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ルーター本体の寿命は4〜5年!疑うべき症状や対処法・買い替えの時期を解説

  • 2023.7.10 (月)
    Posted by NTT東日本

ルーター本体の寿命は4〜5年!疑うべき症状や対処法・買い替えの時期を解説

インターネットを無線で利用するのに欠かせないルーターに、寿命があるのをご存じでしょうか。もし寿命に気づかず使い続けていると、接続トラブルが発生し業務が停止する恐れがあります。

そこで今回の記事では、3つに分けられるルーターの寿命について解説します。また寿命を疑うべき症状や、異常が発生したときの対処法、買い替えのタイミングについてもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。

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ルーターの3つの寿命

毎日の業務に問題が発生しない限り、通信機器の故障を疑うタイミングは少なくなるでしょう。もし寿命を迎えたルーターを使い続けると「接続が安定しない」といった通信トラブルが発生する可能性があります。

そこで本章では、ルーターの寿命について以下3つのポイントで解説します。

  • ルーター本体
  • 通信方式
  • 情報セキュリティ

ルーターの買い替えの目安が分かるので、ぜひ参考にしてください。

ルーター本体【4~5年】

ルーター本体には、物理的な劣化による寿命があります。長年同じルーターを使用していると、外部の破損や汚れ、熱やほこりによる内部の傷みが出てきます。

あくまでも目安になりますが、おおよその寿命は4〜5年程度です。5年以上稼働させても普段通りに使える場合もありますが、劣化が進むと何かしらの不具合が出てくるでしょう。

また使用環境や使い方・ルーターの耐久性によっては、目安の期間よりも早く寿命を迎える可能性があります。また、ルーターの故障内容にもよりますが、メーカーの保証期間内であれば無償修理が可能です。

保証期間は一般的に1〜3年なので、修理が有償になる場合は買い替えた方がお得になる場合があります。基本的に水没や落下などが原因による故障は、保証対象外となります。

通信方式【2~6年】

ルーターに対応する通信方式は、2〜6年程度おきに更新されています。そもそも通信方式とは「無線LANの種類」のことで、更新のたびに通信速度の向上がされています。

現在は第6世代の「Wi-Fi6」と呼ばれる方式が最新ですが、2024年ごろにWi-Fi7が登場する見込みです。このように新しい通信方式が登場しているのに、使用しているルーターが古いままでは回線本来の速度が出せません。

ストレスのない通信環境を構築するには、新しい方式に対応したルーターを使用する必要があります。1つの機種を長く使用するより、ある程度の年数が経ったら「寿命」と考えて買い替えを検討しましょう。

情報セキュリティ【2~5年】

無線LANの通信は、不正アクセスを防ぐために暗号化されています。暗号化方式は2〜5年おきに進化しているため、その期間を過ぎると「情報セキュリティ面の寿命」と言われる状態になるのです。

古いルーターは昔の暗号化方式にしか対応できないので、専用のソフトなどを使えば簡単に解析されてしまいます。長年同じルーターを使用していると、個人情報や機密情報などが流出する危険性もあるので注意が必要です。

万が一不正アクセスをされた場合、大きな損失につながる可能性もあります。情報セキュリティを脆弱化させないためには、5年を目安にルーターの買い替えを検討しましょう。

ルーターの寿命を疑うべき3つの症状

ネットの使い心地が悪くなると、ルーターの耐用年数が過ぎている可能性があります。しかし、ルーターの寿命を判断するのは「難しい」と考えるのではないでしょうか。

そこで本章では、ルーターの寿命を疑うべき以下3つの症状について紹介します。

  • 途中で接続が途切れる
  • 通信速度が低下している
  • 電源が入らない

同じような症状が出ていないか、ぜひチェックしてください。

途中で接続が途切れる

オンライン会議や動画の視聴中などに「接続が途切れる」「つながりにくい」といった症状が続く場合はルーターに問題があるかもしれません。とくに移動もしていないのに「インターネットに接続されていません」といった表示が画面に出る場合はルーターの寿命を疑いましょう。

