農地巡回の負担を軽減！高齢化や労働力不足の課題解決に

[商用化] ギガらくWi-Fi IoTサポートオプション 農業タイプ

さて、最初は「ギガらくWi-Fi IoTサポートオプション 農業タイプ」のブースです。これは、IoTセンサーおよびIoTカメラを使い、「ギガらくWi-Fi」をゲートウェイとして光回線でクラウドにデータを集積・活用することで、農耕地や農作物の生育状態を「見える化」するIoTソリューションです。これにより、農業の効率化や管理作業の軽減など生産現場の稼動を軽減するとともに鳥獣害や窃盗被害対策の効果が期待されるとのことでした。

IoTセンサーは、本体の複数センサーが温度・湿度・地温・日射量・土壌水分などを測定し、測定データをグラフで表示するため、畑やビニールハウス内の環境情報や生育状態を一目で把握できます。また事前に設定した値を基準として、異常な変化を感知した場合はメールやアプリで通知。インターネット環境があれば、対応クラウドサービスから環境情報を遠隔で確認することも可能なのだそうです。

「ギガらくWi-Fi IoTサポートオプション 農業タイプ」は、「稼げるスマート農業」と「持続可能な低コスト農業」の確立をめざしている秋田県県内の自治体に、2018年10月導入されています。足を運ばなくても離れた場所の農耕地の様子が分かり、巡回の手間が軽減されるこのソリューションを活用していただいて、高齢者や未経験者でも今より「らくに」農業に取り組むことができるようになれば、これまでにない新しい日本の農業の時代がはじまる気がします。