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ネットショップ開業の流れ10ステップ 成功のコツを解説!

  • 2022.8.22 (月)
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「ネットショップを開業したいけど、何をすればいいのかわからない…」

「ネットショップを開業するときに、何を準備すればいいのかわからない…」

とお悩みではありませんか。

ネットショップは以下の10ステップを経て開業できます。

5-2.png

また、ネットショップ開業までに用意するべきものは以下のとおりです。

5-3.png

このように、ネットショップは順序に従って準備を進めていけば、開業をすることができます。

ただし、ネットショップはただ開業すればいいというものではありません。

「許可や資格がない状態で販売すると法律違反になる」

「商品説明の仕方に気をつけないと法律違反になる」

など、知っておかなければ法を犯してしまう可能性があり、せっかくネットショップを開業できてもトラブルによって、最悪の場合、閉業を余儀なくされてしまうリスクがあります。

そこでこの記事ではネットショップの開業方法だけでなく、

「トラブルなくネットショップを開業するために気をつけるべきこと」

についても解説します。

また、本記事の内容は以下の通りです。

▼ネットショップの商材決めで意識すると良いポイント

  • ネットショップを開業する流れ10ステップ
  • ネットショップ開業までに用意するべきもの
  • ネットショップを開業してからの流れ6ステップ
  • トラブルなくネットショップを開業するために気をつけるべきこと
  • ネットショップを開業して成果を上げるためのポイント
  • ネットショップ開業にまつわるQ&A

この記事を読むことで、ネットショップの開業の仕方が詳しくわかるだけでなく、開業に際して気をつけるべきことや成果を上げるポイントなどを知ることができます。そして、ネットショップ開業に向けて第一歩を踏み出せるようになります。

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1.ネットショップを開業する流れ10ステップ

まずはネットショップを開業する流れを10ステップで解説します。

1-1.【ステップ①】販売したい商品を決定する

ステップ①は「販売したい商品を決定する」です。

「何を販売するのか」を決めることで、このあとのステップで

  • どんな仕入れを行うのか
  • どのような販売計画を立てるのか

といったショップ運営で行わなければならないことも決まっていくため、まずは商材を考えることが重要です。

ちなみに、すでに店舗を持っていて商材が決まっている場合は考える必要がありません。

ネットショップで販売したいものを決める際には、ネットショップの商材決めで意識すると良いポイントを参考にして決めましょう。

▼ネットショップの商材決めで意識すると良いポイント

〇消費者にニーズがあるかどうか
ネットショップの売上を確保するためには消費者のニーズに応えることが重要です。
大手ECモールの売れ筋ランキングなどを参考に、消費者にとって何が欲しい物なのかを調査しましょう。

〇利益率・在庫回転率の高い商材を扱う
商材によって、利益率・在庫回転率(※)が異なります。そのため、できるだけ利益率・在庫回転率の高いものを商材にすることで、ネットショップ事業でしっかりと利益を確保できます。
たとえば、家電製品は利益率が低い傾向にあります。原価が高いために最終利益率が5%程度になることも多いといわれています。
また、トイレットペーパーや食器用洗剤などの生活必需品は在庫回転率が高く、ランドセルや車の改造パーツのような客層が限定的な、ニッチな商品の在庫回転率は低い傾向にあり、倉庫代などの保管のためのコストが多くかかってしまい、結果、利益率が下がることにつながります。

〇商材に関する知見のあるものを扱う
商品知識のある商材や、自身で手作りできる商材などは、コストや時間をかけて商材の取り扱い方法を学ぶ必要がないため、スムーズに導入できておすすめです。
商材を選ぶ際にはネットショップの運営担当者がこれまでの経験や知識、スキルを活かせるかどうかも考慮して選ぶと良いでしょう。

※在庫回転率:一定期間内に在庫がいくつ出入りしているかを示す指標のこと。数値が高いほど倉庫に商品が出入りするサイクルは速く、低いほど在庫が長く倉庫にとどまっていることを表す。

1-2.【ステップ②】コンセプトとショップ名を決める

ステップ②は「コンセプトとショップ名を決める」です。

ショップ名はユーザーにお店の印象を伝え、リピーター獲得へと繋がるため重要です。

またコンセプトをしっかりと定めることで、ほかのネットショップと差別化ができ、売上を上げることができます。

そもそもコンセプトとは、ネットショップの価値観や世界観、顧客にとっての利点を凝縮したもの。つまり、競合のネットショップとは何が違うのかを表す「独自性」のことです。

ネットショップは初期費用が安く、開業ハードルが低いことから競合が多く、ショップ数は増え続けています。そうした中で、顧客は全世界のネットショップを比較しながら購入を検討するため、独自性を持ち、ほかのネットショップと差別化ができていなければ、自身のネットショップで商品を購入してもらえません。

たとえば、セーターを購入したいとネットショップを比較する際、

  • 素材にこだわっている
  • デザインが個性的
  • 生産までのストーリーが素敵
  • ショップのデザインがかっこいい

などといったように、ショップの独自性を魅力に感じて、ショップへ興味関心を持ったり、購入したりした経験はありませんか。

このように、ネットショップにはコンセプトを定めて独自性を持つことで、他社と差別化ができ、購入してもらえるようになるのです。

コンセプト・ショップ名の決め方は以下を参考にしましょう。

▼ネットショップのコンセプトの決め方

以下の3つを定めてコンセプトを決めましょう。

  • どういったことを目的としてショップを開業するのか
  • どのような人向けのショップなのか
  • どんな価値を提供するのか

▼ショップ名の決め方

〇覚えてもらいやすい名前にする
ショップのリピーターを獲得するには、まず大前提としてショップを印象付け、覚えてもらうことが大切です。そのためショップ名はなるべく印象深く覚えやすいものを付けるようにしましょう。
長くて分かりづらい名前よりも、短くシンプルな名前の方が覚えやすいため、一言で口ずさむことができるような文字数がおすすめです。
たとえば、わかりやすい例でいうと「マクドナルド」「モスバーガー」「スシロー」などです。
短い単語を組み合わせたりしながら、オリジナルの名前をつけましょう。