一時的な接続不良は様子を見る必要がありますが、不具合が続く場合は買い替えを検討するのもおすすめです。またルーターに問題がない場合は、以下のような原因も考えられます。

  • ONUの故障
  • LANケーブルの劣化
  • パソコン側の性能が低い

ルーターだけでなく、周りの通信機器も1つずつ問題がないか確認しましょう。

通信速度が低下している

寿命を迎えているルーターは、通信速度にも影響を与えます。例えば、メール受信やWebサイト閲覧など、普段の作業のなかで「いつもより通信が遅い」と感じる場合はルーターの寿命を疑いましょう。

とはいえ回線の混雑などで一時的な速度低下は発生するため、すぐに寿命と判断せず何日か様子を見ることをおすすめします。回線速度の基準は、以下を参考にしてみてください。

利用シーン

理想の回線速度

動画の視聴

25Mbps

Web会議

15Mbps

メールの送受信

1Mbps

Webサイトの閲覧

10Mbps

上記の基準だけで判断しにくい場合は、通信速度を計測できるサイトを利用してみるのもおすすめです。実際の通信速度を測り、速度が低下しているか確認してみましょう。

電源が入らない

コンセントやケーブルなどに問題がないのに、電源が入らない場合は寿命を迎えているかもしれません。購入してすぐであれば不良品や接続ミスなどの可能性がありますが、長年使っているルーターであれば寿命が考えられるでしょう。

またルーターには、以下のようなランプがあります。

  • POWER(電源)
  • ACTIVE(通信状態)
  • AIR(無線通信状態)

製品によってランプの色や形状は違いますが、点滅速度や色の変化を見て電源の状態やエラーの種類を確認できます。電源が入らないときは全てのランプが消灯しており、例えばPOWERランプがオレンジ色に点滅している場合はエラーが発生している状態です。

ルーターの寿命ではなく、エラーの状態であれば修理できるかメーカーに問い合わせてみましょう。修理期間は1週間程度掛かることもあるので、その間はインターネットが使えなくなります。保証期間が過ぎている場合は「寿命」と考えて買い替えもおすすめです。

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ルーターの寿命を疑う症状が出た際の対処法3選


ルーターの寿命と思われる症状が出た場合「どうすればいいか分からない」と悩まれるのではないでしょうか。そこで本章では、ルーターの寿命を疑う症状が出た際の対処法を3つ紹介します。

  • 再起動
  • 端末の接続台数を減ら
  • ソフトウェアの更新

ルーターを買い替える前に、ぜひ一度確認してください。

ルーターの再起動

ルーターを再起動すると、インターネット通信の不調を改善できる可能性があります。まずはコンセントを抜き、電源を落としたら10分程度待ちましょう。

放置することでルーター内の熱を放出させたり、端末同士の干渉を遮断し不調の改善ができたりすることがあります。再度、コンセントを差したら通信状況を確かめてください。

ルーターの不具合は再起動で改善されることが多いですが、それでも直らない場合は初期化(リセット)する方法もあります。しかしルーターを初期化すると出荷状態に戻り、設定を最初からやり直さなければいけません。初期設定に手間が掛かるので、どうしても動かないときの最終手段にしましょう。

端末の接続台数を減らす

パソコンやスマホなどの同時接続数が増えすぎると「ネットワークに接続できない」といったトラブルが起きやすくなります。つなげられる端末は無制限ではなく、機種ごとに上限があるので注意が必要です。

上限を超えないように、接続できる台数を確認しておきましょう。つなげられる接続台数は、ルーター本体の画面やラベルシール、または説明書に記載があることが多いので確認してください。

