• 2023.4.25 (火)
    Posted by 北森 雅雄

 確定申告の作成方法を解説!パソコンやスマホを使って電子申告!

「確定申告書を作成したいけど、何から始めたらいいのかわからない」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

確定申告はパソコンやスマホを使って簡単に作成することができます。初めて確定申告をする方、確定申告のやり方がわからないという人でも国税庁が運用する「e-tax」や「確定申告作成コーナー」を使えば不明点を解消しながら確定申告が作成可能です。

そこで本記事では「確定申告の作成方法」について手順を解説します。

確定申告を正しく作成することで節税などのメリットがあります。確定申告のやり方を正しく理解してスムーズに確定申告を進めましょう。

. 確定申告の作成方法

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「確定申告書を作成したいけど、何から始めたらいいのかわからない」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

確定申告はパソコンやスマホを使って簡単に作成することができます。初めて確定申告をする方、確定申告のやり方がわからないという人でも国税庁が運用する「e-tax」や「確定申告作成コーナー」を使えば不明点を解消しながら確定申告が作成可能です。

そこで本記事では「確定申告の作成方法」について手順を解説します。

確定申告を正しく作成することで節税などのメリットがあります。確定申告のやり方を正しく理解してスムーズに確定申告を進めましょう。

2.確定申告の作成方法

所得税の申告はすべての所得者に義務づけられていますが、会社員は会社が年末調整をしてくれるため改めて確定申告をする必要がないという場合も多いです。

個別に所得税の申告をする場合、確定申告が必要になります。確定申告は1年間の所得を計算して税務署へ報告する手続きです。

確定申告をする際、確定申告書を作成して税務署へ提出します。確定申告の作成方法として挙げられるのが以下2種類です。

  • ①パソコンを使った電子申告(e-tax)で税務署へ提出する
  • ②書面で確定申告書を作成して税務署へ提出する


近年では事務手続きを簡略化するため、パソコンを使った電子申告が推奨されています。

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e-taxで確定申告書を作成する方法

パソコンやスマートフォンで「e-tax」というツールを使って電子申告が可能です。

e-taxは国税庁が運用する国税の電子申告に関するオンラインサービスです。e-taxの特徴は所得税の申告から納税までワンストップで完結できることです。

e-taxは公的個人認証サービス(JPKI)を活用した電子署名による申告を行います。個人情報を安全に取り扱うため、e-taxにはいくつものセキュリティ対策がされています。

e-taxを使うことによるメリットとして、以下4点が挙げられます。


<e-taxを使うメリット>
・オンライン上で処理が完結できる
・添付書類を一部省略できる
・青色申告書の所得控除額が増える
・還付金の入金が早くなる


<e-taxによる確定申告を作成する流れ>
・利用者識別番号(半角16桁の番号)の登録
・電子証明書の取得
・申告・申請データを作成する
・申告・申請データを送信する
・納税する


e-taxで節税対策

e-taxは税務署の事務負担を軽減するために国税庁が推奨しているソフトであるため、節税対策など多くのメリットを受けられます。

例えば、e-taxで青色申告をすると最大65万円の特別控除(青色申告特別控除額)を受けられます。控除額が増えることによって税金の額が少なくなるため節税対策になるのです。

e-Taxでの確定申告|メリット・デメリットなどをわかりやすく解説

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確定申告作成コーナーで確定申告書を作成する方法

確定申告作成コーナー(確定申告書等作成コーナー)は所得税の申告ができるWEBサービスです。

画面の案内に従って所得額や控除額などの情報を入力するだけで所得税が自動的に計算されるため、正しく入力していれば計算の誤りをする心配がありません。

確定申告作成コーナーで作成した確定申告書はプリントアウトして提出可能です。確定申告書は「信書」に当たるため、税務署に送付する場合は「郵便物」(第一種郵便物)又は「信書便物」として送付します。郵便物・信書便物以外の荷物扱いで送付することはできないため注意してください。

確定申告作成コーナーとe-taxの違いとは?