〇ネット検索時に上位に上がりやすい名前にする(SEO対策)
ネットショップはネット検索時にヒットしやすいかどうかという点も、集客に大きく関わってきます。そのためなるべく検索時に上位サイトとして表示されるような、SEO対策を施した名前を考えましょう。

SEO対策を施したネットショップ名は以下のポイントを参考にして決めましょう。

  • 何を売っているかわかる名前(例:うどんの通販ショップ「たぬきのうどん」)
  • 顧客が検索するキーワードを含める(例:可愛いかばんのお店「ぷりん」)
  • 覚えやすく読みやすく、他とかぶらない名前

1-3.【ステップ③】商品を準備する

ステップ③は「商品を準備する」です。

既製品を仕入れて販売する場合は「仕入れルートの決定」、オリジナル商品の販売を行う場合は、大量生産にあたって利用する工場の選択を行いましょう。

仕入れ販売の場合は、仕入れ方法には以下の5つがあります。

▼ネットショップの5つの仕入れ方法

ネットの仕入れサービス・サイトを利用する
ネット上で問屋から商品を仕入れられる方法です。

【おすすめの仕入れWebサービス】

スーパーデリバリー
アパレル・ファッションアイテムから生活雑貨・家具、食品や電化製品、さらには什器店舗資材などの幅広い種類の商品を取り扱う仕入れサイト

◆NETSEA(ネッシー)
アパレル・ファッション雑貨、家具・インテリアから食品飲料まで、幅広いカテゴリを網羅している大型仕入れサイト

◆Ditt-Datt(ディット・ダット)
スウェーデンを中心に北欧のデザイン雑貨の輸入を行っているサイト

◆Cmall(シーモール)
アクセサリーやファッション雑貨に特化した仕入れサイト

メーカー・作家と直接交渉する
メーカー・作家と交渉をする方法です。
以下の情報を伝えると交渉がスムーズになるでしょう。

(1) 店舗名

(2) 店舗のコンセプト(どんなイメージ・ジャンル・ターゲットはどんな人?)

(3) 店舗の規模(商品点数、費用、従業員数)

(4) 商品ラインナップ(どんなものを並べる予定か)

(5) 実店舗の有無

(6) 開店時期

卸問屋・問屋街で仕入れる
卸を目的にした問屋さんが並ぶ商店街などに行き、直接交渉して仕入れる方法です。
プロ向けの商品が多かったり、店ごとに独自ルールがある場合もあるため、必ず仕入れができるわけではありませんが、一度足を運んでみるのも良いでしょう。

海外から仕入れる
ネットを利用して海外から仕入れる方法と、現地調達する方法の2つがあります。
ネットを利用して仕入れる場合は、海外のECサイトを利用して仕入れると良いでしょう。現地調達する場合は、直接海外へ出向き、商品を買い付けましょう。海外での交渉には語学や現地の交渉術を知っておく必要がありますが、難易度が高い分、ほかのショップと差別化ができたり、誰も販売していないような珍しい商品を開拓できるといった魅力があります。

ドロップシッピング(無在庫販売)を利用する
注文が入ったら在庫を抱える卸売業者やメーカーから顧客へ直接商品を送ってもらう方法です。そのため、ネットショップで在庫を抱える必要はありません。

【おすすめのドロップシッピングサイト】

◆TopSeller(トップセラー)
30万点の商品を取り扱っており、5商品までなら無料で始められる「おためしプラン」があるのが特徴です。

卸の達人
2,500点以上の商品を取り扱い、入会金や月額料は0円です。ダイエットや美容・健康グッズなどが多くそろっているのが特徴で、個人でも利用可能。1点からでも購入ができるので初めてのドロップシッピングにおすすめです。

オリジナル商品を工場に作ってもらう場合は、以下の方法で委託先を探してみましょう。

▼オリジナル商品を工場に作ってもらう場合の委託先の探し方

インターネットで探す
検索サイトで「商品名や商品カテゴリ+OEM)」「商品カテゴリ+製造委託」といった組み合わせで探すと見つかりやすくなります。
※OEM:自社で商品を製造するのではなく、ノウハウがあるメーカーなどに製造を委託し、販売する方法です。

〇展示会で探す
全国各地で行われている企業の展示会に足を運んで探すというのも一つの手です。
展示会に行って直接会って話をすることで、委託先の企業に雰囲気をつかみやすくなります。

〇海外で探す
国内の企業よりも海外企業のほうが安く請け負ってもらえる傾向にあります。
ただし、海外の企業への委託は、国内の企業以上に製品の品質や実績を慎重に見極めて探さないと、思っていたような商品に仕上がらない可能性があります。
すでに海外企業へ製造を委託している国内企業があれば、相談してみましょう。

1-4.【ステップ④】ネットショップの種類を決める

ステップ④は「ネットショップの種類を決める」です。

ネットショップには、

  • パッケージソフト
  • レンタルショッピングカート
  • モール
  • 専用システム構築

の4つの種類があります。

どのタイプのネットショップが自身にとって最適なのか比較検討できるよう、それぞれのメリット・デメリットや費用を解説します。

1-4-1.パッケージソフト

パッケージソフトはECサイト構築に必要な機能を備えた買い切り型のソフトウェアです。主なパッケージ型の製品には、「SI Web Shopping」や「ecbeing」などがあります。

パッケージソフトのメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット
  • カスタマイズ性が高い
  • 最初からネットショップ(EC)に必要な一通りの機能が揃っている
  • 大規模なネットショップ(EC)サイトの構築にも対応している
デメリット
  • 初期費用、維持費用ともにある程度かかる
  • システムのアップデートによってカスタマイズ部分が正常に動作しなくなる可能性があるため、システムを最新の状態に保てない

パッケージソフトの構築にかかる費用(初期費用)は100万円〜500万円ほどで、月額数万円〜数十万円程度のランニングコストがかかります。

パッケージソフトによるネットショップの構築期間は、サイトの規模によりますが、2ヶ月〜8ヶ月が目安です。

このようなことから、パッケージソフトは以下のようなケースに向いています。

▼パッケージソフトがおすすめのケース

  • 初期費用・年間運用費をペイできる規模の企業(年商1億円以上)
  • 他社と差別化できる独自のECサイトを構築したいケース
  • ECサイトと自社システムを連携させて業務効率化したいケース

