機器のことを指すのが一般的です。
ONUが一体になっていないタイプもあり、その場合、別途ONUが必要になります。ONUは光信号をデジタル信号へ変換する機能のみが使える一方、ホームゲートウェイでは複数の役割を担う点が大きな違いです。

一般家庭で光回線を利用する際、ホームゲートウェイを設置することで、ひかり電話(個人向けIP電話サービス)を利用できるようになるといった利便性が期待できます。
特に自宅を仕事場として使用している個人事業主や小規模オフィスでは、複数機器の安定した接続や通信環境の管理が求められるため、ホームゲートウェイの導入によって業務効率や通信の安定性が向上するケースが多く見られます。
ただし、法人向けのひかり電話サービスを利用する場合は、ホームゲートウェイではなく、ビジネスホン主装置などの専用機器が必要になるため、用途に応じた機器選定が重要です。

ONUとモデムとの違い

ONUと、モデムと呼ばれる機器を比較すると、変換する信号の種類に違いがみられます。ONUは光信号をデジタル信号に変換する役割があり、光回線を使用するために必要な機器です。

一方、モデムはアナログ信号からデジタル信号へと変換する機器で、ADSLやCATVなどを使用するために必要です。

光回線の普及前、インターネット接続には主にアナログ回線が用いられていました。アナログ信号でデータが送受信され、パソコンなどの端末で扱えるデジタル信号に変換するために「モデム」と呼ばれる機器が使われていました。モデムは、アナログ信号をデジタル信号に変換し、また逆にデジタル信号をアナログ信号に変換することで、端末と回線の間の通信を可能にしていたのです。

【法人の光回線契約時】ONUのレンタルや設置、インターネット開通までの流れ

法人オフィスはもちろん、個人の自宅でも、光回線を利用するには、開通工事が必要です。ここでは、ONUの提供や設置を含めた、インターネット開通までの基本的な流れについてご紹介します。ここでは、ONUのレンタルや設置を含めたインターネット開通までの基本的な流れについて紹介します。

STEP1.ONU・ルーターをレンタルする

一般的に、ONUやルーターなど、インターネット接続に必要な機器は通信事業者などからレンタルが可能です。ONUのレンタルは標準料金に含まれており、ルーターのレンタルはオプション料金であることが多いでしょう。

光回線の契約時には、これらの機器の提供方法も確認しておくと安心です。工事当日に担当者が機器を持参するケースもありますが、事前に郵送される場合もあります。

STEP2.ONU・ルーターの設置場所を決める

ONUやルーターなどが届く前に、設置場所をあらかじめ決めておきましょう。ONUやルーターの設置場所は、以下がおすすめです。

ONUは光コンセント(光回線の引き込み口)に接続する必要があるため、光コンセントの近くに設置するのが基本です。設置場所には電源が確保できることも重要です。

一方、Wi-Fi機能付きのルーターを使用する場合は、電波の届きやすさを考慮した設置が求められます。障害物が多い場所や床に近すぎる場所では通信が不安定になることがあるため、ある程度高さがあり、周囲に電波を遮るものが少ない場所が望ましいとされています。

なお、法人オフィスなどでは、ルーター周辺にネットワーク機器が集中することも多いため、設置環境に応じて最適な配置を検討することが重要です。

STEP3.開通工事を行う

開通工事の当日、工事担当者がオフィスを訪問し工事を実施します。ビルテナントや集合住宅などにオフィスがある場合には、以下のように工事が進められます。

    1. 光ファイバーケーブルを電柱からビルの共用スペースへ引き込む
    2. 光ケーブルをオフィス内に引き込み、壁に光コンセントを設置する
    3. 光コンセントとONU、ルーターを接続する
    4. 工事担当者が接続試験を行う

工事完了後、企業担当者がルーターと端末を接続し、インターネット接続環境を整える必要があります。

なお、工事の内容や手順は、オフィスの環境などによって異なります。あらかじめ事業者へ確認しておくのがおすすめです。

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ONUの点灯ランプによってトラブルの種類を判断できる

「オフィスのインターネットが接続できない」などのトラブルが生じた際、ルーターやパソコンなど他の機器に問題がみられない場合には、ONUの状態を確認してみましょう。
ONUの状態は、機器のランプによって把握が可能です。一般的に、以下のランプが備わっています。

ランプの種類と意味
ランプの種類 意味
認証ランプ ONUが正常な状態かどうかを示す
UNIランプ LAN経由でデータ送受信ができているかどうかを示す
光回線ランプ ONUと光ケーブルとの接続が正常かどうかを示す
電源ランプ ONUと電源コンセントの接続が正常かどうかを示す

ここでは、ランプの点灯状態を確認することで、ONUの状態を把握する基本的な方法を解説します。ただし、ONUの機種によってランプの種類や色は異なるため、詳しくは取扱説明書などもチェックしてみてください。