確定申告書等作成コーナーの機能は確定申告の作成に限られます。

そのため、電子申告を完了させるには別途e-taxを使う必要があります。

なお、確定申告作成コーナーはスマホからでも利用できますがe-taxはパソコンのみ利用可能となっています。

確定申告作成コーナーの使い方

確定申告作成コーナーは画面の案内に従って金額等を入力するだけで確定申告書が作成できます。

作成した確定申告書はe-taxを通じて電子申告をするほか、プリントアウトして税務署へ提出することで確定申告の手続きができます。


外部リンク:確定申告書等作成コーナー|国税庁

<確定申告書等作成コーナーで確定申告を作成する流れ>
・確定申告書等作成コーナーの案内に従って金額情報を入力し、確定申告を作成する
・e-taxで申告・申請データを作成する

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書面で確定申告書を作成する方法

電子申告以外の方法として、確定申告書を手書きで準備して提出できます。

国税庁のホームページで確定申告の書式をダウンロードできるので、各自プリントアウトしてください。あるいは税務署の窓口で配布されているものを入手するほか、郵送してもらうことも可能です。

確定申告書の期間(毎年2月16日から3月15日)は税務署で相談窓口を設けているので、確定申告で分からないことがあれば窓口で相談ができます。


外部リンク:税についての相談窓口|国税庁

<書面による確定申告を作成する流れ>
・確定申告書の用紙を入手する(ダウンロードもしくは税務署での入手)
・確定申告書を作成する
・作成した確定申告書を税務署へ提出(郵送あるいは窓口へ直接提出)


3.e-taxで確定申告書を作成する際に準備するもの

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e-taxで電子申告をする際は利用者識別番号および電子証明書の準備をする必要があります。また、パソコンにe-taxのソフトをダウンロードし、セットアップの準備が必要です。

e-taxによる確定申告には事前に準備しておくべき手続きがあります。特に「利用者識別番号」および「電子証明書」については取得手続きに時間がかかるため、確定申告の期間に慌てないように用意しておきましょう。

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利用者識別番号の取得

e-taxで電子申告をする際は利用者識別番号を取得する必要があります。

利用者識別番号とはe-taxで個人を識別するために割り振られる番号です。開業届を提出する際の手続きで利用者識別番号が割り振られます。開業届とは個人事業主が開業をする際に税務署へ届ける手続きのことです。

開業届を出してない等の理由で利用者識別番号がなくても確定申告は必要です。以下のリンクから開始届出書の手続きをして利用者識別番号を新規取得してください。


外部リンク:開始届出書を作成する|国税庁

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電子証明書の取得

第三者による改ざんを防ぐため、確定申告の際は電子証明書による本人確認が必要です。

e-taxによる電子申告では本人確認のために「電子証明書及び電子署名」の取得が推奨されています。電子証明書とは信頼できる第三者が本人であることを証明するもので、電子取引における印鑑の役割を果たします。

確定申告の際に電子証明書を使用するにはマイナンバーカードを使います。マイナンバーカードは以下のリンクから取得手続きが可能です。なお、マイナンバーカードの利用にはマイナンバーカードリーダーが必要です。最新のスマートフォンではマイナンバーカードの読み取り機能が備わっている機種が販売されています。


外部リンク:マイナンバーカード総合サイト|地方公共団体情報システム機構


もしも確定申告の際にマイナンバーカードを用意できない場合は「ID・パスワード方式」で電子証明書に代わる電子証明が可能です。ID・パスワード方式では税務署で個別に本人確認を行うことで電子証明の役割を果たします。


外部リンク:ID・パスワード方式とは|国税庁

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事前準備セットアップ

e-taxで確定申告をする際はe-taxのホームページで配布されているソフトをダウンロードし、事前準備セットアップをする必要があります。

お使いのパソコンのOSやブラウザに対応した「事前準備セットアップ」ツールおよび「拡張機能」をパソコンにダウンロードして利用ください。

なお、2023年現在ではe-taxによる確定申告の手続きはパソコンのみ可能です。スマートフォンによる電子申告はできないためパソコンをご準備ください。

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e-taxが利用できる時間

e-taxが利用できるのはe-taxが利用可能な時間に限られます。

確定申告の時期(2月16日から3月15日)は土日祝日を含む全日24時間利用可能です。

4.確定申告書を作成する際の注意点

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確定申告は公的な手続きであり、正しく所得税の金額等を申告しなければなりません。申告の内容に誤りがあったり申告を忘れていると延滞税を課されるなどの罰則があります。

ここでは、確定申告書の期限や申告の内容を誤っていた場合の対応方法について紹介します。

初期費用をかけずに導入できるほか、万全のサポートサービスでスムーズな経費精算システムの導入を実現します。

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確定申告書の作成はいつからいつまで?