1-4-2.レンタルショッピングカート

レンタルショッピングカート(ASP)は、ネットショップ運営のためのショッピングカート・受注管理システムを提供しているWebサービスの一種です。

ネットショップ開業・運営に必要なシステムがサービス事業者側からネット上で提供されるため、初めてでも比較的簡単にECサイトを制作することが可能です。

代表的なサービスとしては「MakeShop」「ショップサーブ」「カラーミー」などがあります。

レンタルショッピングカートのメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット
  • 構築費用(初期費用)・維持費用が比較的安い
  • 短期間で導入・オープンできる
  • サーバーが不要
デメリット
  • デザインの自由度は低く、カスタマイズ性が低い
  • 売上が伸びるほど手数料負担が大きくなる

レンタルショッピングカートの構築にかかる費用(初期費用)は無料〜数万円ほどで、月額無料〜数万円程度のランニングコストがかかります。

初期費用も月額料金のコストは低めですが、一方で商品が売れるごとに3%〜5%の手数料がかかります。

レンタルショッピングカートによるネットショップの構築期間は、サイトの規模によりますが、1週間〜1ヶ月程度が目安です。

このようなことから、レンタルショッピングカートは以下のようなケースに向いています。

▼レンタルショッピングカートがおすすめのケース

  • 低コストでネットショップを開業したいケース
  • ネットショップ初心者の個人で、自分でネットショップを持ちたいケース

1-4-3.モール

モールは、ある一つのプラットフォームに多数のショップが出店する形をとるECサイトです。

代表的なサービスには楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonなどがあります。

ネットショップ開業から運営までに必要なシステムは全てサービス運営側から提供され、またショップ作成までの難易度も低めとなっているため、こちらは専門的な知識がなくともネットショップを開業できる特徴があります。

モールのメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット
  • 主要モールは知名度が高いため集客しやすい
  • 開業にあたり専門知識が必要なく、モールのサポート(集客や運営など)が受けられる
  • 初期費用が少なく、簡単に始められる
デメリット
  • 出店数が多く競合他社との競争になりやすい
  • カスタマイズがしにくく、独自性を出しにくい
  • 商品が売れるごとに手数料が発生し、利益率が低くなる

モール利用の初期費用は無料〜10万円以下で、月額費用は数万~数十万円程度となっており、さらにシステム利用料として月間売上高の2%〜7%程度を支払う必要があります。

制作期間は1週間〜1ヶ月程度です。

こうしたことから、モールは以下のようなケースに向いています。

▼モールがおすすめのケース

  • 事業規模がまだ小さく集客見込みに自信がない、年商企業
  • すぐにネットショップを始めたいケース

1-4-4.専用システム構築

専用システム構築では、ゼロからオリジナルのネットショップのサイトを開発することをいいます。

システム開発を請け負っている業者に依頼するか、または独自でネットショップのサイト制作を行います。こちらはシステムの根幹から全て開発していくため、自由度が非常に高く、要望に沿ったシステムを組み上げることが可能です。

専用システム構築のメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット
  • 独自に開発するため、カスタマイズ性は最も高い
デメリット
  • 全て独自に作るため、構築費用、維持費用が非常に高い
  • 制作期間が長くなる
  • 独自に開発するため、不具合も起こりやすい

専用システム構築の初期費用は1,000万円以上で、月額費用は数十万円程度となっています。

制作期間は4ヶ月〜8ヶ月程度です。

こうしたことから、専用システム構築は以下のようなケースに向いています。

▼専用システム構築がおすすめのケース

  • 年商が数十億円以上の、資金に余裕のある企業
  • 100%カスタマイズし、独自性の高いネットショップを作りたいケース
  • ネットショップ開設に急いでいないケース

1-5.【ステップ⑤】決済方法を決める

ステップ⑤は「決済方法を決める」です。

ネットショップのユーザーには、自分がよく使っている決済手段がないサイトは離脱するという傾向があるため、決済方法を決める工程も重要です。

実際にSBペイメントサービス株式会社が2021年に行った「ECサイトで物品・デジタルコンテンツを購入する際の決済手段に関する調査」では、ECサイトでよく使う決済手段がない場合にどうするかについてユーザーに質問したところ、「サイトを離脱する」と回答した人は男女ともに60%以上、さらに「他のショップで同じ商品を探して購入する」と回答した人は45%以上を占めるという結果が出ています。

つまり、顧客がネットショップで商品を買おうと思っても、顧客の求める決済手段がなければ購入を諦めてしまい、機会損失につながってしまうのです。

そのため、ネットショップは決済方法の豊富さもユーザーの獲得に繋がる重要なポイントです。ショップを立ち上げる際はできるだけ多くの決済方法を取り入れるようにしましょう。

以下にネットショップにおすすめの決済方法をご紹介いたします。

できればすべて導入したいところですが、難しい場合は「クレジットカード」「コンビニ決済」「代金引換」「銀行振込」は採用するようにしましょう。

決済方法
メリット
デメリット
クレジットカード
  • ネットショップで利用率が最も高い
  • 不正利用へのセキュリティ対策が必須になる
コンビニ決済
  • クレジットカードがなくても買い物ができる
  • 幅広い年代が利用している
  • 料金未回収リスクがある (前払方式にするなどの対策が必要)
代金引換
  • クレジットカードがなくても買い物ができる
  • 昔からある決済方法で、高齢の方でも利用しやすい
  • 家に不在、もしくは手元に現金がない場合は再配達が必要になる
キャリア決済
  • スマホ利用者全員をターゲットにできる
  • 利用限度額があるため、高額な商品には使えない
銀行振込
  • クレジットカードがなくても買い物ができる
  • 昔からある決済方法で、高齢の方でも利用しやすい
  • ユーザーに手数料がかかる
  • 銀行の営業時間が限られる
電子マネー
  • 若年層のユーザー取り込みに有効
  • 電子マネーと連携しているショッピングカート会社が少ない
後払い決済
  • 商品を確認してから支払いたいニーズのある顧客を取りこぼさない
  • 決済手数料がかかる
ID決済(〇〇Pay)
  • すでに持っているアカウントと連携するため支払いがスムーズ
  • 決済手数料がかかる

