ルーター再起動の方法は2つ!トラブルが直らないときの4つの原因・3つの対処法も解説
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2023.7.10 (月)Posted by NTT東日本
インターネット接続環境に不具合が起きたとき、ルーターの再起動で直るケースがあります。一方で、ルーターを再起動する方法が分からない方もいるのではないでしょうか。ルーターの再起動には、設定ツールを使う方法とコンセントを抜き差しする2種類があります。
そこで、今回の記事では、ルーターを再起動する方法や3つの効果について解説します。ルーターの再起動を行っても不具合が解消しないときの原因が分かる内容になっているので、インターネット接続環境のトラブルに悩んでいる担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
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1.ルーター再起動のやり方
ルーターの再起動は、設定ツールを使う方法とコンセントを差し直す2つのやり方があります。この章では、ルーターを再起動する方法をくわしく解説します。ルーターの再起動のやり方がわからないときに、参考にしてください。
1-1.設定ツールを使う
使用しているルーターによっては、パソコンやスマートフォンの設定ツールを使って再起動ができます。設定ツールを使うと、一度電源をオフにした後すぐに再起動するため、ルーターが放熱しにくいというデメリットがあります。ルーターにこもった熱が不具合を起こす原因となっている可能性があるので、触った際に熱さを感じるときは、なるべく設定ツールを使わずに再起動を行いましょう。
1-2.コンセントを差し直す
設定ツールがない場合は、コンセントを差し直して再起動を行ないます。回線終端装置の有無によって手順が異なるので、どちらに該当するか確認した上で再起動を行いましょう。
1-2-1.回線終端装置につながっている場合
回線終端装置とは、複数のデバイスをインターネットに接続するときに必要な機器で、契約時に通信事業者からレンタルできます。回線終端装置とつながっているときは、以下の順序で再起動を行いましょう。
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ルーター、回線終端装置の順にコンセントを抜く
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5分程度放置する
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回線終端装置のコンセントを差して、ランプが落ち着くまで待つ
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ランプが正常に点灯したら、ルーターのコンセントを差す
1-2-2.壁のLANポートにつながっている場合
回線終端装置が無く、壁のLANポートに直接ルーターをつなげている場合は、以下の順番で再起動を行ないます。
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ルーターのコンセントを抜く
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10~20秒程度放置する
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コンセントを差し直す
再起動をするとき、LANポートに接続されているケーブルは差したままで問題ありません。
2.ルーターを再起動する3つの効果
ルーターの再起動によって、以下の効果が期待できます。
- 本体の放熱
- アクセスログの削除
- チャネルの修正
この章では、ルーター再起動の効果を解説するので、不具合を解消するときの参考にしてください。
2-1.ルーター本体の放熱
電子機器は熱に弱いため、ルーター本体に熱がこもると、インターネットの接続に不具合を生じる可能性があります。一般的にルーターは電源が入ったままの状態になっているケースが多いので、本体に熱がこもりやすいです。
ルーターを再起動して一旦電源をオフにすることで、本体を休ませて溜まった熱を放出できます。特に複数のデバイスを接続すると、フル稼働状態になり熱が溜まりやすくなります。熱による不具合を解消するために、定期的にルーターの再起動を行いましょう。
2-2.アクセスログの削除
デバイスがインターネットに接続した履歴をアクセスログといい、使えば使うほどログは溜まっていきます。アクセスログが蓄積すると、インターネット接続環境の不具合が発生しやすくなるので、定期的に削除する必要があります。
再起動して一旦電源をオフにすることで、アクセスログの削除が可能です。1台のルーターで複数のデバイスをつなぐと膨大な量のアクセスログが溜まるので、こまめに再起動して削除することをおすすめします。
2-3.チャネルの修正
1台のルーターに複数のデバイスをつなぐと、チャネル(流通経路)が重複しインターネット接続環境に不具合を生じる可能性があります。再起動によってチャネルの修正が可能なので、電波障害を解消して不具合を直せます。デバイスをルーターに同時接続して使うことが多い場合は、電波の混線を解消するため定期的に再起動を行いましょう。
3.ルーターを再起動する際の4つの注意点
ルーターの再起動を行うときは、抜き差しの順序や設定値の保存など注意点があります。そこで、この章ではルーターを再起動するときの注意点を解説します。最悪の場合、ルーターが故障する原因になる可能性があるので、注意しながら再起動を行いましょう。
3-1.抜き差しの順序を守る
ルーターの再起動でコンセント・ケーブルの抜き差しや電源のオンオフを行うときは、決まった順序があるので注意が必要です。ルーターと回線終端装置の電源を落とすときは先にルーターをオフにし、電源を入れるときは回線終端装置を最初にオンにします。順序を守らないと、ルーターの故障や電流の逆流を招く可能性があるので注意しましょう。
近年、回線終端装置とルーターがひとつになっている一体型の機器が増えています。一体型のルーターの場合は決まった順番はないので、順序を気にせず再起動をして問題ありません。
3-2.設定値を保存しておく