確定申告の期限は例年「2月16日から3月15日」までとなっています。 3月上旬から中旬など、期限の間近になると税務署などの窓口が混雑するため早めに確定申告を済ませてしまいましょう。

確定申告の期間は税務署で確定申告に関する相談窓口を設けているため、不明点があれば早いうちに窓口へ相談しましょう。

確定申告はいつから?早めに準備すべき理由や効率化させるコツを解説

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確定申告が誤っていたら更正の請求をする

確定申告の内容に誤りがあった場合、更正の請求をすることで確定申告を修正できます。

計算誤り等の事由で所得税を多く納めていたり、納めた所得税が足りなかった場合は更正の請求をすることで正しい税額に修正可能です。所得税が足りなかった場合は差額を追納し、所得税を納めすぎていた場合は差額が還付金として戻ってきます。

なお、更正の請求ができる期間は法定申告期限から5年以内です。

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確定申告をしなかったらどうなる?

確定申告対象者が確定申告をしなかったらどうなるでしょうか?

確定申告をしなかった場合、未納の税金について無申告加算税や延滞税が課される場合があります。本来の支払わなければならない税金よりも負担が大きくなってしまうため、確定申告の期限内に必ず確定申告をしましょう。

無申告はどうやってバレる?

税務署は請求書や銀行の口座情報から本人の所得を調査できます。そのため、無申告や所得隠しがあって納税を免れようとしても税務署にバレてしまうのです。

無申告や所得隠しが判明してしまった場合は刑事罰に問われる可能性もあるので、正しい確定申告をしましょう。

5.確定申告書の作成なら「おまかせ はたラクサポート」がおすすめ!

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確定申告書を作成するなら「freee会計 for おまかせ はたラクサポート」がおすすめです。個人事業主などの事業所得者が確定申告をする際は帳簿をつけなければなりません。

freee会計 for おまかせ はたラクサポートはサポートサービスが充実しているため、不明点を確認しながら確定申告を進められます。忙しい確定申告の時期でもスムーズに確定申告の手続きを進められるでしょう。

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質問に答えるだけで確定申告書が作成できる!

会計ソフトを活用すれば複雑な会計知識がなくても簡単に帳簿をつけられます。

「freee会計 for おまかせ はたラクサポート」では簡単な質問に答えるだけで確定申告書が作成できます。e-taxとも連携しているため、電子申告もスムーズに進められます。

確定申告書は面倒な帳簿作成や複雑な控除額の入力が必要ですが、会計ソフトを活用することで不明点を解消しながら電子申告が進められるのです。


プラン 主な機能
スターター

確定申告書の作成・出力
銀行口座やクレジットカードとの同期
請求書の作成

スタンダード

確定申告書の作成・出力
銀行口座やクレジットカードとの同期
請求書の作成
仕訳データ自動取得
消費税申告
月次推移/資金繰り/売掛/買掛レポート


初期費用・月額利用料(個人事業主版)

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安心のサポートサービス

「freee会計 for おまかせ はたラクサポート」は安心のサポートサービスで確定申告をサポートします。

電話やチャットで確定申告をはじめとした操作に関する不明点を解消できるので、困ったことがあれば相談窓口となってくれます。

6.まとめ

確定申告はe-taxによる電子申告が便利です。インターネット上で確定申告の作成・申請から納税までワンストップで完結できるため、忙しい時期に税務署へ行く手間が必要ありません。

e-taxで電子申告をする際は「利用者識別番号」および「電子証明書」の準備をしておくことをおすすめします。特に、初めて確定申告をする場合は準備するものが多いため期間内に確定申告を終えられるよう早めに準備しておくことが重要です。

個人事業主の確定申告なら「freee会計 for おまかせ はたラクサポート」がおすすめです。確定申告には面倒な事務手続きが付き物ですが、会計ソフトを利用することによってスムーズに確定申告を進められます。

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この記事を書いた人

NTT東日本 ビジネス開発本部 北森雅雄

NTT東日本に入社後、自治体向けのシステムエンジニアとして、庁内ネットワークや公共機関向けアプリケーションなどのコンサルティングからキャリアを開始。

2018年から現職にて、プロダクト(SaaS)開発、デジタルマーケティング全般のディレクションに従事。

2022年に業務のデジタル化を分かりやすく発信するオウンドメディア(ワークデジタルラボ)のプロジェクトを立ち上げ。
NTT東日本にかかわる、地域のみなさまに向けてデジタル化に役立つ情報発信を展開。

北森雅雄 masao kitamori

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