1-6.【ステップ⑥】サイト設計・デザイン制作をする

ステップ⑥は「サイト設計・デザイン制作をする」です。

ネットショップでは、顧客にどんな雰囲気でどんなブランドイメージなのかを視覚的に訴えることができるため、サイトのデザインも重要です。

ただし、見た目だけにこだわり、必要な情報がすぐにわかりにくいサイトはユーザーが離脱しやすくなります。そのためサイトのデザインを考える際は、見た目だけでなく、

  • 情報のわかりやすさ
  • 使い勝手の良さ

にも重点を置いて設計しましょう。

また、利用するネットショップの種類によってはデザインの自由度が大きく異なります。

事前にどこまで拡張性があるのかを確認しておくと良いでしょう。

デザイン制作については、もちろん社内デザイナーがいれば問題ありませんが、いない場合はWeb制作会社に依頼するのが一般的です。

以下のWeb制作会社の選び方を参考にして、Web制作会社へサイトのデザインを依頼しましょう。

▼Web制作会社の選び方

  • こちらの希望のデザインを理解してもらえるよう、Web会議や対面での打ち合わせができる会社を選ぶ
  • ネットショップのサイト制作の実績がある会社を選ぶ
  • 予算がない場合は大規模なWeb制作会社への依頼は避ける
  • 1つの職種に偏らず、プロデューサー、アートディレクター、システムエンジニアなど、各工程の指揮を執るポジションがしっかり組まれている体制の制作会社へ依頼する

1-7.【ステップ⑦】商品登録を行う

ステップ⑦は「商品登録・各種手続きを行う」です。

サイトデザインが完成したら、実際に販売する商品をサイトへ登録するため、以下の3つを行います。

  • 撮影:商品画像の撮影
  • 採寸:商品サイズの確認
  • 原稿:商品説明文の作成

上記業務を終えて商品情報の素材を用意できたら、サイトに商品の登録を行っていきます。ユーザーが商品の魅力、材質や品質を手に取ることなく把握することができるような商品ページの作成を心がけましょう。

この際、CSVデータなどに商品の画像データ・説明文などを事前にまとめておくと、登録がスムーズになるためおすすめです。

登録内容のミスは、機会損失やサイトへのクレームを誘発する事態となるため、入念にチェックしておきましょう。

1-8.【ステップ⑧】ネットショップの配送方法を決める

ステップ⑧は「ネットショップの配送方法を決める」です。

商品の配達は配送会社に依頼する形となるため、利用する配送会社についても事前に取り決めておきましょう。

主な配送会社は下記の通りです。

  • ヤマト運輸
  • 佐川急便
  • 日本郵政
  • 西濃運輸
  • 福山通運

配送会社を選ぶ際には、以下のポイントを参考にして選ぶと、顧客に不安を与えず、安心して利用してもらえます。

▼ネットショップの配送会社を選ぶ際のポイント

◯ショップの商品や特徴と合っている配送会社を選ぶ
商品に合わせて複数の配送業者を使い分けると、配送料を抑えることができます。
たとえば、日本郵便の「クリックポスト」であれば、全国一律198円で商品を送れるため、一度で小さいものを大量に配送するケースに最適です。一方で、大きい荷物を大量に輸送する際には、大型の配送を得意とした西濃運輸や福山通運を選ぶことで、コストを抑えられておすすめです。

◯実績や信頼、国内のシェアがある配送会社を選ぶ
商品を受け取る側の顧客は、無名な配送業者では「無事に商品が届くのかどうか不安」と感じてしまう可能性があります。そのため、実績のある配送業者を利用することで、ネットショップの信頼へとつなげましょう。
以下の配送業者は、国内でもシェアが高く実績も豊富な業者であるため、安心して配送を依頼できます。

  • ヤマト運輸
  • 佐川急便
  • 日本郵政
  • 西濃運輸
  • 福山通運

1-9.【ステップ⑨】テスト注文を行う

ステップ⑨は「テスト注文を行う」です。

テスト注文とは、ユーザーと同じように注文を行い、問題なく受注できるかどうかをチェックすることです。

具体的なチェック項目は下記の通りです。

  • ユーザーがスムーズに商品の購入ができるか
  • サイト上で受注・決済・配送などのデータ処理が正しく行われるか
  • 対応するスタッフが適切な対応・連携が取れるか

事前にテスト注文を行い、ネットショップが正常に運営可能かどうか確認しておきましょう。

1-10.【ステップ⑩】ネットショップの開業・集客

ステップ⑩は「ネットショップの開業・集客」です。

テスト注文を正しく行うことができたあとは、実際にネットショップの開業・集客に移りましょう。

ネットショップをオープンしたら、ユーザーを呼び込むために、

  • SNSで告知する
  • プレスリリースを打つ
  • 広告を出す

など、多くの人に認知してもらえるよう、告知を行います。

まずは認知を拡大することが重要であるため、SNSや自社サイト、広告を出すなどでショップの存在をアピールしましょう。

2.ネットショップ開業までに用意するべきもの

ネットショップ開業までには、別途必要な機材を揃えたり、事業者と契約をしたりする必要があります。

そこで2章では、ネットショップ開業に向けて、

  • 「サービス事業者と契約が必要なもの」
  • 「自身で揃える機材」

に分けて解説します。

2-1.サービス事業者と契約が必要なもの

まずは「サービス事業者と契約が必要なもの」について確認しましょう。

ただし、ネットショップの種類によっては契約が不要なものもありますので、「契約が必要なケース」を参考にして契約の要不要を判断してください。

契約
概要
契約が必要なケース
レンタル
サーバー
Webサイトを作る際に必要となるサーバーを、レンタルすることができるサービス。
  • パッケージソフト、専用システム構築でネットショップを開業するケース
ドメイン
Webサイトの住所のようなもので、「○○.co.jp」などを代表としたホームページのURLに記載される一部のこと。
  • パッケージソフト、専用システム構築でネットショップを開業するケース
  • レンタルショッピングカートではドメインを取得できる場合もある
決済システム

