ふくろ皮膚科クリニック様お客さまの声
皮膚科医にとって、電子カルテの手書き入力は必然の機能
ふくろ皮膚科クリニック様インタビュー
- ふくろ皮膚科クリニック 院長 袋 秀平氏
電子カルテの導入に至る経緯をお聞かせください。
院長:開業10年を迎えた頃から紙カルテの保管庫が満杯となり、管理も煩雑化していたことから、他社の電子カルテを導入しました。しかしメーカーの都合によりサポート終了という予期せぬ事態となり、システムに不具合も生じていたことから、新たな電子カルテに移行することとなりました。まずはメーカーのサポート体制や信頼性を第一に検討し、その上で、手書き機能を有していることや、処方や処置などの入力のしやすさ、従来システムとの連携といった観点から複数の製品を比較検討しました。実際にデモ環境を用いて使い勝手も試してみた結果、自分の診療スタイルに合って一番使いやすそうな電子カルテとして、FC21ワープの導入を決めました。
手書き機能やカスタマイズを重視した理由は何ですか。
院長:私自身も含め、皮膚科の診療では、身体のどの部分にどういった症状が現れているのか、患者さんと向き合って問診しながらカルテに図示を交えて記入していきます。キーボード入力だけでそれらを行うのは非常に困難であり、皮膚科医であれば手書き入力カルテに大きな魅力を感じるのが当然でしょう。それほど皮膚科医にとって電子カルテの手書き入力は重要。また、身体のどの部分にどういった軟膏を塗るかといった詳細な記述が求められるのも皮膚科特有であり、そうした手書き入力やオーダーのしやすさ、カスタマイズの柔軟性を有しているのがFC21ワープの特長です。
FC21ワープの使い勝手について、詳しくお聞かせください。
院長:使いやすくて満足しています。まず操作性に関しては手書き入力機能により、紙のカルテと変わらない直感的な操作で所見内容を迅速に記入できています。よく使用する薬剤はパレット画面にボタン登録しており、軟膏はピンク、クリームはベージュというようにボタンを色分けしています。パレット画面もカスタマイズしやすく、私の診療スタイルに合ったカルテ環境が実現しています。現在でも紙のカルテや以前使っていた電子カルテを必要に応じて参照しつつ、ストレスのない診療が実現しています。クラウドサービスにより電子カルテデータをデータセンターに保管しておける安心感は大きく、クリニック内にデータを保管しておくことの不安も解消。そして何よりNTT東日本が提供する電子カルテということで、代理店の迅速な対応も含めて、システムの信頼性を向上することができたと考えています。
往診や二診体制でのFC21ワープの活用はいかがですか。
院長:往診については、複数の高齢者施設を訪問する日には1日50人以上を診察することもあり、紙のカルテに記入してクリニックに持ち帰り電子カルテに入力し直す煩雑な作業が発生していることから、今後はタブレット端末を導入しFC21ワープの往診機能の活用も検討しています。また当クリニックでは私を含めて曜日により3名の皮膚科医による二診・代診体制をとっていますが、初めてFC21ワープに触れる医師でも数時間で使いこなせており、とても使いやすい電子カルテだと思います。
今後の展開やサービスに対する要望をお聞かせください。
院長:例えば「口内炎ができやすいから胃腸に不具合があるのでは」といったように自分で判断する前に、肌、髪の毛、爪など、目で見える部分の症状は、年齢にかかわらず、まずは皮膚科に相談するのがベストと考えています。私たちは皮膚だけでなく、身体全体とのつながりを考えて診察しており、治せる病気も多々あります。もちろん必要に応じて小児科医や内科医などの専門医への紹介も直ちに行っており、カルテに記載された情報を基に正確な紹介状を手軽に作成できるFC21ワープが役立っています。NTT東日本には、今後もより便利に使えるような機能の拡充を求めるとともに、タイムライン機能など私自身がまだまだ使いこなせていない機能の指導も含め、手厚いサポートに期待しています。
- ※文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
- ※文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2015年2月時点(インタビュー時)のものです。
- ※上記事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
(2013年10月導入)