ネットワーク監視を行うための4つの行動とメリット3選!ツール選びの5つのポイントを紹介

  • 2024.6.28 (金)
    Posted by NTT東日本

ネットワーク監視を行うための4つの行動とメリット3選!ツール選びの5つのポイントを紹介

企業にとって、業務や連絡手段としてネットワークの利用は欠かせません。もしトラブルが起きてネットワークが停止してしまうことがあれば、企業にとって大変な損失となります。そのため、トラブルが起きないよう、ネットワークの動向を常に監視しておくことが重要です。

そこで今回の記事では、ネットワーク監視を行うための4つの行動やメリット・監視ツールの選び方について解説します。ぜひ参考にしてみてください。

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ネットワーク監視とは?概要を解説

ネットワーク監視の意味は、ネットワークシステムが異常なく稼働しているかどうかを見守ることです。ネットワークを介するさまざまな機器から情報を集めて「性能に異常がないか」「障害の発生につながる前兆がないか」などを確認します。

近年では、社内業務や社内外の連絡手段などにネットワークが普及しています。不具合が起きて業務がストップすると、受発注や在庫管理などに支障が出て企業に損失が出るでしょう。何かトラブルが起こる予兆がないか、常にネットワークを監視して障害を防ぐことで、異常が発生したときの影響を最小限にできます。

ネットワーク監視を行うための4つの行動

ネットワーク監視の対象となるのは、以下の3つです。

  • サーバーの性能(OS、データベース、アプリケーションなど)
  • ハードウェアの動作
  • ネットワーク機器の性能(ルーターなど)

これらについて、以下のような4つの行動で監視を行います。

    • 死活監視
    • ハードウェアの状態監視
    • トラフィック監視
    • サービス・プロトコルの遅延監視

それぞれの行動について、詳しく見ていきましょう。

死活監視

死活監視とは、サーバーなどのネットワーク機器の稼働状態に異常が見られないか確認することです。監視方法には、以下の2種類があります。

  • Ping
  • ポート監視

「Ping」とは、ネットワーク機器が正常に動いているか確認するためのコマンドです。機器のIPアドレスにPingを送信して、問題なく稼働していることをチェックします。

もうひとつの「ポート監視」とは、Webサーバーのポートにアクセスして異常がないか確認する方法です。Pingやポート監視によって、通信障害を起こすようなネットワーク上に問題を見つけた際は、速やかな対応が必要になります。

ハードウェアの状態監視

ハードウェアの状態監視では、ネットワーク機器のCPUやメモリ、ハードディスクの使用率やプロセス数などのリソースを監視します。また、ネットワーク機器のTRAP監視により、障害が起きていないかのチェックも行います。

TRAPとは、ネットワーク機器に不具合が生じた場合に発生するシグナルです。監視ツールでTRAP監視を行うことで、問題が発生しているかを確認します。

トラフィック監視

トラフィック監視とは、ネットワーク回線が混雑しているかを確認することです。ネットワークに問題がなくてもデータ通信が混み合っていると、レスポンスが遅くなり全体のパフォーマンスが低下します。

ネットワークのパフォーマンスが低下しているかの判断は、サーバーからの応答までにかかる時間を計測することで行われます。速度低下が起きているようなら、利用状況に応じて帯域幅や設備の増減を行い、ネットワークが遅延しないように対策が可能です。

サービス・プロトコルの遅延監視

ネットワークの速度が遅くなる原因がないか確認するために、ネットワーク上で行われるプロトコルやサービスの応答時間を確認します。動作遅延の判断は、アクセスの応答時間をグラフにして分かりやすく可視化することで行われます。また、検知された反応の遅れが、一時的なものであるかをチェックすることでも判断可能です。

ネットワーク監視を行うメリット3選

社内業務や連絡手段として欠かせない通信ネットワークを監視して不具合を事前に検出することは、企業にとって必要不可欠です。ネットワーク状況を監視することで得られるメリットは、以下のとおりです。

  1. ネットワーク障害の予防・早期発見
  2. ネットワーク運用の安定
  3. 管理者の負担や設備投資コストの軽減

それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。

ネットワーク障害の予防・早期発見

ネットワーク監視を行うことで、事前に障害の発生を防ぎ不具合を早期発見して、企業が被る損害を最小限に抑えます。一方で、CPUやメモリの使用率が高くなることで、ネットワークの性能面が低下することがあります。

サーバーのダウンなど直接的なダメージが発生することはありませんが、ネットワーク監視により前もって発見しておくことで、迅速に対応できるでしょう。このように、ネットワーク障害の原因を早めに特定できるので、業務をストップさせる危険を回避しスムーズな運用が可能です。

ネットワーク運用の安定

常にネットワーク監視を行い対策することで、障害の兆候を早期に発見し不具合を防止できることもメリットの1つです。商品の受発注にネットワークを活用している企業では、トラブルにより機能が停止すると、販売機会だけでなく顧客からの信用も失ってしまいます。ネットワーク監視により事前にトラブルを回避することで、顧客の信用を維持できるでしょう。

管理者の負担や設備投資コストの軽減

数多くのネットワーク機器を管理する際には、ハードウェアやアプリケーション、OSなどさまざまな種類に合わせた管理が必要になります。多くの管理項目をチェックする必要があるため、管理者の負担が大きくなるでしょう。