ネットショップのサイト上で使用できる決済手段。

それぞれのクレジットカード会社と個別に契約を行うことは難しいため、

  • クレジットカード決済
  • コンビニ決済
  • 携帯キャリア決済
などまとめて決済手段の導入を代行してくれる「決済代行サービス」の導入がおすすめ。
  • 専用システム構築でネットショップを開業するケース
メール
システム
メルマガ・新着情報のPR・メンテナンスの案内といったメールを大量に一斉配信するためのシステム。
  • パッケージソフト、レンタルショッピングカート、モール、専用システム構築、全てのケースで導入がおすすめ
受注管理
システム
受注管理システムは、ユーザーからの注文の受付・受注処理といった受注管理業務を自動化するシステム。
  • パッケージソフト、レンタルショッピングカート、モール、専用システム構築、全てのケースで導入がおすすめ
顧客管理
システム
顧客管理システム(CRMツール)は、顧客の個人情報・購入履歴・問い合わせ履歴・アンケート結果などの顧客情報を一元管理することができるシステム。
  • パッケージソフト、レンタルショッピングカート、モール、専用システム構築、全てのケースで導入がおすすめ
商品・在庫管理
システム
商品の在庫情報や入荷出荷時の数量の情報をデータとして集積し、在庫を正確に把握・管理するシステム。
  • パッケージソフト、レンタルショッピングカート、モール、専用システム構築、全てのケースで導入がおすすめ

2-2.自身で揃えるもの

自身で揃えるものは以下の通りです。

▼自身で揃えるもの

〇パソコン・スマートフォン
パソコンはショップの規模にもよりますが、デスクトップ型・ノートパソコン型どちらでも問題ありません。またスマートフォンは自身の運営するネットショップの表示確認などにも使用します。

〇プリンタ
納品書・領収書の作成や宛名ラベルの作成などに使用するプリンタも用意しておきましょう。
基本的にはインクジェットプリンターで十分となっていますが、宛名ラベルなど大量に印刷する予定がある場合は作業効率化のため、印刷スピードの速いレーザープリンターがおすすめです。

〇デジタルカメラ
デジタルカメラは商品撮影に使用します。最近はiPhoneなどスマホに搭載されているカメラも非常に高性能になっているため、こだわらない場合はスマホでも十分です。
デジタルカメラを用意する場合は、商品撮影においてはそれほど高性能なスペックが求められることもないため、3万~4万円前後のコンパクトカメラがおすすめです。

〇各種ソフト
画像編集ソフトやセキュリティソフトなど、各種ソフトの導入も行いましょう。
商品画像の編集に使用する画像編集ソフトは、「Photoshop」や「Illustrator」といったAdobe社が提供しているソフトが、扱いやすく機能も豊富でおすすめです。
またセキュリティ対策用のソフトは、「カスペルスキー」・「ESET」・「ウイルスバスター」などが性能が高いとされています。こちらも導入を検討しましょう。

〇梱包資材
商品を配送する際は、下記の梱包資材を用意する必要があります。

  • ダンボール
  • 配送袋
  • ガムテープ
  • エアキャップ
  • 結束資材
  • ラッピング用品

エアキャップや結束資材は、大切な商品を破損から守ってくれる重要なアイテムです。梱包する際は、商品とあわせてこうした資材を忘れずに梱包しましょう。

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3.ネットショップを開業してからの流れ6ステップ

ここからはネットショップを開業してからの大まかな流れをご紹介します。

一通りの流れをチェックし、どういった業務を行っていくのか押さえておきましょう。

3-1.【ステップ①】集客

ステップ①は「集客」です。

まずはショップページへの集客を行います。

以下のような方法をとり、新規ユーザーの獲得を目指しましょう。

  • SNS広告(SNSでアカウント運用を行い集客する)
  • リスティング広告(検索画面に広告を掲載し商品を販売する)
  • SEO(SEO対策を行い検索流入の増加を狙う)

それぞれの集客方法は、効果が出るまでの期間が短期・中期・長期と異なり、また費用も異なります。予算・目的にあった集客方法を選び、使い分けていきましょう。

3-2.【ステップ②】受注管理

ステップ②は「受注管理」です。

受注管理は、ユーザーからの注文を受けて商品を出荷するまでの過程を管理する業務のことを指します。

具体的な業務の例は、下記の通りです。

  • 受注データの取り込み
  • 請求書発行
  • 入金通知

受注管理時にミスがあると、ユーザーからの不信感へと繋がります。受注管理システムを導入するなど、ミスを未然に防ぐための体制をしっかりと整えておきましょう。

3-3.【ステップ③】在庫管理

ステップ③は「在庫管理」です。

在庫管理は、商品を必要な時に必要分だけ供給できるよう、商品・資材・原材料の在庫数や状態を適切に管理するための業務を指します。

仕入れ・出荷など商品の移動がある際は、在庫の調整・管理を行います。在庫不足による売り逃しを防ぎ、必要以上の在庫を抱える無駄な保管コストを抑えるためにも、過去のデータをもとに適切な水準に在庫調整を行いましょう。

3-4.【ステップ④】梱包・配送

ステップ④は「梱包・配送」です。

商品の注文を受けることができたら、倉庫からピッキングを行い梱包後、業者に配送を依頼します。

梱包の際はラッピング対応やお礼メッセージの同梱など、丁寧な対応を心がけることで、ショップ利用の満足度が高まりリピーターの獲得へと繋がります。こちらも確認しておきましょう。

3-5.【ステップ⑤】アフターフォロー

ステップ⑤は「アフターフォロー」です。

商品を購入したユーザーへのアフターフォローも忘れず行いましょう。配送した商品に不手際があれば、それに対する適切な対応が求められます。

また商品に満足いただけたかどうか、感想を問いかけるフォローメールを送信することも大切です。実際にショップを利用した方からの感想をいただくことで、今後のショップの経営の参考にすることができます。こちらも確認しておきましょう。