認証ランプ

認証ランプが緑色の場合、ONUは正常に動作しています。一方、消灯している場合には、ONUに不具合が生じている可能性を表します。

点灯状態 内容
緑色で点灯 正常に動作している
消灯 ONUに不具合が生じている可能性がある

UNIランプ

UNIランプが緑色で点灯している場合、LAN経由でデータ送受信ができており、ONUが正常に動いている状態です。緑色で点滅している場合には、データ送信中であることを示します。

消灯している場合には、LANケーブルで接続しているルーターやパソコンなど別の機器との通信に、不具合が発生している可能性があります。

点灯状態 内容
緑色で点灯 正常に動作している
緑色で点滅 データを送受信している
消灯 LANケーブルとの接続に不具合が生じている、または接続先のルーターやパソコンなどの機器側に問題がある

光回線ランプ

光回線ランプが緑色で点灯している場合には、ONUと光ケーブルとの接続は正常に動作しています。また、橙色で点滅しているのは、ファームウェア(ONUの動作を制御するためのソフトウェア)をダウンロードしている最中であることを示しています。

橙色で点灯、または完全に消灯している場合には、ONUの故障や光回線との接続に不具合が発生している可能性があるため、注意が必要です。

点灯状態 内容
緑色で点灯 正常に動作している
橙色で点滅 ファームウェアをダウンロードしている
橙色で点灯 ONUが故障している可能性がある
消灯 光回線との接続が切れている

電源ランプ

電源ランプが赤色で点灯している場合、ONU本体が故障している可能性があります。点滅している場合には、ファームウェアのダウンロード完了を知らせている場合があります。
点灯状態 内容
緑色で点灯 正常に動作している
赤色で点滅 ファームウェアのダウンロードが完了している
赤色で点灯 ONUが故障している
消灯 電源が切れている

ランプの状態によってONUの故障の疑いが強い場合には、まずはONUの再起動やケーブルの抜き差しを行ってみましょう。それでも改善しない場合には、契約した事業者のサポートセンターなどに問い合わせてみることをおすすめします。

ビジネスで高速回線を利用するには「フレッツ 光クロス Biz」がおすすめ

企業のネットワーク環境を構築する際に欠かせないのが「ONU(回線終端装置)」です。ONUは、光回線を通じてインターネットに接続するための重要な機器であり、通信の安定性や速度に大きく影響します。
特に法人向けの高速・高品質なインターネット接続を求めるなら、ONUの性能だけでなく、回線そのものの信頼性も重要です。そこでおすすめするのが「フレッツ 光クロス Biz」です。

このサービスでは、最大10Gbps※1※2の超高速通信を実現し、ONUはNTT東日本からの貸し出しで提供されるため、導入もスムーズ。10Mbpsの帯域確保※3機能 とS LA(サービス品質保証)が標準搭載されていて利用可能時間99.99%の故障復旧SLAを具備し、基準値を下回った場合にはご利用料金が一部返還※4されます。さらに、24時間以内の故障対応など、法人向けならではの手厚いサポート体制も整っています。

  • 最大通信速度は、技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。お客さまのご利用環境(端末機器の仕様など)や回線の混雑状況などにより大幅に低下することがあります。
  • 本サービスの技術規格においては、通信品質確保などに必要なデータが付与されるため、実際の通信速度の最大値は、技術規格上の最大値より十数%程度低下します。
  • 帯域確保はONU(回線終端装置)からNTT東日本ビルまでの区間を保証するもので、インターネット上での通信速度を保証するものではございません。
  • 詳細は提供条件をご参照ください。

ONUに関するよくある質問

ONUに関するよくある質問をまとめて紹介します。

ONUを自社で用意して持ち込みできる

ONUは市販されておらず、契約する通信事業者からレンタルすることになる場合が一般的です。そのため、自社で用意する必要はありません。契約する光回線サービスに応じて適したモデルが提供されます。

ルーター一体型のONUの特徴は?

ONUとルーター機能が一体となった機器もあり、1台で光信号の変換と、Wi-Fi機能で複数端末との無線接続ができます。ONUとルーターを接続する必要がなく、省スペースになる点がメリットです。

まとめ

本記事では、光回線を利用する際に必要な機器であるONUについて詳しく解説しました。ONUは自社で準備する必要がなく、契約する通信事業者からレンタルで提供される場合が多くみられます。
ただし、オフィスや店舗内でパソコンだけではなく、スマートフォンやタブレット端末もインターネットに接続したい場合には、ONUとは別途ルーターの用意や設定も必要です。

「インターネット回線など、オフィス・店舗のインフラ整備にかかる手間を低減したい」「人手が足りない」「ノウハウが不足している」といった場合には、NTT東日本へお気軽にご相談ください。

お客さまの状況を丁寧にヒアリングし、「フレッツ 光クロス Biz」や「フレッツ 光クロス オフィスタイプ」など適切なプランをご提案します。導入後も手厚いサポート体制で、インターネット接続に関する疑問やトラブルに伴走いたします。

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