そこで、ツールを用いてネットワーク監視を行うことで、複雑な手順が簡素化されます。これにより、管理者の負担を減らし効率的な運用が可能になります。

また、ツールを使うことで、ネットワーク機器やサーバーの使用率を客観的に判断できることもメリットの1つです。CPUやメモリ、ディスクの使用量をツールで確認することで、サーバーの増強などの設備投資を最適な規模で行えます。

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ネットワーク監視ツールを選ぶ際に確認すべき5つのポイント

企業に監視ツールを導入する際、確認するポイントは以下の5つです。

  1. 目的やネットワーク環境に合うツールか
  2. カスタマイズがしやすいか
  3. サポート体制やセキュリティは整っているか
  4. 予算や運用コストに無理がないか
  5. 使いやすいツールであるか

ここからは、それぞれのポイントについて解説します。自社への導入を検討している担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

目的やネットワーク環境に合うツールか

自社で監視したい機器やアプリケーションなどが含まれているか、ツールの仕様を確認しましょう。監視対象が「ネットワーク機器やOSの動作のみで良いのか」「プロセスやアプリケーション・クラウドまで含まれるのか」によって対応できるツールが異なります。監視したい範囲がどのくらいの規模なのか、事前に確認してから選ぶと良いでしょう。

カスタマイズがしやすいか

自社で使う機器について、テンプレートで設定できる数が多いと効率的にネットワーク監視が行えます。監視項目などの設定方法は、開発メーカーや機器の種類によって変わるため、テンプレートでカスタマイズできるかどうかは業務効率化のために重要です。

カスタマイズに対応していないツールは、自社で利用しているネットワークサーバーの機器が多い場合、効率的な運用が難しい場合があります。ツールを選ぶ際には、自社のシステムに合わせて、テンプレートのカスタマイズが可能か確認しましょう。また、テンプレートを利用してネットワーク監視を行うことで、専門知識がなくても運用しやすくなります。

サポート体制やセキュリティは整っているか

ネットワーク監視ツールを運用するには、システム担当者にある程度の専門知識が求められる場合があります。使い方が分からないとき「不具合が起きたときに対処してもらえるか」「運用サポート体制が整っているか」を確認しておくと安心です。

また、ツールを選ぶ際にはセキュリティ面もチェックしましょう。監視システムのセキュリティ性能が不十分だと、サイバー攻撃を受ける可能性があります。自社の情報をサイバー攻撃から守るため、セキュリティが整ったツールを選ぶのがおすすめです。

予算や運用コストに無理がないか

導入時にかかる初期費用やメンテナンスなどの運用コストが、自社で設定した予算に合っているツールを選びましょう。高額なツールを導入すると運用コストが上がり、他の予算を削ることになったり設備投資が滞ったりする場合があります。

ネットワーク監視ツールには、フリーソフトがありますが監視範囲が限定されています。複数のツールを導入する必要があり、管理に手間がかかるでしょう。企業の使い方に合わせて、さまざまなプランを用意しているので、複数のツールを比較検討するのがおすすめです。

使いやすいツールであるか

ネットワーク監視ツールを運用するには、専門的な知識が必要になる場面があります。ネットワーク業務を行うシステム担当者の意見を聞きながら、使いやすいツールを導入するようにしましょう。自社の機器を監視するために「必要な機能がそろっているか」「テンプレートはあるか」などを確認しながら選ぶことをおすすめします。

ネットワーク管理サービス「おまかせITマネージャー」の特長



NTT東日本の「おまかせITマネージャー」は、ネットワーク管理サービスです。時間と手間がかかるLAN管理を、サービスで行うことにより、システム管理者の負荷を軽減します。また、企業に合わせたサポート体制も整っていることが特徴です。ここでは「おまかせITマネージャー」の特徴について紹介します。

業務負担の軽減

ネットワーク管理サービス「おまかせITマネージャー」を活用すると、運用の簡素化やコストの抑制、またネットワークの信頼性を維持できます。

企業に欠かせないネットワーク監視をアウトソーシングすることで、自社の複雑なLAN管理からシステム管理者を開放できるでしょう。また、システム管理者などIT業務メンバーの負担を軽減することで、本来の業務であるIT戦略プロジェクトに取り組めるようになります。

企業に合わせたサポート

「おまかせITマネージャー」では、企業が必要とするサポートの量を選べます。たとえば「企業全体のネットワークのサポートが必要か」「システム管理者が不在である支店のネットワークのみサポートが必要か」が選択可能です。さまざまな種類のLAN管理オプションから、企業の使い方に合わせた機能を選択できるため効率的に運用できます。

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まとめ



ネットワーク監視とは、正常に動いているかネットワークを確認することです。ネットワークを監視することで、事前に不具合を発見して対応できるため、大きなトラブルが発生することによる企業の損失を防ぎます。また、前もって障害を取り除くことで、安定したネットワーク運用が可能です。

NTT東日本の「おまかせITマネージャー」は、複雑なLAN管理などのネットワーク管理をツールで行います。監視項目が異なるネットワーク機器について、それぞれ別々ではなく一括で管理することで、システム管理者の負担を軽減できるでしょう。また、企業に合わせてサポートの量を調節することも可能です。この機会に「おまかせITマネージャー」を検討してみてはいかがでしょうか。

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