3-6.【ステップ⑥】分析・改善

ステップ⑥は「分析・改善」です。

最後に「Googleアナリティクス」などのデータ分析ツールを活用し、ネットショップを訪れたユーザーの情報を分析していきましょう。

データ分析ツールを活用することで、ユーザーのサイト内での動向・流入経路・属性などを数値化し確認することができます。

こうした情報をもとに、自身のネットショップの課題点を見つけ、改善を行いましょう。

4.トラブルなくネットショップを開業するために気をつけるべきこと

ネットショップの開業の際には、できればトラブルなくスムーズに進めたいものです。

そこで4章では、トラブルなくネットショップを開業するために気をつけるべきことを解説します。

4-1.許可・資格の取得が必要な商品がないか確認する

1つめは「許可・資格の取得が必要な商品がないか確認する」ということです。

ネットショップで取り扱う商品には、許可・資格を取らなければ販売してはいけないものがあります。

許可・資格を取らずに販売すると法律違反になる恐れがあります。

あとからトラブルに巻き込まれないためにも、しっかりと確認しておきましょう。

許可・資格の取得が必要な商品の種類は下記表の通りです。

商材
必要な許可・資格
衣類(新品)
許可:不要
資格:不要
加工食品
許可:食品衛生法に基づく営業許可
資格:食品衛生責任者
許可:食品衛生法に基づく営業許可
資格:食品衛生責任者
農産物(加工なし)
許可:不要
資格:不要
古物
許可:古物商許可
資格:不要
化粧品
許可:化粧品製造販売業許可
資格:不要
お酒
許可:通信販売酒類小売業免許
資格:なし

上記表に記載されている商材を取り扱う場合は、必要な許可・資格に注意しましょう。

またネットショップでよく取り扱う衣類は、新品であれば許可や資格は不要となっていますが、古着の場合は古物扱いとなり「古物商許可」を取得する必要があるため、注意しましょう。

4-2.商品説明の表現に気をつける

2つめは「商品説明の表現に気をつける」ということです。

商品説明の表現は、虚偽の情報・誇大広告を防ぐために「不当景品類及び不当表示防止法」という法律で厳しく制限されています。特に食べ物やサプリメントの表現規制は細かい指定があるため、事前に確認しておき、商品説明文の表現の仕方に気をつけましょう。

法律で規制されている表現の主なポイントは下記の二点です。

  • 商品の実態と大きく異なる表現
  • 消費者に大きな誤解を与える表現

商品の説明文を作成する際は、こうした表現になってしまっていないか十分に注意した上で作成しましょう。

4-3.「特定商取引法に基づく表示」のページを用意しておく

3つめは「『特定商取引法に基づく表示』のページを用意しておく」ことです。

ネットショップは通信販売に分類されるため、トラブルから消費者を守る「特定商取引法」の対象となっています。このためネットショップの運営者は「特定商取引法に基づく表示」を必ずサイト内に掲載する必要があります。

ネットショップには「特定商取引法に基づく表示」というページがどのサイトにも用意されているため、他サイトのページの記載を参考に、自身のサイトに同様のページを用意しておきましょう。

主な記載事項は下記の通りとなっています。

  • 事業者の名称(法人の場合)または氏名(個人事業主の場合)
  • 住所
  • 電話番号
  • 販売価格
  • 代金の支払方法
  • 代金の支払時期
  • 商品の引渡時期
  • 送料
  • その他購入者が負担する費用 ※銀行振り込み時の振り込み手数料など
  • 返品・交換に関する事項
  • 申込みの有効期限
  • ソフトウェアに関する取引である場合はソフトウェアの動作環境
  • 売買契約を2回以上継続して締結する必要がある場合は、その旨及び販売条件
  • 商品の販売数量の制限など特別な販売条件がある場合の内容
  • 請求により送付する書面の価格
  • 電子メールによって商業広告を送る場合の事業者の電子メールアドレス

ネットショップに記載する「特定商取引法に基づく表示」の実際の例は下記の通りです。

表示事項
表示例
販売会社
会社名・個人名を記載
所在地
〒000-0000
○○県○○市○○-○○
連絡先
電話番号:000-0000-0000
メールアドレス:○○○@○○.com
運営責任者:○○○○
消費税
食品の消費税は8%、食品以外の商品の消費税は10%です。送料は消費税10%です。
支払い方法
【クレジットカード決済】
Visa/Mastercard/JCB/American Express/Diners
・お支払い回数は一括のみ
・カード認証確定後、発送に入ります。
・決済は商品発送後に行います。
送料
商品代金に含む、送料一律1200円など
引渡時期
入金確認後○日以内に発送
返品・交換
万が一商品の破損等があった場合、ご注文内容と異なる場合は送料弊社負担でお取替えいたします。またお客様都合での返品はお断りさせていただいております。

