ネットワークセキュリティ対策
と耐障害性強化を実現した
工場ネットワーク構築
適用業界・ビジネス分野
- 製造業
背景
- お客さま企業は、 ロボットやファクトリーオートメーション(FA)のシステム導入支援事業を展開しており、ロボットやFA機器を簡単に工場で活用するためのキットの開発・生産・特注部品の加工も実施している
- デジタルファクトリーのモデル工場を新たに建設することになり、新工場のネットワーク構築についてNTT東日本にご相談いただく
ニーズ・課題
- デジタル技術をあらゆるところで活用するため、生産を停止させない工場のネットワークセキュリティを実現したい
- 機器や計測器の状態、カメラ映像を遠隔地からセキュアな環境で確認したい
導入内容
- ①セル単位でのネットワークセキュリティ対策
- ネットワーク出入口のファイアウォールに加えて、工場内のオートメーションセル(作業エリア)ごとに、VPNルータ機能をもつ産業用セキュリティゲートウェイを設置。これにより、外部からトンネルを張って特定のセルへ、セキュアに直接通信することが可能となり、工場内外からの不正侵入、整合性への悪影響のリスクを軽減
- ②耐障害性強化
- ロボット自動化エリアなど接続機器が多く、障害時の影響が大きいエリアについては、リング構成にして障害や障害復旧時などの状態変化を検出し、自動的に通信経路を切替するように設計。リングの2方向にデータを流すことで耐障害性アップとフェールオーバー時間の短縮を実現
- ③産業用機器
- 一般的なネットワーク機器よりも環境性能(温湿度や防塵などの対応)の高い産業用機器(L2スイッチ、L3スイッチ、ネットワークセキュリティ装置、無線アクセスポイント、ネットワークカメラ)を導入
NTT東日本選定のポイント
- 豊富なLAN/WAN設計構築実績があり、信頼のおける閉域網サービスを提供していたこと
- マルチベンダーであるため、要望を満たす製品選定を行い、最適なソリューションを提案してくれたこと(高所への無線アクセスポイント設置・配線業者支援、サーバ基盤構築など)