ルーターは初期設定の状態でも使用できますが、設定値を変更している場合は、再起動をする前に保存しておきましょう。設定値を忘れてしまうと、再起動後にWi-Fiが使えなくなる可能性があります。また、設定値を保存しておくことで、再起動をした後の設定作業を省略できます。
3-3.自動更新中は避ける
ルーターによっては、ソフトの自動更新機能が搭載されています。ルーターが自動更新を行っているときは、再起動を行わないようにしましょう。自動更新中に再起動を行うと、ルーターが故障する可能性があるので注意が必要です。
再起動をするときは、必ずルーターが自動更新をしていないか確認しましょう。機種によって確認方法は異なりますが、本体のランプで自動更新中かどうかが分かります。確認方法が分からない場合は、取扱説明書を読んでください。
3-4.時間を十分にとる
ルーターをオフにした後は、放置する時間を十分にとってから再度電源を入れてください。電源をオンにするまでの時間が短すぎると、ルーターに負担がかかる原因になります。さらにバッテリーを消耗する可能性があるので、再起動をするときは時間を十分にとりましょう。
特に、ルーター本体の放熱を目的に再起動を行う場合、電源を入れるまでの時間が短いと機器が冷却されません。時間を十分にとって本体を冷却させてから、再度電源を入れるようにしてください。
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4.ルーターを再起動させてもトラブルが直らない原因
ルーターの再起動をしても不具合が直らない場合は、その他の機器に原因があったり設置場所が悪かったりする可能性があります。この章では、ルーターの再起動をしてもトラブルが直らない原因を解説します。再起動をしてもトラブルが直らず原因が分からない方は、ぜひ参考にしてください。
4-1.デバイス・回線終端装置の不具合
ルーターの再起動をしてもトラブルが直らないときは、デバイスや回線終端装置など他の機器に原因がある可能性があります。パソコンやタブレットなどのWi-Fi設定や、機内モードになっていないかなどを確認してみましょう。
もしWi-Fi設定がオンになっている場合は、一度オフにしてから再度設定してみてください。また、もし回線終端装置の再起動をしてもランプが正常に点灯していない場合は、不具合が生じている可能性があるので確認してみましょう。
4-2.接続している端末が多い
ルーターによって、最大接続台数が決まっています。再起動をしてもトラブルが解消されない場合は、最大接続台数を超えている可能性があるので確認してください。機種によって接続できる数が違うので、複数のデバイスをつなぐ予定がある場合は事前に確認しておきましょう。もし接続可能台数が足りない場合は、今使っているものよりも最大数が多いルーターへの買い替えを検討する必要があります。
4-3.ルーターの設置場所が悪い
ルーターの設置場所が悪いと、インターネット接続環境が不安定になったり遅くなったりする可能性があります。特にルーターの周りに障害物が多いと電波を遮ってしまい、接続が不安定になりやすいので注意しましょう。その他にも、テレビや電子機器の近くや窓や壁の近く、棚のなかにルーターを置くのは避けることをおすすめします。
4-4.通信障害が起きている
ルーターやその他の機器に不具合が見られない場合は、インターネット回線に通信障害が発生している可能性があります。通信事業者の公式サイトやSNSなどで、通信障害の有無を確認してみましょう。通信障害以外に、メンテナンスでインターネットに接続できない可能性があります。メンテナンスは事前にアナウンスされるため、その時間帯を避けて再起動を行ってみてください。
5.ルーター再起動しても不具合が解消されないときの対処法
ルーターを再起動をしても不具合が解消されないときは、設置場所や周波数帯の変更などを行うことで改善される可能性があります。この章では、ルーターの再起動を行っても不具合が解消されないときの対処法を解説するので、インターネットにうまく接続できないときの参考にしてください。
5-1.ルーターの設置場所を変える
ルーターの設置場所が悪くて不具合が生じているときは、設置場所を変えることで解消される可能性があります。Wi-Fiの電波はルーターから360度球体状に飛んでいるため、部屋の中心部の床から1~2mの高さに置くのがおすすめです。建物が2階以上の場合は、2階の部屋に置くことをおすすめしますが、1階建ての場合は一番利用する部屋にルーターを設置しましょう。
5-2.周波数帯を変更する
ルーターは、2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯が使用できます。Wi-Fi環境によりますが、周波数帯を変更するだけでインターネット接続環境の不具合が解消されることがあります。現在使用している周波数帯が2.4GHzの場合は5GHzに変更し、インターネットに問題なく接続できるか試してください。
5-3.初期化を行う
再起動しても不具合が解消されないときは、ルーターの初期化を試してください。ただし、初期化すると設定がすべてリセットされてしまうため、他の対処法を試したうえでの最終手段として行いましょう。初期化の方法は機種ごとに異なるので、取扱説明書を確認してください。もし初期化をしても不具合が解消されない場合は、機器が故障している可能性が高いので通信事業者に問い合わせることをおすすめします。
6.まとめ
ルーターの再起動は、設定ツールを使う方法とコンセントを差し直して行う2つのやり方があります。ルーターの再起動には本体の放熱やアクセスログの削除などの効果があるので、不具合を解消できる可能性があります。
ルーターの再起動を行うときは順序を守り、時間を十分にとることが大切です。注意点を守らずに再起動を行うと、ルーターが故障する可能性があるので気を付けましょう。もし再起動を行っても不具合が解消されない場合は、ルーターの設置場所を変えたり初期化をしたりすると直ることがあるので試してください。
ルーターやデバイス、回線終端装置などのインターネットに関する機器を、別の事業者に委託していると不具合が発生した場合にそれぞれの事業者に問い合わせる必要があります。一元管理することで、問い合わせをする手間やコストが抑えられます。「おまかせITマネージャー」はインターネットに関する機器を一元管理するサービスを提供しているので、興味のある方はぜひ詳細をご覧ください。
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