また2022年6月より特定商取引法の改正案が成立し、ネットショップでは新たに商品購入の最終確認画面において6つの契約事項の表示義務も課せられるようになりました。

最終確認画面で表示する必要のある6つの契約事項は下記の通りです。

  • 商品の分量
  • 販売価格・対価
  • 支払の時期・方法
  • 引渡・提供時期
  • 申込みの撤回・解除に関する事項
  • 申込み期間

ネットショップを運営する際、2022年6月以降は、これらの情報を商品の最終確認画面にて簡単に表示する必要があるため注意しましょう。

5.ネットショップを開業して成果を上げるための2つのポイント

ネットショップを開業し、売上を向上させて成果を上げるためにはどうすればいいのでしょうか。

5章では、ネットショップを開業して成果を上げるためのポイントを、以下2つご紹介します。

5-1.SNS運用をする

1つ目のポイントは「SNS運用をする」ことです。

SNSは多くの人の目に触れるオープンな場のため、SNS運用を行うことによってネットショップへの流入経路を増やすことができ、流入数の増加を期待することができます。

ネットショップの集客に利用されているSNSツールには以下のようなものがあります。

SNS
特徴・使い方
向いているケース
Instagram
  • 全世界で10億人、日本国内では2,900万人が利用写真・動画とテキストの両方でアピールできる
  • 他のアカウントやキーワードをタグ付けできる
  • Webサイトへのリンクも貼れるストーリー機能
  • Instagramのアプリ上でお買い物ができるショッピング機能
  • 流行に敏感・影響力の高い20〜30代の女性をターゲットにしている
  • 写真映えすることが大切なので、アパレルやアクセサリー、食べ物やお花、アート作品などを販売するネットショップ
Twitter
  • 日本国内で4,000万人のユーザー
  • 140文字という短文で簡単に投稿ができる
  • リツイート機能など拡散力の高い機能が揃っている
  • 気軽に投稿できるので継続した運営がしやすい
  • Twitterの拡散力や口コミで広めていきたいストアや若い世代に向けた商品を販売しているネットショップ
Facebook
  • 世界で17億人、日本では2400万人が利用
  • 継続的にフィードに表示されるなど、比較的長期に渡り注目される
  • 他のSNSは匿名制なのに対し、実名制
  • コメント機能が充実
  • 長文はもちろん、写真はアルバムとしても投稿ができる
  • ネットショップではお知らせとして使われることが多い
  • イベントに出店したり個展や展示会を頻繁に行うネットショップ(お知らせとしてFacebookを使えるため)
note
  • テキスト・画像・つぶやき・音声・動画の5種類のコンテンツを気軽に投稿できる
  • 文章がとても書きやすく、ストーリーを伝えるプラットフォームとして使える
  • ブランドや商品のストーリーをしっかり伝えたいショップ
  • Twitterとの相性も良いため、Twitterでお客様とのコミュニケーションが多いショップ
Pinterest
  • 自分の好きな画像やGIFをボードと呼ばれるフォルダに保存したり、保存したボードを公開して他ユーザーと共有することで楽しむ
  • 画像を共有することがベースになっているので、他のSNSと異なる人をネットショップに誘導することが可能
  • 商品画像をアップすることが多いネットショップ
  • 中でも、商品・商品写真の世界観が統一されているネットショップや、商品写真にこだわりを持っているネットショップ
LINE
  • 通常のLINE同様にお客様との1:1の会話や、お店から複数人のお客様へ一度にメッセージを送れる
  • お客様やファンの方へのお知らせ(メッセージ)配信ができる
  • 1対1トーク機能を利用したお問い合わせ対応ができる
  • LINEメッセージの開封率は通常のメールマガジンよりも高く、60%を超えている
  • 幅広いジャンルのネットショップに向いている
  • お客さんとこまめに連絡をとる必要があるネットショップ=オーダーメイドを受付けているショップは特におすすめ

※2022年6月時点の情報です

5-2.SEO対策を行う

2つめは「SEO対策を行う」ことです。

SEO対策とは、Googleなどの検索エンジン上で、自社サイトを検索結果の上位に表示させるための対策のことを指します。

SEO対策は無料で行うことができ、また効果的にユーザーの検索流入を増やすことができるため、ネットショップの重要な集客方法となっています。

SEO対策の基本的なポイントは下記の通りです。

  • 潜在顧客が検索しそうなキーワードを予測する
  • キーワードに沿ったテーマを扱ったページを作る
  • サイトの評価が上がるように対策する

また商品名や商品説明文にこだわり、またカテゴリ名・ブランド名・型番など検索に使われやすい特定のキーワードを盛り込むことでも効果のあるSEO対策を実施することができます。

6.ネットショップの売上・顧客データ管理は「セキュリティが担保されているストレージ」ですべき

ネットショップを開業すると、売上や顧客データの管理は、無料のクラウドストレージに保存をする方が多い傾向にあります。しかし、無料のクラウドストレージのセキュリティ機能は万全ではなく、情報漏えいのリスクがあります。

そのため、法人向けに設計され、優れたセキュリティが担保されているストレージを利用するべきです。

NTT東日本の「コワークストレージ」の強みは、以下の3つです。

①リーズナブルで利用しやすい

コワークストレージの特徴として、リーズナブルな料金設定であるという点が挙げられます。

以下のように必要なID数、容量によって細かなプランをお選びいただくことが可能で、プランによって制限される機能がない為、導入後の従業員数や扱うデータ量の変動にも柔軟に合わせてご利用いただけます。

◎ご利用にはインターネット接続環境が必要です。

また、必要に応じてID追加や容量追加もリーズナブルかつお手軽に行うことが可能です。

②高いセキュリティで安心して利用できる

NTT東日本のネットワーク網を使用して「コワークストレージ」に接続するため、高いセキュリティの中でクラウドストレージを利用でき、顧客情報などの漏えいを心配することなく、安心して利用できます。

③トラブル時の対応もスピーディ

お客さまの大切な情報資産をお預かりするデータセンターをはじめ、開発・運用・サポート拠点は日本国内に限定し、海外への業務委託は行っていません。海外のクラウドストレージのように、対応に時間がかかることもなく、スピーディに対応することができ、万が一のトラブル時にも安心です。

ぜひ一度、コワークストレージをご検討ください。

7.ネットショップ開業にまつわるQ&A

ここからはネットショップ開業にまつわるQ&Aをご紹介します。

Q1:ネットショップ開業に使える補助金・助成金はある?

A.ネットショップの開業にあたり利用することができる可能性のある補助金・助成金は下記の通りです。

  • IT導入補助金
  • 事業再構築補助金
  • ものづくり補助金
  • 小規模事業者持続化補助金
  • 地元の自治体・商工会議所による補助金

※2022年6月時点の情報です

ネットショップの開業にあたり、運営資金の確保に苦心しているという方は、こうした補助金や助成金の活用も検討しましょう。

Q2:ネットショップ開業に必要な資格や手続きはある?

A.ネットショップで取り扱う商品が、食品・中古品・化粧品・お酒などである場合は、資格や許可が必要となることがあります。

販売に資格・許可を必要とする主な商品の種類とそれぞれの必要資格・許可は下記の通りです。

商品の種類
必要資格・許可
食品
・食品衛生責任者の資格
・食品衛生法に基づく営業許可
中古品
・古物商許可
化粧品
・化粧品製造販売許可
・医薬部外品製造販売許可
お酒
・通信販売酒類小売業の資格

これら商品を取り扱うネットショップを開業する際は、必要資格・許可を事前にしっかりと確認しておきましょう。

また個人事業主としてネットショップの営業を行う場合は、税務署に「開業届」を提出する手続きを行っておくことが大切です。開業届を提出しておくことで、青色申告や屋号の利用が可能になります。