既に上限を超えている場合は、以下の方法がおすすめです。

  • 不要な端末があれば取り除く
  • 何台か優先接続に切り替える
  • ルーターを買い替える

この他にも、新しいルーターをもう1台増設する方法もあります。ただし、台数を増やすと電波干渉を起こして回線が不安定になるケースもあるので注意しましょう。

ルーターのソフトウェア更新

正常にインターネットを使えない場合は、ルーターのソフトウェアが古いままになっている可能性があります。最新のものでないルーターは情報セキュリティレベルが低くなり、悪意のある攻撃を受ける確率が上がるので注意が必要です。

メーカーは性能の向上や不具合を解消するため、定期的に新しいソフトウェアを提供しています。アップデートはつい忘れがちですが、安全な状態を保つために定期的に更新を行いましょう。

更新の方法は製品によって異なるので、説明書や公式サイトを確認するとスムーズです。寿命を迎えていない場合でも、定期的に更新をすることで情報セキュリティ面の強化につながります。

ルーターの寿命以外で買い替える3つのタイミング

ルーターが寿命を迎えて使えなくなると、買い替えを検討する方は多いでしょう。ただルーターを買い替えるタイミングは、寿命を迎えることだけではありません。

そこで本章では、寿命以外の買い替えのタイミングを以下の3つを紹介します。

  • 回線を乗り換えて通信方式が変わったとき
  • 端末の買い替え・新規購入したとき
  • 引っ越しのとき

ぜひ、ルーターを変更する際の目安にしてください。

回線を乗り換えて通信方式が変わったとき

ルーターだけでインターネットを使うことはできないので、基本的には回線の契約が必要です。現在は、さまざまな回線事業者が通信サービスを提供しているため「通信費を抑える」などの理由で乗り換えることもあるでしょう。

回線の乗り換えで使用していたルーターを引き継ぐこともできますが、新しい契約プランによっては注意が必要です。例えば、通信速度を向上させるために回線を変更しても、旧ルーターが通信速度や方式に対応していないと性能を活かせません。インターネット回線を変更した場合は、最大通信速度や方式に合わせてルーターを選びましょう。

端末の買い替え・新規購入したとき

新しくスマホやパソコンを導入した際は、できればルーターの買い替えも検討してください。端末の種類や接続台数によってルーターにかかる負担が異なるため、なるべく最新のものを導入するのが望ましいです。

また最新機種ともなると、方式は新しくなり通信速度もより良いものになっています。せっかく端末を新しくしてもルーターが古いままでは「通信速度が以前と変わらない」と感じる可能性があります。

ルーターが最新の端末に対応していない場合は、買い替えを検討しましょう。そして最近はパソコンだけでなく、スマホやタブレットなどにもWi-Fiをつなげる機会が増えました。知らないうちに接続台数の限界を超えてしまうこともあるので、注意してください。

引っ越しのとき

オフィスを移転するときは、新しい回線に乗り換えるケースもあるでしょう。しかし、ルーターの買い替えを検討する方は少ないのかもしれません。

ルーターにはさまざまな種類がありますが、それぞれ使用できる広さが異なります。もし今までよりオフィスが広くなる場合、同じルーターでは電波が届かなくなる可能性があります。

またビルから2階建ての店舗やオフィスに引っ越す際も、ルーターの買い替えが賢明です。階層が増える場合は、設置場所なども考慮すると良いでしょう。

ルーターの寿命を把握するならネットワーク環境を一元管理できるサービスがおすすめ

ルーターには寿命があるため、必要に応じて新しい方式のものに買い替えを検討しましょう。寿命の目安は、以下のとおりです。

  • 本体の寿命4~5年
  • 通信方式の寿命2~6年
  • 情報セキュリティの寿命2~5年

またルーターの寿命が近くなると「接続が切れる」といった症状が出やすくなります。とくに電源が入らない場合は、すでに耐用年数を超えている可能性が高いでしょう。

解決策として「再起動」や「端末の接続台数を減らす」といった方法があります。ルーターなどの通信機器の管理にお困りの方は、ネットワーク環境の管理を一元的に任せられるおまかせITマネージャーがおすすめです。

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