8.まとめ

この記事では、ネットショップ開業にまつわる基礎知識や、トラブルなく開業するための注意点、成果を上げるためのポイントなどを解説しました。

ここであらためて本記事の内容をおさらいしましょう。

◆ネットショップを開業する流れ10ステップ

【ステップ①】販売したい商品を決定する
【ステップ②】コンセプトとショップ名を決める
【ステップ③】商品を準備する
【ステップ④】ネットショップの種類を決める
【ステップ⑤】決済方法を決める
【ステップ⑥】サイト設計・デザイン制作をする
【ステップ⑦】商品登録を行う
【ステップ⑧】ネットショップの配送方法を決める
【ステップ⑨】テスト注文を行う
【ステップ⑩】ネットショップの開業・集客

◆ネットショップ開業までに用意するべきもの

▼サービス事業者と契約が必要なもの

契約
概要
契約が必要なケース
レンタル
サーバー
Webサイトを作る際に必要となるサーバーを、レンタルすることができるサービス。
  • パッケージソフト、専用システム構築でネットショップを開業するケース
ドメイン
Webサイトの住所のようなもので、「○○.co.jp」などを代表としたホームページのURLに記載される一部のこと。
  • パッケージソフト、専用システム構築でネットショップを開業するケース
  • レンタルショッピングカートではドメインを取得できる場合もある
決済システム

ネットショップのサイト上で使用できる決済手段。

それぞれのクレジットカード会社と個別に契約を行うことは難しいため、

  • クレジットカード決済
  • コンビニ決済
  • 携帯キャリア決済
などまとめて決済手段の導入を代行してくれる「決済代行サービス」の導入がおすすめ。
  • 専用システム構築でネットショップを開業するケース
メール
システム
メルマガ・新着情報のPR・メンテナンスの案内といったメールを大量に一斉配信するためのシステム。
  • パッケージソフト、レンタルショッピングカート、モール、専用システム構築、全てのケースで導入がおすすめ
受注管理
システム
受注管理システムは、ユーザーからの注文の受付・受注処理といった受注管理業務を自動化するシステム。
  • パッケージソフト、レンタルショッピングカート、モール、専用システム構築、全てのケースで導入がおすすめ
顧客管理
システム
顧客管理システム(CRMツール)は、顧客の個人情報・購入履歴・問い合わせ履歴・アンケート結果などの顧客情報を一元管理することができるシステム。
  • パッケージソフト、レンタルショッピングカート、モール、専用システム構築、全てのケースで導入がおすすめ
商品・在庫管理
システム
商品の在庫情報や入荷出荷時の数量の情報をデータとして集積し、在庫を正確に把握・管理するシステム。
  • パッケージソフト、レンタルショッピングカート、モール、専用システム構築、全てのケースで導入がおすすめ

▼自身で揃えるもの

〇パソコン・スマートフォン
パソコンはショップの規模にもよりますが、デスクトップ型・ノートパソコン型どちらでも問題ありません。またスマートフォンは自身の運営するネットショップの表示確認などにも使用します。

〇プリンタ
納品書・領収書の作成や宛名ラベルの作成などに使用するプリンタも用意しておきましょう。
基本的にはインクジェットプリンターで十分となっていますが、宛名ラベルなど大量に印刷する予定がある場合は作業効率化のため、印刷スピードの速いレーザープリンターがおすすめです。

〇デジタルカメラ
デジタルカメラは商品撮影に使用します。最近はiPhoneなどスマホに搭載されているカメラも非常に高性能になっているため、こだわらない場合はスマホでも十分です。
デジタルカメラを用意する場合は、商品撮影においてはそれほど高性能なスペックが求められることもないため、3万~4万円前後のコンパクトカメラがおすすめです。

〇各種ソフト
画像編集ソフトやセキュリティソフトなど、各種ソフトの導入も行いましょう。
商品画像の編集に使用する画像編集ソフトは、「Photoshop」や「Illustrator」といったAdobe社が提供しているソフトが、扱いやすく機能も豊富でおすすめです。
またセキュリティ対策用のソフトは、「カスペルスキー」・「ESET」・「ウイルスバスター」などが性能が高いとされています。こちらも導入を検討しましょう。

〇梱包資材
商品を配送する際は、下記の梱包資材を用意する必要があります。

  • ダンボール
  • 配送袋
  • ガムテープ
  • エアキャップ
  • 結束資材
  • ラッピング用品

エアキャップや結束資材は、大切な商品を破損から守ってくれる重要なアイテムです。梱包する際は、商品とあわせてこうした資材を忘れずに梱包しましょう。

◆ネットショップを開業してからの流れ6ステップ

【ステップ①】集客
【ステップ②】受注管理
【ステップ③】在庫管理
【ステップ④】梱包・配送
【ステップ⑤】アフターフォロー
【ステップ⑥】分析・改善

◆トラブルなくネットショップを開業するために気をつけるべきこと

    • 許可・資格の取得が必要な商品がないか確認する
    • 商品説明の表現に気をつける
    • 「特定商取引法に基づく表示」のページを用意しておく

◆ネットショップを開業して成果を上げるための2つのポイント

    • SNS運用を行う
    • SEO対策を行う

「Instagram」は、Instagram,LLCの商標または登録商標です。
「Twitter」は、Twitter, Inc.の商標または登録商標です。
「Facebook」は、Facebook, Inc.の登録商標です。
「Pinterest」は、Pinterest, Inc. の商標または登録商標です。
「LINE」はLINE株式会社の商標または登録商標です。
「Adobe Illustrator」、「Adobe Photoshop」は、Adobe Inc.(アドビ社)の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
「ESET」はESET, spol. s r.o.の商標または登録商標です。
「iPhone」は、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
「ウイルスバスター」は、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。
「ヤマト運輸」はヤマトホールディングス株式会社の商標および登録商標です。
「佐川急便」は、SGホールディングス株式会社の商標または登録商標です。
「西濃運輸」はセイノーホールディングス株式会社の登録商標です。
「Yahoo!ショッピング」は、ヤフー株式会社及びその関連会社の商標です。
「Amazon」は、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標または登録商標です。
「SI Web Shopping」は株式会社システムインテグレータの登録商標です。
「ecbeing」は株式会社ソフトクリエイトの登録商標です。
「NETSEA」は株式会社NETSEAの登録商標です。
その他、本サイトに記載されている会社名、商品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。

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